関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

《ネタバレせずには語れもしない》 春公開のSF洋画『フィフス・ウェイブ』、第五の波?の正体が拍子抜けしすぎて^^; 観客席でズッコケることウケあい。

2016年02月01日 | 日記
もう「少女」とは申せぬ お歳ですが、クロエ・モレッツが好きで彼女を観たいなら (映画館で)ご覧になれば良し。 そうでもないなら、SF的なワンダー感を期待して見ると裏切られます。

【以下、ネタバレ!!!】

第一の波、ブラックアウト。 電気エネルギーが消滅し、ジェット旅客機が堕ちるはネットも電話も落ちるは…っつ描写は、旧ドラマ《レボリューション》【→ 画像下】の冒頭と全く同じ。 

第二の波、地震と大津波。 CGによる「巨大津波」は、これも幾度見たコトか…ってワケで新鮮味ゼロ。

第三の波、疫病。 バタバタと、免疫のない人類の大半が感染死、遺体の山の処理に翻弄されるコミュニティ。 これも新鮮味ゼロ。

第四の波、侵略。 第一の波以来 上空に飛来していたエイリアンが、生き残った人体を乗っ取り?地上に増殖しはじめ…

で第五の波。 人類(旧・米軍)が若者を選りすぐって軍事教練。 ゲリラ戦法で寄生人類を掃討し始めるワケですが、このときには(なぜか)電気が復活しています。 ナンで? エイリアン側からしたら、この場に及んで復活させなくてもいーじゃんよ^^; 

で、「人類側」の青年兵が、あるとき叫ぶ。 「寄生人類はエイリアンの"でっちあげ"。 恐れるな、惑うな、同胞を殺すな。 第五の波は"オレたち"だったんだ」


 ……。 (ハアあああああ???)


 …そ、そこ? 


心の中の闘争本能や、他人への疑心暗鬼が、人類究極の災害だった…と^^; まさかまさか、そう言いたいの???? それって、そもそも文明人(特に、平和主義者)がナニより最初の一番に自覚してるハズの概念と違うの?? 何もここまで全人類が滅びかけて、ようやく"悟る"ようなレベルの話!?!?!? 

で、それに気づいたことが『一番の恩恵』であったかのように、物語は(準ハッピーエンド的な描写で)強引にブチ切られる^^;のです。

そもそもの元凶たるエイリアンは、依然として上空に居座ったまま。 これから人類が(友愛と共存の心で)手を取り合って連帯し、果たして彼らを退治できるかどうか、も一切 語られぬまま。

いったい全体、この程度の「タネ明かし」に どう"感動して"もらいたいのかしらん。 話の核心は浅すぎて拍子抜けだわ、話自体も尻切れトンボだわ、ホント何が描きたかったのか最後まで解せぬ作品なのでした。 ちゃんちゃん♪ 

《ネタバレせずには語れもしない》 春公開のSF洋画『フィフス・ウェイブ』、第五の波?の正体が拍子抜けしすぎて^^; 観客席でズッコケることウケあい。の画像

《ネタバレせずには語れもしない》 春公開のSF洋画『フィフス・ウェイブ』、第五の波?の正体が拍子抜けしすぎて^^; 観客席でズッコケることウケあい。の画像


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