関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

お菓子なんてモノは、子供相手の商売だったのにぃ(前編)

2007年06月26日 | 日記
少子化は、当然ながら進行する国の産業界にも(さまざまな形で)影響を与えます。

きょう、そして次回の2回は、わたしが気づいた「お菓子」に関する話題を取り上げます。

お菓子。

菓子折りとか銘菓の、そっちの菓子の話じゃありません。チョコレート、ビスケット、ポテトチップス、アイスクリーム等々の、いわゆるスナック菓子の周辺について、です。

まずは、ご覧あれ。ブラジルのマベル社のTVコマーシャル

見てて、今の日本人として違和感があるのは…ズバリ、宣伝してる対象、なんじゃないですかねー。このCM、明らかに低年齢な子供に訴えかけている映像、なワケで。

日本じゃこーいうCM、めったにお目にかかりません。スナック菓子というものは、中高生~ヤングアダルト層を狙った商品だからです。

小さな子供は少数派ですから、そんな連中の感性を刺激するメリットがない。

昭和50年あたりまでは、(日本でも)まだまだ子供相手のCM流してたハズなのに、短期間でこの変わりようはハゲしいものがあります。森永の『ちょこべえ』なんてCMも、昭和後期にはヒットしましたねー。

そしてまた、こんな風潮の創出には少なからぬ“余波”を覚悟する必要があります。なぜなら、TVは幼児や低学年の児童も等しく目にするイメージ媒体ですから。

大人が単なる損得勘定で、大人相手のコミュニケーションに徹したTV番組づくりをします。それでも児童は、その番組やCMで起きている事例の意味を(動物の成長本能で)理解しようと努め、いずれは関わろうとする努力をします。こどもたちは、自分たちが主役でない映像を見ていても、無意識にそこからコミュニケーションの手法を学習しているように感じます。

つまり、こんな国で育ってゆくこどもは、否応なく急速に“大人化”せざるを得ません。
職場の上下関係やストレス、言い訳や手抜きの効用や達成感を、自分たちこども同士の関係にも興味本位で実践し、それはもう貪欲に吸収していきます。

ことは、単なる菓子の広告で済まされなくなってきます。

子供にやさしくない社会の子供は大人ぶる。紛争の激しい社会の少年兵のように、それが彼らなりの生存本能だからです。それを可愛くない(=こどもらしく、無邪気でない)といって、逆に疎んだり諭したり、果ては一方的に虐待する親(というか、こどもを持つこども)たちが出現すれば、それはこどもたちにとって(親を殺らなきゃ、自分の明日は来ないという切羽詰った)究極の戦場にもなりかねません。

お菓子なんてモノは、子供相手の商売だったのにぃ(前編)の画像


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郵便局が民間企業であれば

2007年06月20日 | 日記
当然、“こーゆうこと”はフツーに起き得るんであります。

フリーペーパー『PEDIA(ぺディア)』

それは全国の郵便局に置かれた、タダで持ち帰れる小冊子。

デジカメやインクジェットプリンタの活用で、もっとたくさんハガキを出しましょう!ってキャンペーンを目的とした誌面編集なので、それはとても郵便局の利益追求には適(かな)っているんであります。

が。

唯一の“違和感”を申せば、それはこの冊子が“0円”である理由。フリーペーパーなるモノが存立し得る根拠でもあるところォの、“スポンサー”さんがいる、ってこと…なんですね。

『PEDIA』の制作費はEPSONさんが(広告掲載費として)拠出しちょります。

当然、中味も EPSONのデジカメ>EPSONのプリンタ>郵便局のハガキ というストーリー展開で終始一貫いたしております。

アタマで理解はできますが、マインドとしては釈然としないモヤモヤ(^^; ごく近い将来、エプソンは自社製のプリンターに『年賀状プリントなら、やっぱり《郵便局☆推奨》のEPSONですネ』なんてレッテルを鼻高々と?掲げたりするんでありましょうかねえ。。。

郵便局が民間企業であればの画像


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おばあさんの時計

2007年06月15日 | 日記
もう、この腕時計がなぜここにあるのか、記憶に無い。

40年ほど前、信州にある父の実家で貰ったか、納屋のガラクタから拾い出したか。

ひとつだけ記憶してるのは、最初に手にした当時からこのありまさまだった…ということだけ。

グラス蓋は失くなり、文字盤は焦げつき、引っかき傷がある。

ネットで調べると、同じモデルこそ発見できなかったけれど、戦前(1930年代の末期)に造られた女性用の腕時計らしい。秒針が別個に周るタイプ。もちろん、手巻き。

錆びた時針は、つい最近、ついに折れてしまった。

…で、本題は。

無残な文字盤はともかく、この針だけでも修復してグラス被せてくれる工芸師さん、居ませんかねえ。70年近く“生き延びてきた”時計を捨てるなんて出来るハズもなく。。。この先どーしたもんかと悩みは尽きず。

ぃやホントに壊れて動かないならともかく、ですよ。あいにく“あとに遺された”秒針も分針もぶんぶん元気&正確に周り続けてるし(^^;

ぜんまい式のムーブメントって、50年や60年で《その使命》を見失うほどヤワなもんじゃないらしーですよ。25ミリ径の薄っぺらな空間に詰め込まれた原始的な歯車、一度も分解掃除しとらんのに100年間動き続けるつもりなんだろうか。尊敬を通り越して、正直ちょっとコワい(苦笑)



おばあさんの時計の画像


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“民間”にヨイショするだけの某国公安委の不甲斐なさ

2007年06月14日 | 日記
『ダイ・ハード』新作のプロモで来日した“マクレーン刑事”ことブルース・ウィルス氏を、あろうことかニッポンの溝手顕正国家公安委員長ドノがじきじきに「サイバー犯罪特別捜査本部長」に“任命”なさったそうで。

開いたクチがふさがらない、たぁこのコト(^^;です。

考えてもみてくださいな。たかが最新主演作品のなかの(バーチャルな)役どころとして、サイバーテロリストと闘っただけの話ですよ。

そんな刹那的なショービジネス上の関連性?だけをネタに、異国の俳優を『サイバー犯罪撲滅に貢献した人物』として公に表彰するほど、この国の公安は尻軽で薄っぺらだったんですか?

ひとつだけ、指摘しときましょうか。

ブルース・ウィルス氏の前回の主演作品は、『16ブロック』でした。彼はこの作品のなかで、公然と飲酒運転する破天荒な警官を演じていました。相当酔っ払って職務に就いていたがゆえに、仲間内が署内の不祥事を揉み消そうとする異常事態に“この場は黙って組織を擁護した方が、八方丸く収まる”いう冷静な判断を欠き、その瞬間、単なる“野生”本能=“正しいコトがしたかった”という衝動に身を任せたのです。

NY市警を敵に回すという暴挙。組織から逸脱したその暴走劇は、彼が酔っ払っていたからこそ可能になったような、(飲酒運転を取り締まる側の気持ちになれば)実にケシカらん!描かれかたの作品でした。

酔っ払い運転、バンザイ。事実、ウィルス氏は酩酊状態を演技させると天才的な表現力を発揮する俳優さんですから、彼の存在なしにこの《正義のアル中刑事》というシチュエーションは成立し得なかったでしょう。

とまぁ、そういう経歴の俳優さんです。公安委が「特別捜査本部長」に推した“人物”は。

映画の中とはいえ、サイバー犯罪と闘ったことが偉いなら、映画の中なら、過去の常習的な飲酒運転も英雄的行為だった(!)と大目に見るんですか? あんたたち公安さんは。

少しは(最低限の)前後の芸歴をリサーチした上で、(ニュースになるほど)おおっぴらに表彰していーものかどーか判断すべきだったと思いますよ。わたしはね。




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荒天にはしゃぎまわる、ベンジャミンの陽気。

2007年06月10日 | 日記
天候不順で、熱い陽射しが殺人的に降り注ぐかと思えば、雷鳴轟くなかバケツをひっくり返したよーな雨また雨。

この突然の熱帯性気候?のせいで、“同居人”のベンジャミンが快活至極です。

黄緑色の若葉を次から次へとヌクヌク擡(もた)げて、見るからに精力モリモリ&元気ハツラツぅ!!…といったご様子──。

はて・・・??

若いころは周りの植物の生き死ににはトンと無頓着だったわたしも、最近はナニやら“連中”から元気や精気をもらう機会が増えたような気がします。これもまた歳(とし)の功、なんでしょうか。。。

荒天にはしゃぎまわる、ベンジャミンの陽気。の画像


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