「生涯長い時間働いてきた人は突然することが亡くなると、う
んざりするだろう、だが相当の暇な時間がないと人生の最も素
晴らしいものと縁がなくなることが多い」これはイギリスの哲
学者、バートランドラッセルの言葉である。
世間では忙しいことが美徳とされて暇ということが軽視されて
いる、確かに仕事に追われ、与えられたノルマを達成すると、
このうえない充実感があるものである、しかしリタイヤすると、
すべてが泡のように消えてしまう。
齢を重ねると日常の「はじめて」は減っていく、それでもやっ
と手に入れた自由というか暇な時間楽しんで生きたい、読みた
い本も聴きたい音楽もまだまだ無限にある、四季の移ろいも見
飽きることもない、自分のものさしでしたいことをする、暮ら
しの中にささやかな喜びや充実感を持つには暇な時間は大切で
ある。