日本の女性の喫煙率がなかなか下がりません。統計で微減はしてるのですが、実際に禁煙しているのは60歳以上の高齢者ばかり。孫がいやがる、老後施設で歓迎されない・・・などという自分の身に差し迫った事情に直面しない限り、(吸うのを)やめられないのが女性のようです。
そこへいくと、オトコは世間体の生き物、サル山の陣取り人生の奴隷・・・などと揶揄される通り。ジワリジワリと周囲から、「少数派だぞ、負け組だぞ、評価が下がるぞ」と心理的に脅され続けると、脆(もろ)い!^^;ですな。実際、(日本男性の)5割以上が吸っていた「多数派」の時代と、5割を割って「形勢が不利」になってからとでは、禁煙率の低下にかなりの「勢いの違い」があります。
わたしはもともと非喫煙者ですが、常にマイノリティー・サイドで卑屈に抗い生きる!ことを信条としてますので、現時点では「喫煙者よ。われらの社会なんて、何の節操もない風見鶏だ。くるくる変わる浮世のムードなんかに流されず吸い続けたまえ!」と心中、叫んでおります(苦笑)
喫煙男子を貶めるターニングポイントは、2005年あたりにもありました。それまでタバコの箱に刷られていた「注意文言」の法定規格が、諸外国並みに厳正化されたのです。それまでは「吸いすぎに注意しましょう」という文章が、どこかに書いてあればいい決まりでした。酒類に表記する「お酒は二十歳になってから」と同様、そのことの「悪性」「不適性」には触れられずじまいでした。
が、ついに05年夏以降、「(吸う量に関わりなく)タバコ=健康に良くない」と、しかも「目立つように」大書しなさい!という方針転換が現実に。
こういう、「たかが、見てくれ(=体裁、体面)」にもオトコはてんで弱い!^^;のですねー。だからこそ、JTの男性幹部はこのテの改訂に(先進国の中では最後まで)いやだいやだいやだああああ☆と手足をバタバタ。無駄に大声を張り上げ、駄々をコネつづけていたのですもん。この、「お墨付き」が(自分の居場所ではない)嫌煙者の側に渡る恐怖感なり敗北感は、自己中心で世界が周る女性喫煙者には理解できんところでしょう。
ちょうどそのころから、自分は(派遣の)肉体労働にも就く機会が増えたので、そこで働くガテン系女性の(相も変らぬ)喫煙率の高さ!には面食らいました。
オトコどもに混じって(淡々と)体力を酷使する稼業ってな、ある種の高揚感(つか、惰性が長持ちする気力)が必要で、それが足りてないと煙草が欲しくなるんですかねー。あの限られた職場空間のなかじゃ、男性の喫煙率6割、女性の喫煙率4割!?くらい行ってますわ。そういう女性たちの目には「こうして吸ってなきゃロクな仕事できないんだもの。あたしや周りの健康より先に、まず子供たちを食わせなきゃ」的な、言わば「開き直りの眼ヂカラ」が累々と宿ってもいて・・・・
いやホント、オンナたあ根っからに「強い性」です。(畏)