団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

犬が人間に愛される理由

2021年05月18日 | 動物

私の弟の家庭では長年犬を飼っていた、彼が仕事から帰ってきて

車庫に車を入れると同時に、玄関で迎えてくれるのが日課、その

愛犬が亡くなった時の悲しみと喪失感は計り知れないものだった、

まさに家族の一員、愛犬に癒された15年間だった。

 

昔は軒先につながって破れ鍋にぶっかけご飯が定番、いわゆる番

犬だったのが住宅事情も変わり室内で飼われるようになり次第に

家庭犬として地位を獲得した。

 

愛犬家として知られた哲学者池田晶子氏のエッセイにはこんなこ

とが書かれていた「別の生き物と寝食をともにすることが楽しい、

相手が言葉を話さないと言う新鮮さ、話さないのに常に何かをこ

ちらに伝えようとしている、こちらは言葉により確認し少しずつ

接近する、そしてよりよい硬い友情を築くことが可能になる、そ

してスキンシップで私の心は安らぐ」

 

又犬が人間に愛されるのは言葉を話さないから、人間のように言

葉によって他人の心をあざむいたりしないとも言及してる、そし

て犬の命は短い、たった15年、あとからきたのに先に逝くのも

愛される理由かもしれない。