すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

すごいぞ、父ちゃん!

2008-05-05 00:04:45 | ひとりごと
 最近父の調子がいいのだが、今回持続している。何しろ「おいしい」と言ってたくさん(父なりの)食べる。「あれが食べたい」とリクエストがある。(前回の伊勢エビのように)
 不思議だな・・・と思うのは、嗜好が変わった。野菜が嫌いで酸っぱい物も苦手だった父が、毎日のようにきゅうりの酢の物をリクエストする。レタスやトマトもしっかり食べる。
 困ったことに、嗜好が変わったからかどこか不調なのか定かでないが下痢をする。しかし、今までなら下痢をした時点で体力がなくなり、しばらく寝込んでしまったのだが、基本的に体力がついたのか次の食事までには復活する。これもエンシュア効果だろうか。
 キヨちゃんも作る物を「おいしいおいしい」と食べてくれるので、俄然張り切っている。母は山にタケノコ掘りにワラビ摂りに、娘は町に買い出しに・・・である。
 続くといいな。伊勢エビだろうが、ホタルイカだろうが、食べたいという物なら何としてでも取り寄せよう。高級食材の場合、お金は・・・父の年金だけど・・・。

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新茶の季節

2008-05-02 21:15:35 | ひとりごと
 夏も近づく八十八夜。さて、問題です。これは何から数えて88日目でしょう。ちなみに今年の八十八夜は5月1日です。
 これは皆さんご存じの「茶摘み」の歌である。うちの田舎は知る人ぞしるお茶どころである。採れた茶の多くは静岡に出荷するのだから驚きだ。静岡産と言う名の実は徳島産・・・かもね。(つまり、葉は徳島)
 私の家もたくさんではないが茶を作っている。この辺りの人は、この時期「ぜんまい」と「茶」に忙しい。私も学生時代から茶摘みは手伝っていた。市内にいるときもゴールデンウイークは茶摘みと相場が決まっていた。
 昔は人手もあり、「手間替え」(みんなで代わる代わる手伝い合って仕事をすること。)をするのがほとんどだった。でも、そうすると今日はあの家、明日はお隣、あさっては・・・と拘束される日が多く努めに出る人間には不便だった。それに雨でも降って延びよう物なら、摘む時期が重なってしまう。
 それから茶摘みをする人も年を取り、若い摘み手も減り、各々の家がそれぞれに摘む事が多くなった。さらに人手がなくなって年を取れば、今度は人を雇ってするようになる。雇う人が「シルバー派遣」というのも、皮肉な話だ。
 我が家も数年前まで、キヨちゃんとふたりで頑張っていたが、私の仕事もキヨちゃんの体力も問題となって、今では摘む作業は人任せである。もちろんそれまでの1年間の世話は母の仕事である。
 恥ずかしながら、私の時代になったら茶の世話をする自信がない。無農薬の我が家の茶を飲めるのはいつまでだろう・・・。
 楽しかったなあ。みんなでわいわい茶摘みして、お茶飲んで間食して。もう一度あんなにぎわいが欲しい物である。

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胃も痛いわな・・・

2008-05-01 10:17:02 | ひとりごと
 昨日夕方、どうしても抜けられない仕事のため、坐薬を入れて出勤した。休みは貰っていたので、その仕事だけして帰ったのだが。心配するので両親には坐薬じゃなく普通に平熱に戻ったと嘘を付いた。鋭い父は少し疑って
「休め」
と言ったが、楽天的なキヨちゃんは
「ほ~か~。良かったなあ、気ぃつけて行けよ。」
と送り出してくれた。
 事務所に入り
 「すいませんでした。」
と声をかける。「寡黙な」上司からねぎらいの言葉は期待できず、
 「う」
と頷いただけ。ついでに仕事のミス(というか、教えて貰ってない)を思いきり叱られて帰ってきた。
 幸い今日は休みだった。体調も良さそうだ。父もすごくたくさん朝ご飯が食べられたと、キヨちゃんは安心して畑に出掛けた。
 ゆっくり寝ようかどうしようかと悩んだが、どうしてもシャワーが浴びたかった。ついでにシーツはまだ綺麗だけれど、寝込んだ後は何となく嫌で洗濯したくなった。よし!と重い腰を上げた途端、父からコール。
 寝室に行くとポータブルトイレに座ったまま、ベッドに倒れ込んでいる。排便で急激に血圧が下がったようだった。足がしっかりしていないので、間に合わず便失禁もしていて、清拭やら後始末やら洗濯やらと大変だった。腎不全の父は失禁の心配はないのだが、下痢をした時間に合わないので、紙パンツに替えた。残り1枚。
 それから迷う事なく自分の洗濯とシャワー。大仕事を終えた父は、今熟睡している。
 復活せざるを得ない。介護者は本当に寝込んでる暇ないのだ。午後から訪問入浴。キヨちゃんに任せてパンパース買いに行かなきゃ。
 戻ったキヨちゃんに報告。私の病み上がりは忘れてるよなあ。
 「ははは!そりゃ大変だったなあ!。」
どこまでも明るい。もしかしたら、この神経を受け継いでいたら胃が痛くなることもなかったのかも知れない。

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