団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

続・病院の待合室での人間観察

2020年05月04日 | 病院

今は亡き母の付き添いで訪れていた大学病院、いつ行っても混雑

していた、世の中にはこんなに病人がいることに驚く、そして診

察までの時間、会計の時間、調剤薬局での待ち時間、いずれも長

い、予約時間どうりに診察が始まらない 、いつものことだから我

慢するしかなかった。

 

 

待合室の長椅子はほぼ満席、94歳の母にとっては長い待ち時間

は体力的にきつい、子供もいれば老人もいる、居眠りをしてる人

家族できて看護師さんから入院病棟に案内されてる人、イライラ

して貧乏ゆすりをしてる人、遠方から来て電車の時間を気にして

る人、診察室から笑顔で出てくる人、そんな中、近くで70代と

思われる女性が隣の人と話してるのが聞こえてきた。

 

 

数か月前にこの病院に入院したときのことのようだ、「入院した

のに子供が見舞いに一度も来ないんだよ、寂しかったね、それで

もね気持ちが落ち込んでる時、毎日看護師さんが今日は顔色がい

いですね、寒くなったねと言った何気ない一言が薬よりも何より

も効いてうれしかったね…」という内容であった。

 

 

何の病気でどれだけ入院したのかはわからないが、病気でつらく

寂しい思いの時、ずっと見守ってくれる看護師さんの一言に救わ

れたのかもしれない。

 

 

母も私も心が温まるような気がした、病院の待合室は人間観察が

できる場所でもある、そして色んな光景に遭遇することがあるも

のだ。