関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

【煩悩💗探検隊|番外篇】 かつて販売されてた旧"画像素材"が元なら、ご本人探しの価値自体が「既に期限切れ」な件。

2019年03月20日 | 日記

煩悩探検隊、番外編の第2弾。気になるウェブバナー広告の女性がいて、その画像がミニ枠内のサムネイルでもサーチには引っ掛かり(ご当人の)所在が判明するケースがあることを前回、取り上げた。

2回目のきょうは逆に、結構な大きさのAD画像が載ってても、本人捜しが『早々にムダと分かる』パターンについて解説したい。捜索例に挙げるのは、下のアルギニンEXの彼女だ。
 

よく出てくる"お顔"なので、ご記憶のかたも大勢いよう。

上掲の画像はブラウジングされる横幅により、実際の表示サイズが自動縮拡されてしまうので、同バナーのリンク先にある画像【1200×628ピクセル】自体はどうか❔拾ってみたのが下の画像。


…おや、この時点で(すでに)かなりのピンボケである どうやら(この女性の)元画像の解像度自体が低いようだ。これは、元ネタが現在ネットで販売されてる商用画像から持って来たモノではないことを強く窺わせる。おそらくは2002~4年ごろに撮られた「ひと回り大きな画枠の」フォト画像が元ネタで(?)、そこからさらに、そのフレーム内の(面積比にして)5~10%程度を占めてたであろう「彼女の上半身部分」のみをフォトショで切り抜き、グレーの背景の前に置いて加工したのだ。

ここまで(使ったのが元画像の)一部分だけだと、もはや画像サーチには何も掛かってこないし、それなら、2003年~05年当時に販売されてた主流の「ロイヤリティフリー画像の解像度」と絡めて考えても(ピンボケ低解像度の原稿しか得られないコトの)辻褄が合う。

たぶん、この原稿画像の"実寸等倍(=つまりピンボケしない)表示レベル"を類推するとこのくらいの大きさだったんだろうと思われる。


以上の推論が正しければ、今回ターゲットの「彼女」が撮られたのは15年近く前だ。仮に当時25歳なら(運よく?今も)画像素材ユースのモデル業を続けてたとしても「40歳の彼女」を捜さなければならない。多くの場合は(この15年間の間に)結婚・出産を挟んでたりして、「同一人物」と断言できる成果は現実問題、キビしいんじゃ⚡なかろうか。

たとえば下の女性なんか、面影が「それっぽい」。が逆に、10年15年でヘアスタイルだけ(ほとんど)変わらんのも不気味な気がしないでもない。
 

まぁ、どーしたって「邪推の域を出ないワケだ。

てか「写真のカノジョの15年後なんぞ、追いかけて何が面白いのだ❔❔ その行為自体、意味ないと言うか不毛と言うか、「今さら感」アリアリで、煩悩の、「煩悩たる鮮度」が持たない。

と、いうワケで「この女性」の捜索は打ち切ったのである。

当シリーズでは(諸々の理由により)捜索を中途で打ち切った「画像美女」を いちいち個別に全部は投稿も解説もしないが、「まあ、こーゆう事情だったり」します、と今回限り⚡文章にしてみた。各人各様に何かしら、想うところを覚(おぼ)えてもらえれば幸いだ。ではでは
=了=


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道路も溶ける”地獄の春”がくる北インド 。そのころ家庭でフル稼働する「ダクト・ クーラー」とは、如何なる家電製品か?

2019年03月20日 | 旅行

さ~て🎵お待たせ。今回は、直前の投稿『エセ"山水|SANSUI "ブランドで荒稼ぎしたインドの悪質家電大手ビデオコンの瓦解を振り返る❕』の、後編となる投稿だ。

本題に入る前に、まずは「基礎的 理解」の確認を。北インド~中央インドの「砂漠気候」とは如何なる気象環境なのか今一度、おさらいの意味で再認識を願おう。

ナニかと話題のムンバイなど、新興諸産業の栄える大都市が居並ぶインドは北部地域 ──。

より赤道に近い南インド沿岸に比べて「涼しい土地なのか」と思きや、意外に意外に「さに非ず」。乾いた大陸風の熱波に晒(さら)され、北や内陸部ほど熱い。猛烈に❕熱い。ちょうど今時分までの"冬場"を除き、フツーに朝から深夜まで30度~40

夏場の雨季には(当然ながら)空が曇り続けるゆえ、クソ蒸し暑く寝苦しい反面、地獄同然の超酷暑は回避❔される。一方、晴天が(相当日数は)続く春と秋は「ひたすら灼熱に炙られ、大地が高温化」する。最高気温45度超えも(!?)温暖化キビしき昨今じゃオドロくに値しなくなった。


 


じゃ、ニッポンの「酷暑が聞いて嗤えるくらい」の、このインドの春と秋口の「日射&熱風」地獄を(けっして経済的に豊かと言えない)地元インド庶民は「如何なる冷房手段で乗り切っているのか❔❔」。


その「インドならではの"ご当地"冷房マシン」こそが、前回投稿のラストで画像クイズにした、黄色い矢印の先の"見慣れぬ装置"である。

その通称名を「ダクト・クーラー」。インドじゃ単に「ダクト」とも。ダクトと言ったら世界一般には「換気口」を意味するが、インド地域に限っては そーじゃない。いや「換気」には違いないのだが、乾いた熱気を吸い、涼風に換えて吐き出してくれるマシンのことを指す。インド以外の英語圏では「デザートクーラー(Desert Cooler)」の呼称で通っている。

ブラジルじゃ少々小難しく「クリマチザドーレバポラチーヴォ(Climatizador evaporativo)」。英語に直すと「Evaporative Air Cooler(気化冷却扇)」で、英語圏でも(それが)正式名称だ。


と、ここまで説明すれば勘のいい方は もう見当が付いてると思う。「ダクト・クーラー」の正体は、ズバリ「大型サイズの冷風扇」だ。日本における「冷風扇」はウォータータンク容量が10L未満と小ぶりで、あくまで扇風機の延長的なスポットクーラーとして知られるが、インドや中東、南米のそれは数十リットル~7,8十リットルの(洗濯機並みの)水を蓄えて「ひと部屋クーラー」として使う。そのため、上掲の写真のごときサイズになってしまうのだ。


ご多分に漏れず、今じゃダクトクーラーも中国製の、筐体がプラ成型ボディの廉価タイプが幅広く出回るが、クイズに出した形状のタイプは古くからあるクラシック・タイプで(鉄の骨格を持ち頑丈なため)今も個人店主や作業場主などから「業務用」として厚い支持を得ている。

ちなみに、このタイプのブランド《ラム・クーラーズ》社の本社店舗前は(かき入れどきの)乾季シーズンともなればご覧の通り。もったいぶった(段ポール製の)外箱なんて付いてない。みんな、製品を裸で買って軽トラに積んでくのだ。実にエコで単純豪快だこと。
 

ダクトクーラーが一般のエアコンクーラーに比べ優るのは、構造が簡単なため安価で、それゆえ故障も少なく、たとえ故障したとしても修理が容易、また、設置時の取付作業も要らないといった点が挙げられる。一方で不利なのは、乾季のインドじゃ貴重な「水を喰う」ことと、逆に雨季の"高湿度な"暑さ対策には「効かない」の二つに尽きるか。あくまで空気の乾いた、春と秋の酷暑を克服するための「国民的」家電こそが、このダクトクーラーだと言えよう。

最期に付け足し。日本じゃマイナーなダクトクーラーだが、売ってないワケじゃない。さほど多湿じゃない地域やビニールハウス向けなら、ある程度の「暑気冷まし」効果は見込めるかも❔しれない。
=了=


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🌟朗報🌟 エセ"山水|SANSUI "ブランドで荒稼ぎしたインドの悪質家電大手ビデオコンの瓦解を振り返る❕

2019年03月15日 | 日記

わたしはかつて、まとめサイト上で『ブランドだけが海外で悪用され放題の「山水電気」・・・商標権、苦境で安売りの手痛いツケ』という記事を掲げたことがある。

昭和オーディオブームを背負って立ってた『オーディオ御三家』のひとつ山水電気が、日本では破産消滅。中国メーカーがブランドを引き継いでからは、取り扱い製品が液晶テレビやスマホなど、流行りのデバイスを軸とした総合家電になってしまい、かつての「山水ブランド」の面影は無い…という話。および、インドの販売代理店は(それでもサンスイを)中国メーカーだと言わず、消費者には「高品質で定評の日本製品だ」と今も偽っている、という2つの話材をまとめたものだ。

インド山水はインドの"総合"家電大手《ビデオコン・インダストリーズ》傘下の子会社で、COOはAmitabh Tiwari氏。《ビデオコン・インダストリーズ》は海外の名門家電ブランド各社と(インド市場における)独占販売代理契約を結び、国内の実店舗・ネット店に販促卸活動を行って利ざやを稼ぐという、言ってみれば「家電メーカーと言うより家電ブローカー」として急成長を遂げた集団だ。

しかし、欧米ブランド品は富裕層に(ひと渡りの必需品目が)普及し切ってしまうと売れ行きは頭打ち。より成長しようとすると「より下の階層」へも購買を促すため、価格競争の激しい廉価品目でも勝負せねばならず、利益率は落ちて次第に「ジリ貧事業」化していった。グループはエネルギーや通信インフラ事業など、薄く広く持続的な利益が見込める業態への多角化も図ったが、それにつけても目先の現金が要るコト。

このためメインの家電事業においても、徐々に「なりふり構わぬ誇大宣伝」や「イメージ優先の派手な拡販キャンぺーン」など、詐欺まがい的な集金体制を敷くようになってゆく。その点、インド山水は(仕入れ値の安い)中国製家電を「日本製」だと言って比較的"お高めの"値段で売りつけるワケだから「手っ取り早く稼げる」ドル箱部門。山水のグループに占める利益貢献度は高まり、それを受けてグループが Tiwari氏に割り当てる「広報宣伝予算」も盛られていった。

特に2016年から17年、グループが経営破綻する直前の「SANSUIの露出度」と言ったらなかった。同社はその両年連続で、正月のボリウッド映画界スター表彰イベントをインド全土にライブ放映する冠TV番組を担ったくらいだ。


そんな(親会社の懐事情をヨソに)見かけ上は「絶頂期」みたく華やかだった2016年12月のインタビュー記事の時点ですらTiwari氏、しれ~っと
 
 > Sansui is the leading Japanese consumer electronics brand in India.

などと答えている。とても"大企業"トップの発言とは思えない。まあ、その堂々たる詐称行為が(この21世紀のネット時代に)何年もバレず公然と通用してしまう「インドという国」もどうかとは思うが。しかし、この2016年の春にインド山水は致命的な「墓穴」を掘り始める。従来の液晶薄型TVで築いた知名度を基に、クーラー販売に乗り出したのだ。


冷房専用クーラーの中国製品など、ボロ糞に(仕入原価は)安い。これに「日本のサンスイ製」という偽看板をくっつけて高値で売れば、当然ボロ儲けできる…ハズだった。しかし、看板元の(中国の)山水電子は液晶TVメーカーだから(そこそこ)製品の耐久品質を担保できても、下請けのクーラー屋から仕入れた「にわか山水」の中国製クーラーは、中国の沿海部の気候下で(かろうじて)そこそこ故障せず使えるレベルの耐久性しかない。

顧みてムンバイなど、インド北部諸都市の気候は「砂漠気候」そのものであり、夜も30度超え湿度100%の「地獄の雨季」が半年近く続き、クーラーは冷蔵庫のように「長期連続フル稼働となる。当然ながら、その過酷な使用状況では故障機が続出❕となった。

なのに、である。インド山水は(つか、ビデオコンの経営陣は)サポート体制なるモノを どう考えていたか。《お客さま相談窓口》的な、24時間年中無休の無料サポートダイアルが、あるにはあった。しかし、その代表電話番号「39404040」をググると……何とまァ、その番号はビデオコン(およびLG)製品、エレクトロラックス製品、そしてサンスイ製品…と実に、インド国内の白物家電メーカー4ブランドの「共通受付窓口」になっていることが判る。


こうなると(遅滞なく問合せコールに出るには)総勢5~600名からのオペレータを置く、世界でも類を見ない「巨大コールセンター」が要るハズだが。。。。所在地とされたビルの当該階の床面積からみる限り、せいぜい3~40人のオペレータしか置いてなさそうだった。

しかも、前述のごとくビデオコン自体は製造部門を持つメーカーではないから、オペレータ要員らにとっては「4社の他社製品群の技術的な問題を聞き取り、調査分析し、解決に導く」という高難度の業務を求められるコトになってしまう。真っ当に応対してたら「ひとりの顧客に対応するにも最短、1件3~4時間は要する」ことになろう。これじゃ現実問題、お話にならない。「いつ電話しても誰も出ないという巷のレビュー評も、さもありなんという お粗末に過ぎるサポート体制だったのである。

さあ困った。

結構なお値段のクーラーは電気を喰うだけで(熱暑を)冷やしてくれず、カストマーダイアルへ何度電話しても誰も出ない。これでは、悪しき風評が堰を切って拡がるのは当然だ。そんな体たらくだったゆえ、とてもじゃないが経営陣の目論んだほどに『"山水の"クーラー』はバカ売れしてくれなかった。そして、翌2017年のクーラー商戦が本格化しようか、という3月某日……《ビデオコン・インダストリーズ》経営破綻


同年12月に破産手続きが始まると、昨18年の年明けには(厳密には事業の全部が途絶えていない…とは言え)ビデオコンのホームページも、サンスイのホームページも消えた。恒例のボリウッドスター表彰イベント番組のスポンサーは、モバイル通信事業会社の《JIO》に明け渡された。

日本ブランドに泥を塗り、買った客を泣かすことで(見かけ上は)栄華を誇った家電帝国は、滅ぶべくして滅び、まさに幻と消えたのであった。
 

最後にひとつ、次回投稿へと繋ぐ「余談」をば。

下の写真は、まとめ記事でも取り上げたことがある。いわゆる「サンスイ特約店」の一軒である、ムンバイの老舗《ハリシュ電気》さんの店頭の光景だ。広い売場内にはSANSUIの薄型液晶TVを並べる一方で、売れ筋ド定番である主要各社の白物家電(特に洗濯機)もまた、所せましと陳列されている。季節は乾季のため、夜遅かろうと店先の屋外まで梱包された商品が野ざらしだ。

 
と…ありゃりゃ❓❓ 黄色の矢印で示した「得体のしれない家電❔製品」も何台か見えるぞ。

いったい全体、これはナニ❔❔ 正解は、インドで暮らした経験をお持ちのかたなら当然、よォくご存じの「とある用途の電気器具」だ。次なる投稿では、このインドならではの物体の正体を明らかにする。ではでは
=了=

 
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【で、考えた】 3月8日 DOODLEが『国際女性デー』に。文字記号のみ、LGBTにも配慮か❔

2019年03月08日 | 日記

きょうのドゥードゥルに朝一番、思わず反応してしまった。

テーマが『国際女性デー』だというのに、その「女性」を意味する各国の単語が並ぶだけ、という斬新なデザイン。これはLGBT解放に積極的に参画する、Googleという企業なりの運営方針が影響したのであろうか、と──。

たしかに最新の男女観(男女"感"に非ず!)に拠るならば、乳房や子宮を有し、スカートを履いてるのが女性なのではない。心や人格が「男性か女性か」は、見た目でも、いやパンツを脱いでみたとしても、けっして分かることではない。

となると⚡これはもう、文字や記号で表現するしかなくなってしまう。

でも待て。そもそも論を言えば、女性デーが制定されたのは「肉体的に男♂な種族」に「肉体的に女♀な種族」が虐げられている社会構造が在ったから、これを平等に格差無く生きていける構造に変えましょう、という理念から。だったら、あくまで「肉体的に女性」な人たちの姿を(記念日のシンボルとして)描けばいいのに、という考えもある。

が、それなら逆に今度は『国際女性デー』という名称の方が、ただ女性とだけ掲げてて説明が足りない(=誤解を招きやすい)という話になり、(それだけでは理路は整わず)違和感の収拾に結びつかないのだ。このあたり、急進的なGoogleだから「性とは、文字や記号でしか…」と言い切れもするが、当の国際社会のなかでは(まだまだ)議論や法制のモザイク状況、コミュニティ内の葛藤などが続いてゆくのだろう。

ところで、同じように面倒臭いのがオリンピック/パラリンピックである。参加種目を「性別」で区切っているため、ペニスの無い"筋骨隆々の"実質男性が「女性種目」を制覇する、といった問題が(かなり以前から)起き始めている。心が100%女性な人に対し、男性種目に出なさいと強要するのは「それこそ平等を欠き、精神的虐待ではないか」という批判と「肉体競技としての公平性」との狭間で運営団体は揺れている。

来年に迫った東京五輪のことを考えれば、「公衆トイレ」をどう設営し、どう掲示案内するか❔ という問題もある。目下の世界状況を考えれば、既存の公共トイレの大多数は肉体的な性別で分室されていて、いわゆる「トイレのマーク」も「それ(=男女分け)」を準(なぞら)えて定着したデザインだ。

が、人権先進国や北米の新興IT企業など、LGBT解放を先導する国家や社会環境のなかでは、徐々に「男女共通トイレ」が増え、そうした統合トイレを表す"国際標識"の率先普及を進める動きもある。もっと困難であったハズの『全面禁煙方針』さえ打ち出した日本は、果たして「この点でも」世界の"模範"たるを示すべき❔なのだろうか。


トイレは恒久施設だと言え(百歩譲って)あとで仕切り壁さえ付ければ「男女別の旧来型」に戻せるトイレ、なら造れなくもないだろう。

しかし残念ながら日本では痴漢(あるいは盗撮)対策もあって、同一空間にするなら(男性小便用を除き)全トイレ密室個室化の対策が欠かせない。それこそ、音さえ漏れぬほど。となると、今度は逆に(性犯罪やテロなど)防犯や緊急時対応のために相応の(カメラ式ではない何らかの)高感度&高信頼性のセキュリティ装置を「各室に」標準設置せねばならず、その監視要員を含めたら総費用、ざっと数十倍に。運用費に至っては何百倍にも嵩(かさ)んでしまう。人手不足のなか、そんな税金の使われ方は国民の誰も容認しないだろう。

というように、「LGBTに優しい社会」のお値段はけっして安くない。

コトは幅広く、人的な心遣いだけでカバーできる案件ではない。ぶっちゃけ「目が眩むほどの」整備負担コストこそが最大の「普及へのネック」で、多くの「LGBTとか何から何まで贅沢言うな。我慢しとけと冷たく突っぱねてる人たちの多くは、一概に「弱きに寄りそえない冷血漢」なワケでもない。

自分の苦痛を訴える前に、眼の前の現実を見ろ。性犯罪や監禁誘拐、テロ懸念 etc.が今の100分の1以下になるくらい、治安がカンペキな社会が到来しない限り、LGBTにさえ親身に寄り添えるような(共同トイレ云々の)社会システムの構築は、そも経済的に絶対無理だ❕❕ と突っぱねているに過ぎない。わたし個人には、そう思えてならないのだ。

財布に余裕がないのなら、物事の根っこから直視しないと。

カネの問題じゃない、心の問題だ❕ と激高する御仁も居よう。いやいや、心にも余裕がないのなら、物事の根っこから直視しないと。言ってる意味の結論に何ら違いは無い。

この社会の底から、市民ひとりひとりの気持ちから「荒んだ空気、妬みの渦巻く世情」を除去する努力や施策にこそ先ず「公費の限りを注ぎ込まずして」、その前に「もっとLGBTに優しくなれ。理解を深めろ。共感するならカタチや行動で証明しろ」と諭すのは、社会的な優先順位、心の解決手順として適当とは思えない。われらが苦闘するニッポン丸という船には、その前に乗り越えておかねばならぬ高波が、あまりにも天高く次々に迫ってきている。
=了=


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結局「半分は棄てる」のに・・・・牛乳は「1Lパックが割安だから」という呪縛から抜けられず、損し続ける購買性癖の哀れ。

2019年03月04日 | 日記

自分には、理屈では説明できない「買い物の病(やまい)」がある。
 
きょうは"そのこと"を書き留めておく。ただ惰性に流れて済ますのでなく、いつかはキチンと文章に吐き出して「根っからダラしない者」はダラしないなりに整理しときたいと思ってたからだ。

「病(やまい)」とは、こういうことだ ──。

わたしは生来、お腹が緩い。特に、生乳の直飲みをすると下痢ってしまう。中学まで給食で飲まされた牛乳は濃度の怪しいやつで抵抗なく飲めたが、一般の「いわゆる牛乳」はNG。中年になった今も、最低でも量を限り、温めないとダメだ。その一方、チョコ好きなのでココアは(家でも)嗜む。ときにはホットケーキを焼いたり(固形ルーで)クリームシチューも煮込むから、牛乳自体は冷蔵庫に欠かせない。低脂肪牛乳ならお腹に優しいが、低脂肪牛乳ではココアもシチューも不味くなるんで、まずスーパーでは手を出さない。

というワケで成分無調整の紙パック生乳を定期購入してるのだが、ここで問題が生じる。

(再三、記事のなかでも自己紹介してる通り)わたしは未婚独居40年の男性。自分ひとりの「牛乳ニーズ」では、1㍑入りの牛乳パックを賞味期限内に「飲み干せない」。期限を1週間くらい超過して何とか飲み切れる場合もあるが、最悪ほとんど口をつけず廃棄する場合もある。平均すれば「半分くらいは棄てている」勘定だ。

ならばフツーの金銭感覚なら、1㍑入りパックをやめて500mlパックを買えば「ロス(損)」が少なくて済む……となって後者を購入チョイスするではないか。しかし❕ それが自分には「いくらアタマで言って聞かせても」出来ないんである。

1㍑パックを買おうと500mlパックを買おうと、わたしの(身体が欲する)牛乳ニーズ量が変動するワケではない。賞味期限+αで飲む(使う)生乳量は平均、500ml足らずであることは確定事実化している。

だったら、計算すれば(小学生にでも)分かる。

わたしの購入している銘柄は、アピタ/ピアゴのスタンダード商品で…店頭標準価格は、

> 1㍑パック 182
> 500mlパック 139

ゆえに、500mlの方を選ぶことで経済的には「182-139=43円の得」となる。当たり前すぎる「自明の理」だ。

しかし、何故なんだろう❕❔ わたしは「その得」を実感するより何十倍も先に「もう一方の損」を速算して痛感してしまう。その「存在しない損」の苦痛に耐えかねて、結局は毎回1㍑パックを購入してしまうのだ。

実際には「存在しない損」とは何か。ズバリ❕ 1㍑パックと比べた場合の「500mlパックの"割高"感」である。もし仮に、1㍑パックも500mlパックも「分け隔てなく同じように安い」のなら、500ml入りの価格は1㍑パックの半分=91円でなくてはならない。しかし、実際に製造コズトや消費量から弾かれる適正価格は「半分で折り合える(=元が採れる)ワケもなく」139円となっている。

すると自分、どうしても、どう目をつぶろうと思っても、こっちを買うと「139-91=48円の損」だと思えてしまって仕方ない。何ならこっちの損が、あっちの得より5円優るではないかとウルトラ勝手な理屈を(無意識に)付けて、理路整然たる43円の出費カット行動を自ら放棄してしまうのだ。

バカバカ、バカよ、大バカよ。この、何ひとつ科学的論拠のない「まさに呪いのよーな」呪縛から解き放たれる「特効薬」をご存じの御仁がいらしたら、ぜひにもご教授願いたんもんである。
=了=

検索タグ:自然のおいしさ牛乳,1000ml,500ml
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