関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

【ネット『裏』界隈の話題】 ストリーミング動画サーチ、ololo.to 絶命す。いったい何があった❔

2020年10月31日 | 日記

かつて悪名を馳せたストリーミング動画(=最新洋画やTVドラマの無断録画ファイル)への直リン・サーチエンジンAlluc.ee[公開終了]に代わって世界じゅうからのアクセスを集めていた"人気"検索サービス ololo.toがこの度、予告無しに突如❕❔ サービスを全停止した。今夜はズバリ"その謎"について迫る ───。

サービス消失の”衝撃”は またたく間に世界のIT情報サイトで速報されていった

1997年からサービスを開始したtoドメイン、すなわちTonicというドメインサービス事業団体は現在のトンガ国王トゥポウ6世が皇太子時代に始めた『王室ビジネス』である。体裁上、国王に利益が吸い寄せられるにせよ、組織を回してるのは米国西海岸に住む❔少人数のITヲタクたちで、サーバーも(少なくとも′00年代は)西海岸にあった。
(この辺の詳しい経緯は、こちらのインタビュー[日本語記事]で読むことができる)

そもそもololo.to という違法サーチエンジンは実質、このITヲタクゆかりのメンバーが開発&提供していた可能性がある。トンガ国王の庇護の下、"自分たちのサーバー"で守るから版権侵害の国際捜査もかわせる、と踏んだのであろう。

Tonic事業の現場を牛耳る彼らは、大手セキュリティ会社Cloudflare, Inc.を介して自社にololo.toを代行取得させ、最終的には「ololo=Tonic」となってしまい(サービスの)出所がウヤムヤになる防御法を採ったと思われる。


ところが日本時間2020年10月29日、彼らのボス=トンガ国王から直々に1本の電話📞が飛び込む。

トンガの司法当局に、世界最強の版権保護団体ACE(The Alliance for Creativity and Entertainment|創造性と娯楽のための同盟)の名において、「Tonicにololo.toのドメインを取得し運用している人物の身元情報を速やかに開示させよ」との請求が通達されてきたのだ。
さあ困った。Tonicに開示させよ、と言っても代表のボス=国王の具体的に知るところではない。で、米国の運営ブレインに「おまえら、どーゆうこっちゃ❔ わしに犯罪の片棒、担がせる気か❕ ナンとしてでも自分らで落とし前つけんかいっ」と激怒、キビしく叱責した(と推測される)。



結果、ololo開発運営陣は「夜逃げ」。身元隠しのために突如、当該サービスをシャットダウンした……実情は、そのようなモノであったらしい。[憶測の大まかなニュースソースは、こちら
=了=


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🍁行楽の秋🍁── 河の大蛇行、大自然のスぺクタルを満喫する景勝地に……ならないニッポンの"お国事情"

2020年10月18日 | 日記

アメリカはアリゾナ州に、だいたいの日本人も写真で知ってるホースシュー・ベンドという観光名所がある。あの大河コロラド川が、そこだけ盲腸のように小っちゃく「ひ」の字型にうねって蛇行してる。

その270度ぐるりと曲がる、コロラドの雄大な流れ。その侵食でエグり出された孤島のような"岩礁"を、そのまた反対岸の絶壁から見下ろせる❕ ということで全世界の脚光を浴びた。

ところで今……あえて「小っちゃく蛇行」と記したのは、このスポットがけっして「壮大なスケールの光景ではない」ことを分かってもらうためだ。アメリカの山河の景色はすべてが大規模すぎる💧ゆえに、ここが一番の名所になったのは「曲がってる蛇行を一目で視界に入れられるほど小さいスケールに凝縮されてた」からに他ならない。

周辺の地図を見れば、『ホースシュー・ベンド』がいかに小さい、サイズ的には取るに足りない“みみっちい”蛇行箇所に過ぎないか、一目瞭然である。


一方、それとは対照的なのが中国。

お隣の大陸に拡がる中国にも、雲南省に長江第一湾という”川の蛇行ぶりを愛でる観光スポット”が在る。ここは長江水系の1本=金沙江の、文字通り「スケールの壮大な河の方向転換」を満喫できる、という触れ込みで世界に名を馳せた。

ここは金沙江(=長江の源流)が「ずっと南に向かって流れ、初めて大きく北へと向きを換える地点」として名高いんであって、蛇行そのものは「ゆるやかな曲がり」レベルである。実際には180度にも満たない、つまりUターンにも足りない方向転換でしかない。

しかも、大河がうねる場所にしては外側の周回岸の地形がエグられておらず、一部に小高い丘陵があるだけ。そこの展望台に上らないと(大蛇行のパノラマを)一望できない💧 のだ。その小山以外は一面、なだらかな平原に農地が拡がり、もはや川面は湖のようにしか実感できない。

しかもしかも。ここの場合は過去20年で近代化による開発の波が押し寄せ、川べりは2万人以上が暮らすちょっとした新興タウンと化しちまってる。これじゃあ例の、エジプトの「スフィンクスの目前に拡がってる日常の繁華街」と一緒。大自然の荘厳さに浸りたい旅行者には興醒め💧 だろう。


ま、世界東西の「名だたる蛇行スポット」と言っても、実態はこの程度のシロモノである。

火山の国、川の国ニッポンにも、あれらに負けぬ「蛇行スポット」くらい(探せばいくらでも)見つかるのではないか。なぜ景勝地として注目を浴びてこなかったのか。日本人の抱く「山河の美観」には、世界的な感性基準とはズレた何かでもある❔のだろうか。

たとえば信濃川水系 ───。

その源流のひとつ犀川(さいがわ)が、水系で一番の「周回半径」でもってグルリ270度うねる「蛇行の里」長野県生坂村"絶景"なんて どうだ❔❔ おおまかなスペックを、前述の二大観光地と比べて図解すると以下のごとし。生坂村は『長江第一湾』なんかと違い、蛇行河川の外岸は丘陵が囲んでるんで眺望も申し分ない。


ダメかねえ。日本じゃ「ありふれた景色」に埋没しちまうんだろか。

ひとつだけ決定的に足りないのは、蛇行する「川自体のスケール観」なんだよな。コロラド川や長江なんかと比べられちまった日にゃ、ニッポンの「一級河川」ごとき、チョロチョロ流れる小川(おがわ)に過ぎん。でも、そーゆう箱庭のような狭い国土の中で昔っから、松島や霧島連山を愛でてきた日本のこころも在った。躍動する河川が作り出した地形にも、同じような審美眼が培(つちか)われて良いような気がするんだが……。
=了=



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🍁読書の秋🍁 ─── 【ネタばれ注意❕】小松左京・著 『果しなき流れの果に』(1965年刊)

2020年10月09日 | 日記

今はSF洋画に特化されてる自分の興味だが、若い時分は小説も和洋、読み親しんでいた。わたしのハードSF小説との出会いは中学1年の冬、小松左京の著になる『日本沈没』だった。ラジオドラマで耳にして(当時の大ベストセラーだった)カッパノベルズの上下2巻を購入。これで小松左京の長編ハード物に魅了され、中高生時代に氏の“過去の名作”の何冊かを読み進める。

この『果しなき流れの果に』も、その頃に“初消化”して感動した一冊だった。

世の実用漢字に疎(うと)い中学生だったから、「この題字」が並ぶ背表紙を書店の文庫本コーナーで初見した時点では何にも❕ 違和感を覚えず(刷られてあるがままを)受け容れたが、齢も還暦の今なら…そもそもなぜ『果しなき流れの果に』じゃないんだろう❔ とは訝(いぶか)ったかもしれない。

ことほど左様に、難しい漢字や書き馴染まぬ漢字の真意をまったくの推量で斜め読みしてたローティーンの頃に1回きり読んだなり、本棚に埋めてしまい五十余年……不惑も越えたなら「いつの日か」1度は読み返したい❕とは念願してたのだ。それを先般やっと❕ kindle本で再読することができた。

本作は今でも多くのSF作品が採る手法のように、当時の「近未来=現時点」視点で描かれてる。この作品は1965年に書かれたので、作品の“現時点”は1985年に設定されてた。ストーリーの幹をなす男女(野々村と佐世子)の死没が、2018年。今や、それすら過去になってしまった。

とは言え、さすが左京ワールド。半世紀後に読み返しても、古臭いレトロ感など覚えない。ところが日本語版ウィキペディアの解説はずいぶん本作のスケール感を削いだ内容で、まるきりピンと来ない。そのくせ「10億年の時空を舞台とする壮大なスケール」とも記述してる。

本作に出てくる和泉砂岩層が堆積したのは7千万年前、未来は45世紀(=たかだか2400年先)までだから、1億年にも遠く及ばない範囲のハズだが…❔❔

内容的には、人類の時間移動を管理する“超越者”=超人類と、スーパーパワーの片鱗みせる「少数のネオ人類」が結集した“叛逆”集団との、時空を超えた死闘。それが、その争いの渦に巻き込まれた日本の学識男女の「翻弄される愛」に絡め、淡々と語られてく。

テイストはさながら、2008年から13年にかけ5シーズンで(完結まで)放映された米国SFミステリードラマ『FRINGE/フリンジのようだ。特にドラマの後半、オブザーバーと呼ばれる高次の種族の“侵略と支配”に人類=主人公カップルらが(パラレルワールドを行き交い)反抗を挑む下りは。


細部においても、本作の先見性に冴えた⚡場面は多い。人の意識が肉体を捨て(進化とともに)次々と統合されてく描写は邦アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』終盤のようだし、その続編『イノセンス』におけるバーチャル作戦会議のシーンを髣髴(ほうふつ)とさせるような記述も、本作の中にすでに登場してるんである。


また、今回はkindle版で読んだからか、それとも怒涛の漢字混入にも抵抗ない齢になったせいか、中学のとき感じたような“長編”感は無く、すらすらと3日ほどで完読できた。前に読んだときは「実は、松浦と野々村が父子」という終盤のオチ描写が即解できず、単にアイの視点から比喩的に「父子」と表現したのかと思ってた💧 が、きっちり読解できた今回は「日本の過去に跳んだハンス&エルマから野々村“未亡人”に渡される赤ん坊」のプロットを読み落とさずに済んだ。

ただ、やはり良書は(人生のうちに)何度かは読み直してみるものだ。前より明快に消化できた箇所も多いなか、逆に「あらたな疑問」に気づくことも出来る。

たとえば最終盤───記憶を失うも、おぼろげな親近感で故郷に吸い寄せられる野々村。

野々村の肉体だけは還った。じゃ、彼と「同一人格に統合されてた」アイや松浦はどうなったんだ❔ スイスの高山に野々村の肉体が放り出された時点で、アイの意識、かつての松浦の肉体は「今度こそ本当に消去」されてしまったのか❔ なぜアイや松浦が野々村の「犠牲」に❔ その選別の根拠は❔ 単なる運命とか、偶然で❔
=了=

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この半世紀、世界で日米韓だけが『毒性』認定で全面禁止している人工甘味料=シクラメート が解禁されない❕❔ 謎を追う

2020年10月04日 | 日記

二期目の大統領選を争うトランプ政権とWHO(世界保健機関)が反目を強めている。コロナ対応に対する双方の見解は著しく食い違う。

一見スゴく珍しいことのようだが、実はホド遠からぬ過去にも「似た現象」ならごくフツーに起きてきた。今回のように政権一派が(WHOを)敵視する以前に、米国の公的機関FDA(アメリカ食品医薬品局)ですら、WHOと見解を異にするあからさまな“反抗”行動に出ることがあったのだ。

たとえば シクラメート(サイクラミン酸ナトリウム)。またの呼び名を"E952"。昭和の日本ではチクロと呼ばれた人工甘味料の扱い ───。

世界全体では「用量を守れば安全な食材」と見做され、WHOも1979年以降『 1日、体重1キログラムあたり11ミリグラムを許容摂取量とし、食品添加を認める』としている。多くの国がこの国際認可基準に倣(なら)い、炭酸ジュースや蒸留酒など飲料に添加を認める国家・地域は優に100を超えた。さらに❕ そのうち中南米やヨーロッパ諸国など55カ国は砂糖に代わる「ヘルシー調味料」として、広く食品全般に加えて食べることさえも全然OK=糖尿病を防ぎ、健康生活にとって望ましい化合成分だ…としている。

洋菓子作りに混ぜる甘味料としちゃ、砂糖より格段ヘルシー🎵と宣伝して憚(はばか)らない国が……たとえばお隣、中国。


ご覧のように中国では、発売当初から成分名より『甜密素』という一般名称で通ってる。「極甘(ごくあま)の素」とは実に分かりやすい。四半世紀前に食卓に普及し始めた当時は、砂糖の30倍甘く砂糖よりキロ売り安いもんだから、砂糖から人工甘味料に乗り換える動きが起きた。慌てたのが党指導部だ。中国には膨大な人口の「さとうきび産業」就業者がおり、特に周辺省の中小零細業者が山ほど存在する。

国内の(さとうきび栽培農家に基底をなす)古来伝統の“砂糖業”を保護するため、シクラメートなど新参の人工甘味料業者には「造るのは構わんが、一般個人に“砂糖”として売るな❕❕」と厳命が下った。そこだけは勝手ならんが、産業用と輸出用ならドンドン造って使っていい。だから2020年の今、中国産のシクラメートは生産量も消費量も群を抜いて断トツ、世界トップ💪である。

そんな生産状況になったのはもちろん21世紀の話で、日本でも昭和50年(1975年)までは、フツーに甘味料シクラメートの旺盛な生産と消費が続いてた。

特に、シクラメート=『チクロ』はアルコール飲料や炭酸飲料の甘み成分として相性が良く、炭酸やアルコールが人の舌に与える痺れ感と同時であっても、なおかつ、そのピリピリ刺激を超えた🍒甘~い味覚を感じさせられる珠玉の調味料なのであった。


万博世代=1970年に小中学生だった世代なら誰しも当時、粉末で袋売りされてた炭酸メロン味ソーダを憶えているだろう。

あの、舌に刺さるシュワシュワ刺激と同時に染み渡る、甘ったる~ぅいメロン❔味を憶えさせてた含有成分の正体こそ、当時のジュース製造界を席巻してた人工甘味料チクロ❕ に他ならなかった。

しかし1975年、日本政府はチクロ摂取(生産・食品添加・販売)を禁じる。その意向を受けて、粉末炭酸ジュースも姿を消す。代わりに砂糖を使ったのでは、炭酸のキツさを弱めないと甘く感じない。試作してみたが「コレジャナイ」と評判悪い。各メーカーとも、人工甘味料ヌキに粉末メロンジュースを造り続けるのは無理、造っても売れないと判断せざるを得なかった。

なぜ日本じゃ、シクラメート=人畜有害のレッテルを貼られたのか?

繰り返すが現代、この成分を有害とみなしてる国はとても少ない。保健環境の整備国・未整備国を問わず、食品添加は認可されている。ただ認可範囲には大きく二分されており、保険弱国では飲料添加だけ。保健強国ではヘルシー調味料として“フル認可”、という傾向が見られる。おそらく、消費者の健康志向が未成熟な国で“フル認可”してしまうと、砂糖より安価なシクラメートを山ほど使ってしまい、安全な摂取量に留められない危惧があるのだと思われる。
 
 





なぜ日米韓 3国だけが今も"世界常識"に抗(あらが)ってるのか?


きっかけはアメリカ、60年代に行われた動物試験の研究報告だ。

サッカリン、アスパルテーム、シクラメートなどの人工甘味料を多めに投与された実験用ラットの雄♂に、膀胱がんの発症が認められた(との説明がなされた)。これらの報告を受け、ごく一時的に米政府は人工甘味料に「発がん性アリ」とのレッテルを貼り製品出荷を凍結。ほどなくサッカリンやアスパルテームは(禁止を)解かれたが、最終的に1969年、政府によって長官をスゲ代えられた直後のFDAはシクラメートだけを「発がんのリスクを否定できない」として国内での製造や流通を禁止するに至ったんである。

同国内では1973年、「シクラメートで報告と同様な実験をしても、いっこうにラットの発がん性は認められない。報告は誤りでは?」とFDAに抗議&禁止撤回を求める研究機関(アボットラボラトリーズ)も現れる。しかし、申請は却下。1982年の再申請に至っては、2020年現在まで却下も審議もされないのに❕❔出願者たるアボットラボラトリーズがまったく抗議せず放置する……という異常事態になっている。

つまりだ。

ぶっちゃけシクラメートは、冷戦当時の共和党政府が人工甘味料を「発がん性物質」と名指しして緊急に出荷凍結したパニック騒動の、その「正当性を示すための“いけにえ”」にされた可能性がキワめて濃厚なのだ。アボットラボラトリーズがFDAの不当で姑息な申請シカト戦略に抗議しないのは、「シクラメートが無害なことは今や誰でも分かっていて、科学的な真実を(米国で唯一)申請した機関、という実績さえ残れば、別に認可されなくたって構わない」と達観しちまってるんだろう。

ところで、1969年のシクラメート禁止を受けて、ほぼ同時に韓国フィリピン、米領沖縄でシクラメートが禁止される。いずれも米軍兵が大量に進駐してた国・地域だ。

遅れて1973年、シンガポールでもシクラメート禁止。当時のシンガポールは長年の守り神だった英国軍から撤退を打診されており、冷戦を通じて関係を深めてきた米軍との同盟を(将来的には進駐認可も含め)模索する身であった。

前年72年には沖縄が日本に返還される。食品業界には「チクロが使用禁止になるらしい」と事前情報が流され、前述のジュースなど“人工甘味料🍹銘柄”が次々と製造終了。1975年、正式に日本でも全面禁止となるのだった。


どうしても否めない「ベトナム戦争の影」


一連の動きが起きた時代は、ベトナム戦争まっただ中。

米国政治はリチャード・ニクソン(第37代:共和党)~ジェラルド・フォード(第38代:共和党)~イラン大使館人質事件など"弱腰外交"で叩かれた民主党のカーター※政権1期限りを挟み ~ご存じ❕ ロナルド・レーガン(第40代:共和党)……と、まあブイブイのタカ派政権が次々と連なってた。
台湾と断交して在台米軍を撤退させた下手人はズバリ彼である。リベラル外交=戦争の痛みを嫌がって中国共産党に阿(おもね)る!? という恥すべき売国の方程式を彼こそが確立し、米国民としては国恥の極みであるノーベル平和賞にも叙された。


加えて、米国社会では合成麻薬LSDが薬害、軍事(=兵士の精神操作)の両方で研究され、戦時下の歴代政権はヒトに対する人工成分の摂取や影響に並々ならぬ関心を煽(あお)られてもいた。

こういう空気の下では、「ある種の人工食品が若者や兵士の健康に被害を及ぼすかも」という可能性が提起されたら、過剰に反応する例も出てくる。


ベトナム戦争の泥沼化でアメリカ国民(特に白人層)は将来に漠たる不安を抱き、未来に明るさを確信できない状況が生まれていた。当然、若夫婦が持とうとする子供の数もこの時期、急激に堕ちて“ほぼ半減”。政府は自国の人口規模を保つためにも、兵士、市民の健康維持に躍起とならざるを得なかったのである。

アメリカ社会の集団ヒステリーが引き起こした「シクラメート有毒説」。それを冷戦という緊張感のなかで、冷静な科学的アプローチを経ず感染(うつ)された日本韓国フィリピンシンガポール

これら「禁止5カ国」のうちシンガポールでは、原則、国内でのシクラメート添加行為は禁止されつつも2011年以降、シクラメート添加食品や飲料を輸入販売摂取する行為に関しては「商品ごとに法令で認可」するよう緩和されており、「事実上は禁止されてない」とも言える状況に変化した。またフィリピンでは2013年、ドゥテルテ政権の下「シクラメート全面解禁」が実現した。

こうして今、ついに❕❕❔ 世界で日本と韓国だけが、禁止令を出したアメリカ共和党人脈のメンツを守るためだけにシクラメートを「毒だから、作るな売るな食うな飲むな」と言い張ってる。日本の食品安全委員会は満足な科学的根拠も示せないクセにダラダラと45年、飽くなき「米国への忖度」と無責任さでシクラメートを有害指定し続けているのである。

そもそも、人口の安定的維持が至上課題の中国ですら、シクラメートは何十年と食されてんだ。本当に発ガン性が(ヒトに僅かでも)認められたら当然、共産党首脳部にも因果関係が報告され、ただちに❕ 摂取禁止の厳重発令が下りてなきゃオカしい。アメリカの禁止根拠がフェイクな妄想であることは、とっくの昔にバレバレ💧 なんである。
=了=

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