かつて悪名を馳せたストリーミング動画(=最新洋画やTVドラマの無断録画ファイル)への直リン・サーチエンジンAlluc.ee[公開終了]に代わって世界じゅうからのアクセスを集めていた"人気"検索サービス ololo.toがこの度、予告無しに突如❕❔ サービスを全停止した。今夜はズバリ"その謎"について迫る ───。
サービス消失の”衝撃”は またたく間に世界のIT情報サイトで速報されていった
1997年からサービスを開始したtoドメイン、すなわちTonicというドメインサービス事業団体は現在のトンガ国王トゥポウ6世が皇太子時代に始めた『王室ビジネス』である。体裁上、国王に利益が吸い寄せられるにせよ、組織を回してるのは米国西海岸に住む❔少人数のITヲタクたちで、サーバーも(少なくとも′00年代は)西海岸にあった。
(この辺の詳しい経緯は、こちらのインタビュー[日本語記事]で読むことができる)
そもそもololo.to という違法サーチエンジンは実質、このITヲタクゆかりのメンバーが開発&提供していた可能性がある。トンガ国王の庇護の下、"自分たちのサーバー"で守るから版権侵害の国際捜査もかわせる、と踏んだのであろう。
Tonic事業の現場を牛耳る彼らは、大手セキュリティ会社Cloudflare, Inc.を介して自社にololo.toを代行取得させ、最終的には「ololo=Tonic」となってしまい(サービスの)出所がウヤムヤになる防御法を採ったと思われる。
ところが日本時間2020年10月29日、彼らのボス=トンガ国王から直々に1本の電話📞が飛び込む。
トンガの司法当局に、世界最強の版権保護団体ACE(The Alliance for Creativity and Entertainment|創造性と娯楽のための同盟)の名において、「Tonicにololo.toのドメインを取得し運用している人物の身元情報を速やかに開示させよ」との請求が通達されてきたのだ。
さあ困った。Tonicに開示させよ、と言っても代表のボス=国王の具体的に知るところではない。で、米国の運営ブレインに「おまえら、どーゆうこっちゃ❔ わしに犯罪の片棒、担がせる気か❕ ナンとしてでも自分らで落とし前つけんかいっ」と激怒、キビしく叱責した(と推測される)。
結果、ololo開発運営陣は「夜逃げ」。身元隠しのために突如、当該サービスをシャットダウンした……実情は、そのようなモノであったらしい。[憶測の大まかなニュースソースは、こちら]
=了=
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