雑誌プレジデントのアンケート調査によると男性の64%、女性
の76%が孤独を感じる時があるという結果がでていた、さらに
日本人の8割が孤独好きという記事があったのには驚いた。
孤独というとネガティブな印象が強く、いいイメージがないのが
一般的である、そのせいか私自身孤独な人が増えてるという実感
はあまりない、なぜかというと孤独な人々は声をひそめて暮らし
ており、私は孤独だ、私は寂しいなどと口にする人はいない。
実際孤独本を書いてる有名人は本人は孤独ではなく、ひとりの時
間を大切にしたいという人たちである、そんななかで芥川賞作家
の田中慎弥さん、以前孤独、友だちについて言及してた内容が印
象に残っておりその中の一部を紹介したいと思います。
「今は友人もいない、子供のころからだ、無職歴14年、仕事を
するようになって少しずつ人間関係は広がっているものの、やは
り友人はいない、出会うのは仕事の相手ばかり、それは小説を書
くと言う条件があって初めて成立する、書かなければ会えなくな
る、本当の友情というのは無条件のはず、私が小説を書こうが書
くまいが会ってくれる人たちというのは今のところいない」