おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

'96.6.8.

2008年02月15日 07時27分13秒 | 詩集・つれづれ
 触れた 小さなあやまち
 はじけて 輝き失う
 大人、子供…
 つややかな幼さ。
 笑顔はなににも負けない

 無防備に まぶしい
 いま 目の中でこわれそう
 その全方向のヒカリ
 レンズ通さないままで

 風、まるい野原…
 空は文句を言わない
 寝ころんで、また笑う

 周りの空気まで笑ってる
 この渦巻く波の中
 どうして そんな自然な呼吸
 危うい怖さは誰がいけないの

 風、まるい野原…
 空は文句を言わない
 寝ころんで、また笑う

'96.1.25

2008年02月15日 07時21分00秒 | 詩集・つれづれ
 私は何もかもを知っている。
 自分の為、あなたの為、人の為、…この地球の為、
 何をしてはいけなくて、何をして過ごしていればいいのか
 何もかも、知っている
 けれど、私たちは何もわかっていない。
 何もかもを、認識していない、バカだ。
 意識の表層の上に乗って生きてゆくのは、
 とても危険なことだ。

'95.12.22

2008年02月14日 23時10分40秒 | 詩集・つれづれ
 黄色い木の葉がしきつめられた地面の上を
 ただひとり
 軽い足どりで
 歩いていた

 ときどき
 木々の間をぬうように
 かけ抜けたりもしてみた


 ふいに頭上を見上げると
 緑の葉っぱがいくつも重なり合って
 その光をさえぎっている

 見上げたまま 一歩を踏み出すと
 枝葉のスキ間がキラキラといろんなところに輝いて
 そうして一筋の光が
 彼のところまで まっすぐにつらぬいた


 きっとみんなは、それを分かっている。
 だからそれで、いいじゃないか。
 本当は、難しいことなんて、誰でも言える。
 清く・正しく・誠実に、
 真面目にしてればそれでいいなんて、
 きっと、ほんとは、甘えている。

 ふと目を覚ますと
 他には誰もいないことに気付いた
 森の木も 鳥たちも
 周りに仲間がいるのに
 彼は何故か
 たったひとりだった

 それから彼は走り出した
 もう気まぐれに歩くことはできなかった
 次第に重くなる足にムチを打って
 ひたすらに真っ直ぐ
 走り続けた
 あるときは空の星をたよりに
 あるときは陽の光をたよりに
 走り続けた


 いつか一歩も足が動かなくなった
 もう身体がどちらを向いてるのかもわからなかった

 彼はその場に座って歌をうたい始めた
 彼は何故か
 その歌を知っていた
 そして周りのけしきをみつめながら
 自分のことを考えてみた
 彼の見たもの 感じたもの
 そのすべての意味を
 考えてみた
 しばらくすると
 彼に声をかけてくるものがあった
(中略)
 彼はそのときもう自分の意志で身体のどの部分を自由に動かすことも
 できなくなっていた

 彼は一本の木になっていた

 鳥達は彼になっている果実をついばむ
 子供たちは彼の幹を登り、枝に腰掛け遊んでいる
 それで 特に嫌な気持ちになるということはなかった
 むしろ時が経つにつれ
 それがとても自然なことにさえ思えてきた



 今度は十二年前に書いた詩が出てきました。
 これも発表しておこっと。
 なるべく原文のまま投稿します。「(中略)」も原文のままなんだよう。

 ではでは。

霞に響いて

2006年08月28日 01時10分11秒 | 詩集・つれづれ
  約束の橋を渡るのなら
  記憶の底に綴じた光を
  かき消された街の中に
  閉じ込めては掻き鳴らす
  その鐘の様に

  2時半になった
  遅い昼を食べよう
  明日の朝早く
  露を集めよう
  昨日なら
  よかったのに
  明日の朝じゃ
  遅すぎる
  明日の朝じゃ
  だって遅すぎる
  だってだって遅すぎる
  だってだってだって。

僕達の地球

2006年08月26日 01時22分33秒 | 詩集・つれづれ
  地球回っちゃ。
  月そのまわり回っちゃ。
  地球跳ねちゃだめ。
  月も跳ねちゃだめ。
  何でさ。
  跳ねたっていいじゃん。
  回っていんなら跳ねたっていいじゃん。
  跳ねたって飛んだって地球は変わらない。
  月も変わらない。
  跳ねたっていいじゃん。
  飛んだっていいじゃん。

人の定義、文化の定義、

2006年08月24日 03時12分39秒 | 詩集・つれづれ
だって自分に集中できなくたって
時間は勝手に流れていくし
流れていくのは時間だけじゃなくて
人とか景色とか
お金とか友情だったりするんだけど
それが1つの場所にもし留まっていたなら
どんなにいい事か
音とおんなじ様に季節は流れていって
もしそれがとどまったならそれは一つの場所を見つけたからなんだろうけれど
きっとそれは地球の上ではなくて
どこか遠いソラの上での出来事
きっときっときっときっと、
いつかいつかいつかいつか、
それは叶うから
叶うって何さ
願うって何さ
おそってしまえばいい
殺してしまえばいい
そうすることで何かが見えるのなら
残酷さって見えるものなのか
この世にあるものなのか
認めてしまっていいのか
あるものはある あるものしかない
ないものを認める事が、人間なんじゃあない。


  * * *

 …すみません、この作品 だいぶ前に書いたもので、今や自分でも読解できません。
 どうか自由な見方で読んでやってください。

 読む方の数だけ、詩の解釈はあります。
 そんな感じのことを、詩人のなぎさひふみさんは仰っていました。

 よろしくお願いします。

ESCAPE<<

2006年08月20日 00時06分20秒 | 詩集・つれづれ
人に触れても怒りしか
重ならないと思ってた線も時々は重なる
それでもずっと重なってるということはなく
離れて離れて揺らめいて
光の輪っかの中を通るときには何かを落として
何かを忘れた気持ちになる

何だろうと思い返しても
夢の中なのか前世の記憶なのか
未来の記憶の中なのだろうか
時間は変化の名前なのだという
変化が遅ければ時もゆっくりと流れる
それなら変化の速度は時の密度にはならないのだろうか
<ESCAPE<<
光を目指しても光の中には届かない
喜ぶ顔が見たい
それが全てだ

HOT GROOVE!

2006年08月18日 03時43分17秒 | 詩集・つれづれ
誰が悪いの?誰が悪いの?誰が悪いの?
誰も悪くない誰も悪くない誰も悪くない?
きっとキチガイなのは僕(?)
病んでるのは君
ステレオタイプそんな言葉忘れた
電車に乗って車に乗って電気になって
波に乗れても君には乗れない(?)
WAVE!WAVE!WAVE!!

ばっっかるり、

2006年08月16日 01時48分48秒 | 詩集・つれづれ
灰色でも、灰色でも
綺麗な色って、見えるように
焼き掛けた空集め
調子いい事ばっか言って
空集めて
嘘だけつかないように、
それだけ気にかけて
身体から外に出ようと無理ばっか
ばっかばっかばっからーら

身体ン中虫ばっか集めて
モゾモゾ動いても白い水で洗い流しちゃえ
それも出来ないなら死ぬしかないね
うん死んじゃうしかない
やっと調子出てきたころにもう終わり。
人生って回ってんだかまっすぐなんだか
永遠って遠いんだか近いんだか
何も見えないまま終わるのっていや

スキな人

2006年08月14日 01時04分37秒 | 詩集・つれづれ
久しく感じることのなかったこの気持ち
人を好きになる気持ち
人を好きになると こんなに切ないんだな
こんなに苦しいんだな
でも幸せなんだ 毎日が充実してるんだ
自分に自信が持てるんだ

もっと近付きたい

今まで何度も思ったけれど
本当には叶えられなかった
きみに一番近い場所

見つからなかった
そこに居られなかった

若かったから?
相手が違っていた?
何が悪かった?

僕が、君が、
紡ぎだした結果。
それはほつれ、
いつか2つにちぎれた

もう戻れない
愛していても 愛せない
それは他でもない 神様が決めたこと
さからえないよ

でも終わったこと

忘れないけど もう痛まない 君がいるから

熱はまわりを暖める
ポカポカした気分にしてくれる

そう
君がいるから

だから僕は 今も
ここに なにも恐れず 立っていられるんだよ

今度こそ いちばん傍に居よう 居続けよう
僕の好きな人の いちばん近くに

結婚

2006年08月12日 00時06分34秒 | 詩集・つれづれ
 ふふふ…君が笑った
 ハハハ…僕も笑った
 暖かい。
 空気が軽い
 まるで、
 夢の中にいるようだ

 こっちにおいでよ。
 僕が言う
 あんたこそこっちに来なさいよ
 君が言う
 遠くで二人して言う
「イーッだぁ!」
 また笑った
 二人で

 しあわせかな?
 幸せなんじゃないの?
 よくわからないな
 私だってわかんないわよ 神様じゃないんだから
 神様ってしあわせなの?
 知らないわよ!莫迦!

 さいなら
 さよなら
 思ったより短かった
 そう?
 忘れらんないんだろうな
 なにが?
 ほんとに分かんないの?
 だからなにが
 もーいーよ
 自己完結 あなたの一番悪いとこ
 そんなこと言えるのお前だけかも
 またぁ すぐにいい子作るんだから
 でもお前のレベルまで育てるの大変なんだぞ
 ゲームかっての
 ゲームだよ ゴールするまでは。

僕が一番見たいもの

2006年08月10日 02時24分02秒 | 詩集・つれづれ
本当じゃないもの
僕にだってすぐに判る

たとえば君の笑顔。

僕は君に出逢ってから
君の本当の笑顔に出逢ったことがない

心からの君の笑い顔が見たい。

そして
出来たらそれを僕の力で生み出したい

それが
僕が今一番見たいもの。

『心と言葉』

2006年07月18日 00時12分10秒 | 詩集・つれづれ
考えている事を言葉にする
簡単なようだが
難しい
でも自分の主張を言葉にできなかったら
いくらそれを持っていても最大限活用することはできない

僕、言葉で考えるのを止める!
と決心したことが過去にあって
感じたことを、瞬間で、対応する
思っている微妙な心の機微を、なるべく真っ直ぐに表現する
そういう訓練をした。
頭で考えない。心で動く
言葉で考える結果の限界を超えたかった
それは演劇の世界で生きていくには必要なことだと思ったから
だからそういう決断をし、努力した
そして、そういう風に自分はなった。

でも、今は演劇の世界に進むつもりはない
過去の決断が、今の僕の邪魔をしている。

言葉を復活させよう。
言葉で考え、より一層言葉を話し、自分の考えていることを表現する
大切な事だ。
もう一度言う。
言葉を復活させよう。

言葉の世界の住人になろう

2006年07月16日 00時08分46秒 | 詩集・つれづれ
気になる人がいる。
その人は私のことなんか相手にもしてくれない。
だけどその人のことがどうしても気になる。
頭から離れない。

切ない
切ないよ。
どうしてこんなことになっちゃったんだろう?
あの人は私に気がない。
それは分かっているけれど
どうしてもあきらめられない。
告ってみようか?
その後のことが怖い。
もうあの人に会えなくなるのが怖い。
気まずくなるのが耐えられない。
今までの経験で知っている。
きっとまたそうなる

くじけそうだよ
もう忘れてしまおうか
あの人のこと
嫌いになってみるとか
出来ないくせに
そんなことを考えてみる。
忘れられない

やっぱり本当のことを話そう
あの人に
嫌われてもいい
会えなくなっても耐えられる
今の苦しいままはもう嫌だ
私の今の気持ちを、
伝えよう。

…そして…、
父の転勤が決まった
転校だ。
会えなくなる前に告白をしようと思った
駄目なら駄目。
どっちにしてももう顔合わせることもないんだし。

「好きです」
言った。
「ありがとう」
あの人は言った。
いきなり抱きしめられた。
「良かった」
あの人は言葉を続けた
「片想いだと思ってた」
夢だった。
いや、夢の中にいるようだった。
「ごめん、いきなり」
あの人は腕を伸ばし、私の体と距離をおいた
「でも、ほんと?」
「うん」
私は答えた。
「ずっと好きだった。
だから良かった」
でも、
「転校するって本当?」
そうなんだ。私、この人と会えなくなるんだ。もうすぐ
「うん」
「出発は?」
「明日」
「明日!?…そんな急な…」
「だから今日、告白した」
「…そうなんだ…」
「…うん」
……
「なんだかごめん」
「なんで」
「本当は告白なんかしない方が良かったのかも知れない…」
私は正直な気持ちを伝えた。
「そしたらなにもなく、あなたにも迷惑かけないで、いい思い出になれた」
「なに言ってんだよ。手紙書く、電話する。遠距離しようよ」
「…無理。だって私たち子供だよ。離れたら気持ちも離れる。近い人にまた恋をする!」
「そんなこと…」
このとき…そんなこと、ない。ときっぱり言い切っていたら、私達どうなってたかな?
「じゃあね。本当にありがとう。あなたとの時間は本当に楽しかった」
「ちょっとっ…」
涙なんか流さない。
そう思っていたけれど、頬の上を熱いものが流れるのを感じていた。
走った。
めいっぱい走った。
誰も追いつけないくらい我武者羅に。
教室までの運動場を、廊下を、我武者羅に走った。
みんな私をすごい目で見ていたと思う
でもそんなこと忘れていた。
「あぁ、恋が終わった」
その事だけが私の胸の中を駆け巡っていた。

自分の教室の席に着いた。
もう涙も枯れたかな?…
…そうでもない。私は机に顔を伏せた。

それからどれくらい経っただろう

「弱虫!」
あの人が私に叫んだ。
「えっ?」
「ちゃんと終わってもいない。始まってもいないだろ!? 始めようよ、勇気出して!」
ちょっとみんな見てるよ。こんなところでやめようよ。
教室の中、席に座っている私に、あの人がつかつかと歩いて来る。
「やめようよ」
「いや止めない。俺のこと嫌いか?」
「恥ずかしいよ」
「ちゃんと答えろ」
「…さっき言ったじゃん」
「だったら逃げるな。俺からも、自分からも」
「なんなの?」
そうだ、この人ってこういう人。私がいちばん解ってたんじゃん。だから好きになったんだ。
「無理だよ…あなたも分かってるでしょう?」
「俺には全然分からないね。今の気持ち無視してその後やっていけるかってんだ」
「もう終わりにしようよ」
「だから、始まってない」
「…そうだけど」
「俺はお前が好きだ。この気持ちは抑えられない」
教室にいた全員が、一斉に私たちを好奇の目で見た。
「ちょっとぉ…恥ずかしい」
「そんなこと構うもんか。俺とお前の一生がかかってるんだ」
そうだったのかな?今思うとそんなこと…とも思う
「お前が明日からこの学校に来なくなっても、この気持ちは変わらん!」
「…絶対?」
「ああ」
「じゃあ、信じる。毎日電話して」
「分かった。いや、そのつもりだ」
「そう」
クラスメートのみんなが一斉にはやし立てる。
一部の馬鹿共なんか、胴上げなんかしようとしやがる。
「私、今日のことは忘れないね」
「あぁ、これからもそういう日がどんどん増えるんだよ」

私、あなたのこと信じる。
だから、自分のことも信じてみるね。

いま、私は幸せだ。
あの日のことはよく覚えている。
今日のこと忘れない、と言ったのは嘘にはならなかったわけだ。
でも、信じる、あの人と自分を信じると言ったことは、嘘になったのだろうか。
私はあの人と一緒にはならなかった。
文通も電話も、半年ほどで途絶えた。
それは悲しいことだろうか
私は今、夫も子供もいる
もちろん旦那はあの人とは違う人だ
…思い出なのだ。
いまの私を形作っている、いい思い出。
もう一度言う。私はいま、しあわせだ。
いま幸せならば、全ての過去を肯定できる。
人間は都合のいい生き物だ
だから生きてゆける
今が全てだ。
過去はその肥やし、
なのだ。

大人の階段を上るたび
傷ついて 喜んで
残ったものは「今」「現在」
今がすべて
過去は過去
いつでも私はリフレッシュできる
想い出に出来る
今を満たそう
今までの私達を殺さないために
いい思い出にするために
私は歩き続ける。

幸福

2006年07月15日 22時45分23秒 | 詩集・つれづれ
夢の世界は僕を優しく包んでくれる。
楽しい世界。
正に夢!
現実には、少しも楽しいことなんてない。
夢の中に比べると、薄っぺらな幸福。
僕は今きっと、幸せじゃあないんだろう。
どうすれば幸せになれるのだろう。
恋人ができれば? 結婚すれば?
健康ならば? 毎日にやり甲斐があれば?
楽しい趣味を持てれば? 友達沢山なら?
全部だよな。
うん。
全部だ。
それ全部が、新しい自分を包み込んでくれたなら、
僕は幸せだといえる。
遠いなぁ。
幸せまでの道のり、、、
今まで沢山の人を不幸にしてきたんだもの。
しょうがないよ。
道は険しい。
とりあえずは目の前のものから。
ひとつづつ。
着実に。
積み重ねていこう。
いきなりの飛び級は、
ないんだよ。
誠実さを積み重ねていくことが大事。
辛抱辛抱。
焦らないで。
落ち着いて。
しっかりと。
やっていこうよ。