関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

🌼哀悼🌼 …… 自死は、遺された者をも苛(さいな)める。

2020年09月27日 | 日記

最期まで"不幸な素振り"も見せず、突然に命を閉じた役者さんの報にふれるのは悲痛だ。

誰しも、胸に去来する想いは同じだろう。この人は、自身の幸せまでも「実は、人知れず演じ続けていたのか❕❔」と。

わたしはこの人のファンでもなければ、出演作もドラマ映画を問わず、ほとんど観た記憶が無い。

ただ、自分が人生の階段を転げ落ち、ニート街道が目前に拡がり、東京へ仕事で行くのに初めて(新幹線でなく)格安の高速ツアーバスを使ったとき、道中のタレ流し映画でバス先頭の搭載モニターに映し出されていたのが……かの邦画『いま、会いにゆきます 』のDVDだったのだけ、痛烈に脳裏に焼き付いてる。

その映画さえ、話の最初の方だけ、イヤホンを耳に入れず無音のまま、ぼんやり視界に入れてるだけだった。途中で目を逸らし、観るのさえ止めてしまった。自分の心が、いちばん枯れて荒(すさ)んでた瞬間に、たまたま彼女の出演映像が近くに在った……というだけでしかない。

だからこそ、その後の自分の長~い貧困ライフとは無縁の「雲の上の満帆人生」を、この人には(せいぜい勝手に)歩んでいってくれ。オレはオレで、小汚いドブの中を流れてゆくから……と達観してたのだ。そんな彼女が離婚、再婚、出産するなり自殺。わたしより早く逝くなどと想ってもいなかった。自身の「達観したつもりの思い込み」にまで裏切られ、つかのまアタマん中も真っ白になった。

(自殺の)理由は分からない。

ただクローゼットの中で妻が首吊り、というとどうしても思い出してしまうのが少し前の、文京区の母子4人無理心中だ。このとき自死した妻は(年上だけど精神的に幼稚な)夫への恨み節が多分に募っていて、死に顔を(誰よりも一番に)夫に拝ませてやろう、という意図が❔死に場所の選び方に感じられた。

今回も(年下の)夫がクローゼットあけ、そこにパートナーの身体がブラ下がってたのを発見してる。ただし(妻に家庭が任せきられてた)文京区の心中ケースと違い、妻にも増して子煩悩な夫であるという点が違う。だから幼子は生かして逝っても「さぞ、この人が立派に育てあげるだろう」とは確信できて❔ 彼女はひとりで逝ってしまったのか。。。

まあ、不謹慎な邪推を連ねるのは無しだ。いずれにせよ自死は、遺された者をも苛(さいな)める。
 
 
短編アニメ  Father and Daughter  ──  父 と 娘

=了=

台湾・李登輝氏 追悼場の遺影ボードが "どうしても切貼り合成に❕❔"視えてしまう謎を探ってみた。

2020年09月20日 | 日記



はいはい、またしょーもない観点の小ネタいぢりをする当ブログである 約4万人の市民が訪れたという故・李登輝氏の弔問会場……の、報道写真(当記事ヘッダー画像)に思ったこと。

見て一番に思ったのが❔ これ"合成"と違うの❔」ってことだった。

何が合成かって、李氏のご遺影。ナンか、異様にクッキリ&シャープ。背景の庭園の緑からキワだって浮いてる。同じ弔問会場の写真、どれ見ても一様に同じで^^;特定のメディアが撮った写真にフォトショで加工したんじゃなさそーだ。

なら…?

なぜまた、こんなドギつく目立つ遺影が撮れてしまうのか? もしや台湾には「魔法のボード写真を作製する先進の技術」でも在るのかァ?? …つことで以下、探ってみることにした。

まずは、遺影ボード自体が(あとから画像を合成した)フェイク物体でない証明からだ。これは無難に証明できる。なぜなら以下に2枚の写真で示す通り、合成には見えない=より自然に写った同じ遺影ボードの写真が撮られているからだ。




どちらの写真も背景に馴染んでいるし、特段、コントラスト(明暗比)がドギつい撮れかたでもない。単に、表面がフラッシュ撮影などで照り返さない"つや消し(マット)仕上げ"を施してあるだけ。この写真が、現実に(会場のその場所に)存在したことは間違いない。

どうやら、写真にも、カメラにも(遺影が浮き立って写る)細工は無く、仕掛けは「設営された弔問会場」に在るようだ。

追悼場は、台北賓館北向きのテラスに設(しつら)えられた。そこは真夏の台北のこと、北向きとは言え、昼間の陽光はテラスの端まで降り注いできてたろう。


でだ。

追悼場の"祭壇"に陽射しが直に注いでしまっちゃ、活けた花はみるみる枯れるし、ご遺影も灼けて変色してしまう。だし当然、開場中に雨天も在り得る。ので実は、祭壇の直上まで覆ってしまうような(野外コンサート用の)ルーフテントを臨時設営してあった。


ご覧のように実際には「シェードテラス状態」だったのだな"現場"は。

ところが(世界に配信された)ヘッダー画像のようなアングル───すなわち迎賓館裏手の戸口から祭壇方向を撮ったのでは、この高~い位置にかぶさる日除けシェードまでは映らない。まるで祭壇も(背景の庭園同様)青空の下に据えられてるものと錯覚する。

ましてや、手前に並ぶ弔問市民の列までボカさぬよう、被写界深度の深いピント設定で撮ったら、そりゃ日陰の祭壇と日なたの庭木との距離感も無くなって視える。ご遺影には陽光が照りつけてないのに、陽射しが当たってるものと解釈して(=視えて)しまう。となれば「あとから切って貼ったように、ご遺影だけが周りとは違う明るさに撮れてる」と脳が勝手に勘違い💧 しちまうワケだ。

もし(遺影の置かれた)祭壇が、光の陰り具合を反映しやすい黄色や赤桃色など濃いめのパステルカラーだったら「こんな錯覚」も抑えられたろうが、さすがに(合コンのパーティ会場じゃあるまいし)ビビッドカラーの葬儀コーデはないわな。

いやはや。

これ、以前にあった『青×黒の服? 白×金の服?』騒ぎのタネ明かしに似てなくもないか。人間の目の錯覚は、ごく身近なところに潜んでる……その好例かもしれないね。

台湾・李登輝氏の追悼場設置 蔡英文総統や市民が弔問

=了=

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