今朝は早朝から東京の友人の「地震だよ~」メールで目覚めた。すぐにニュースをチェック、幸い震度の割に友人たちも何事もなかったようだ。
父は父で、今朝は早くから目覚め、いつもより1時間早く朝食の要求があった。食後は早くから外に出て散歩。
「鎌でも研ごうかなあ・・・。」
と言っていたが、グライダーを使うというのでまだ不安があり、却下した。
「何もせんと退屈じゃあ!買い物に行く。」
と言うので、キヨちゃんを留守番にして買い物に出た。今日は訪問入浴の日であるから、準備して貰う都合があったのだ。
猫の「処方食」の関係で、今日の買い物は愛媛県。(ま、40分くらいです、車で)父がここを訪れたのは、自分で運転していたころだから、何年ぶりだろう。
壊れたコンポが古すぎて修理できずいたので、新しいCDラジカセを買った。家のコンポは何たってCDが出始めの頃のもので、CDって何?と思っていた頃のものだ。まだまだレコードやカセットが主流で、CDなんて持っておらずお店の人がサービスでキョンキョンのCDをくれたくらいだ。
それから食料品。父のマイブームの「タコ」も買った。足を3パックも持っている。止めても聞かないのだから、しかたない。ここしばらく毎日タコときゅうりの酢の物だ。「タコ」だけにこだわっているなら唐揚げなんか美味しいのに、父の場合酢の物にこっているのだ。
「あ、蟹の足がある。」
今度は蟹の足のパック入りをゲットした。スポンサーは父なのだから、値札も見ずにかごに放り込まれても気にしなかった。とにかく父が食べたいのだし。
買い物を終えると急いで家路に。お昼もぺろりとたいらげて、昼からは訪問入浴。入浴後に排便もあって、1日3つも仕事をした父はさすがに疲れてぐっすり眠った。
夕食。楽しみにしていたタコと蟹ときゅうりの酢の物。父はとてもご満悦だったが、ちょっと飽きてきている私は、ひたすら蕗の煮物を食べていた。
「父ちゃん、美味しい?」
「おお、うまいぞ~。」
父がそう答えると、キヨちゃんは我慢できなくなったように大笑いした。
「これ、これ、蟹違うで。かにかまじゃけん!」
・・・・。え?
「お前もとろこいなあ。蟹の足が298円で買えるかい。」
ごもっとも。私は値段を見てなかったし、味も見てなかった。パックを見ると「かにっちゃお!」なんていかにもばったもんというネーミングであり、すみに小さく「魚肉100%かにではありません」と書かれていた。
「あんまり父ちゃんが蟹蟹って楽しみにしよるけん、よう言わなんだ。」
そう言いながら、いつまでも笑うキヨちゃんに父は
「急に蟹じゃない味がしてきた。おいしくない・・・。」
としょげてしまった。
とはいえ、それでもタコときゅうりはしっかり食べた。そして、かにかまは「見せしめ」のように、皿に取り分けていた。幸い
「父ちゃんも酢の物そろそろたった(飽きた)。」
と言ってくれたので、明日のタコは違う料理になりそうだ。
ここをクリックしてお立ち寄りください。