関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

ヤフオクに、旧ソ連の「使用済み」宇宙服&操縦席。 ソユーズ "操縦席" は、ヴィクトル・サビニフ博士が座ったに違いない件。

2014年12月01日 | 日記
これ、ロシア・ウォッチャーの端くれとしては見逃せないネタなので、食いつきましたw

少なくともソ連時代、ソユーズの操縦席の座面パーツは、操縦士ひとりひとりの体型に合わせてオーダーメイドされていました。狭い操縦室内で、最大限の対衝撃安全性とホ-ルド性を確保するために、このチューニングは欠かせませんでした。

で、件のオークション出品・・・画像を見ると、座席に「СВП」とシールが張られてる。

ピン!ときましたですよ^^。 これは(そこに座るよう指定された)飛行士のイニシャルに違いない!と思ったのですね。英字だと、「SVP」・・・ネット上に該当する飛行士の名は奇しくも、ひとりしか!おりませんでした。

それが、Савины́х, Ви́ктор Петро́вич氏。 (イニシャル表記でなく)呼び名で言うなら・・・「ヴィクトル・ペトローヴィチ・サビニフ」、もしくは単に「ヴィクトル・サビニフ」です 【と言うのも、ロシアのソ連世代人には「ヴィクトル・ペトローヴィチ」さんは大勢いる。宇宙ならイザ知らず、地上訓練時は「サビ二フ、ヴィクトル(СВ)」で通ってたでしょう。 ちなみに、現役のロシアの大物政治家にヴィクトル・イワノフという人がいますが、この人もフル氏名は「ヴィクトル・ペトローヴィチ・イワノフ」です

実は このかた、飛行操縦を専門とする軍人さんではなく、「民間人」

飛行士としては医学研究スタッフとして、地上勤務中は技術開発スタッフとして任務を担った“エンジニア”、であったようなんですね。 ですから、たまたま日本に流出したこの座席は、厳密には「操縦席」と言うより「助手席」なんじゃないかとw

さすがに、と言うか・・・座席と宇宙服は年代が一致しない(=つまり、宇宙服の方はサビニフ「博士」のモノではない)とは、かの《TV鑑定団》でも診断されていたようです。 博士が実際に何度か着用した宇宙服の、少なくとも1着はロシアのどこかで?展示中らしいコトがワカりました【 →画像:下 】






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