昨夜はキヨちゃんと、そして仕事から戻ってからはくりりんも一緒に、オリンピックフィギュアスケートのエキシビションを観た。
最近のキヨちゃんは、フィギュアにも詳しい。羽生結弦選手は覚えられないので振り仮名を打った。それが今では「ゆづ君」である。
エキシビションが始まると、キヨちゃんは、
「あ、この子は上手だったよ。」
「あ、この人も上手だった。」
と試合の時の様子を思い出しているようだった。
町田選手が出てきた時は、メガネと衣装で分からなかったようで、
「あれ?この人も日本人?」
と聞いていた。でも、
「よう似合うとる(パフォーマンスが)。」
と言っていた。
高橋選手が出てきた時は、
「やっぱり男前じゃなあ・・・。」
とうっとり。勿論、「ゆづ君」など松潤を追い越しそうな勢いである。
そして、パトリック・チャン選手や、キム・ヨナ選手が出てきた時も、
「この人も上手だったよ。とてもかわいい。」
「この子も良かった。音楽もスケートも良かった。」
と素直に言っていた。
その感想を聞きながら、ああ、一番純粋にフィギュアを楽しんでいるのはキヨちゃんだな・・・と感じた。私は古いフィギュアファンだし、勿論好きな選手も沢山いて、彼らのことも大好きだった。それが、次第に色んな邪念が入って、つい色眼鏡で観ていたようだ。それは・・・残念なことである。
はっとさせられてから、素直にエキシビションを観ると、いつも以上に感動的だった。
フィナーレ、ぎこちなくペアを組んで踊る高橋選手と真央ちゃんが初々しいなと微笑んでいると、キヨちゃんはテレビ画面に向かって、小さく拍手をしながら、
「大ちゃん、お疲れ様。ありがとう。」
「真央ちゃん、お疲れ様。良く頑張ったね~。ありがとう。」
「ゆづ君。お疲れ様。偉かったね。ありがとう。」
「みんな、みんなありがとう。」
と、一人ひとり画面に映る選手にお礼を言っていた。小さな拍手は、まるで神聖なものに捧げられるような気持ちのこもった物で、言葉も、心のこもった言葉だった。
そのキヨちゃんの言葉と姿に、フィナーレが重なって、私は思わず泣いてしまっていた。それに気付いたキヨちゃんも、つられて泣きそうになりながら、
「あほうじゃのお。何でスケート見て泣きよるんじゃ。」
と言った。
いや、あなたに泣かされたのだよ。
*今日のお弁当。
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エキシビションが始まると、キヨちゃんは、
「あ、この子は上手だったよ。」
「あ、この人も上手だった。」
と試合の時の様子を思い出しているようだった。
町田選手が出てきた時は、メガネと衣装で分からなかったようで、
「あれ?この人も日本人?」
と聞いていた。でも、
「よう似合うとる(パフォーマンスが)。」
と言っていた。
高橋選手が出てきた時は、
「やっぱり男前じゃなあ・・・。」
とうっとり。勿論、「ゆづ君」など松潤を追い越しそうな勢いである。
そして、パトリック・チャン選手や、キム・ヨナ選手が出てきた時も、
「この人も上手だったよ。とてもかわいい。」
「この子も良かった。音楽もスケートも良かった。」
と素直に言っていた。
その感想を聞きながら、ああ、一番純粋にフィギュアを楽しんでいるのはキヨちゃんだな・・・と感じた。私は古いフィギュアファンだし、勿論好きな選手も沢山いて、彼らのことも大好きだった。それが、次第に色んな邪念が入って、つい色眼鏡で観ていたようだ。それは・・・残念なことである。
はっとさせられてから、素直にエキシビションを観ると、いつも以上に感動的だった。
フィナーレ、ぎこちなくペアを組んで踊る高橋選手と真央ちゃんが初々しいなと微笑んでいると、キヨちゃんはテレビ画面に向かって、小さく拍手をしながら、
「大ちゃん、お疲れ様。ありがとう。」
「真央ちゃん、お疲れ様。良く頑張ったね~。ありがとう。」
「ゆづ君。お疲れ様。偉かったね。ありがとう。」
「みんな、みんなありがとう。」
と、一人ひとり画面に映る選手にお礼を言っていた。小さな拍手は、まるで神聖なものに捧げられるような気持ちのこもった物で、言葉も、心のこもった言葉だった。
そのキヨちゃんの言葉と姿に、フィナーレが重なって、私は思わず泣いてしまっていた。それに気付いたキヨちゃんも、つられて泣きそうになりながら、
「あほうじゃのお。何でスケート見て泣きよるんじゃ。」
と言った。
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