すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

大雪の事とフィギュア男子フリー

2014-02-15 19:40:27 | ひとりごと
 昨日は日本全国大雪の所が多かったようだ。私の住むところも結構な積雪で、幸い凍結は無かったが少し早めに出勤した。
 職場ではとりあえず車が入るので雪かきをする必要があったので、事務所の上司たちが雪かきをしてくれていた。当然手伝うつもりはあるのだが、ちょっとやっては電話が鳴る・・・という繰り返しで、あまり手助けにはならなかった。
 出勤した時にまずヘルパー主任から相談があった。雪が多いと訪問できない場合もある。また、先方も心配なので無理してこなくても、何とかなる・・・と言ってくれる場合がほとんどだ。
 しかし昨日は、訪問先がどこも独居でこの寒波の中週末をはさむのに灯油が切れるのでは・・・:との懸念があった。
 お年寄りは自分で灯油を運んでストーブに入れるのは危険である。電話すると、
 「灯油がなくても炬燵があるから大丈夫。」
とは言うものの、
 「どうしてもになったら、押し車で運ぶから。」
とそれこそ心配なコメントを残す。
 「とりあえず行けるところまで行って、ダメなら連絡します。」
とヘルパー主任は言ってくれた。
 どうするのか心配していたら、積雪でデイサービスが休みの人が多く手があるので・・・と、デイの上司がヘルパーを搬送して、そこから各家に派遣するという方法を取った。お陰でそれぞれ雪深いところも、凍結していたところも訪問することが出来た。
 この辺りでこの騒ぎである。北の方の人たちはどうしているのだろうと思う・・・。

 仕事では実は自分のミスで凹むことがあったのだが、家に帰ってからがとにかくフィギュアを楽しみにしていた。バレンタインのチョコをくりりんと食べながら、ちょっぴりワインも飲んだ。
 私は今日が休みだったので、くりりんに寝てもらって私は男子のフリーをライブで観た。
 まず、町田選手。11位からの巻き返しは見事だった。あの出遅れがなかったら3位に入れたのは間違いない。十分立派な5位入賞。
 そして高橋選手。調子の上がらない中、6位入賞。最後なのだから当然表彰台に乗せてあげたかった。でも、演技中の穏やかで良い表情を観ると、集大成の舞台を美しく締めくくっているのだと胸に迫った。お疲れさまでした。沢山の感動をありがとう。
 そして、羽生選手。日本男子初めての金メダル。残念ながらノーミスと言うわけにはいかなかったが、十分胸を張れる結果である。
 何より感動したのは、彼のコメントである。2位のパトリック・チャン選手があまり調子が上がらなかった事を、
 「どのような気持ちで演技を観てましたか。」
と聞かれた。彼は、
 「応援しようと思いました。僕の中ではやはりパトリックは世界一の選手だと思います。」
と答えたのだ。
 私は自分が恥ずかしかった。いや、当然私だってどの選手にも最高のパフォーマンスをしてもらいたいし、その上でみんながガッツポーズをするようなハイレベルな闘いの中でのメダルが観たい。しかし、応援する選手がミスをしてしまったら、何とか勝たせてあげたいと、うっすらと他人のミスを期待してしまう。
 それなのに、応援しよう・・・である。世界を目指す選手は若くても違うのだと感じた。本当に素晴らしい演技と、素晴らしい美しい心をありがとう。

 *今日のお弁当。


コメント (2)
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