今や平均寿命は男性で81歳、女性で87歳、そして100歳以
上のひとは7万人、しかし80%の人が寝たきり状態だという現
実、それでも平均寿命が延びて医学界は喜んでることは確かであ
る。
現代の医学は老人の心理や寂しさや孤独よりも生理的肉体を重視
している、イギリスでは末期がん患者を「痛みから解放すること」
に専念してるので患者は痛みから解放され笑顔で最期を迎えると
いう、しかし日本では「一日でも長く生かす」ことに努力してる。
医者は患者を何とかしなきゃいけないという医者のプライドと使
命感がある、「どんな形でも生きてほしい」というのは家族の都
合で本人の意向ではない、そして胃ろう、管チューブ、栄養など
の延命措置に走る。
実際胃ろうをつけてる人は現在40万人もいるという、果たして
長生きは幸せなのだろうか?と思ったりする、ただ人間の生存欲
というのは強いもので90歳にもなればもう十分ではないか、と
いうのはあくまで第三者の見方なのかもしれない。