団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

親子の関係は変化するもの

2022年07月02日 | 

若い時は親に支配されているもので、これは子供の宿命である、

成人し経済的に自立しても親は威厳を持っている、そんな親も

やがて年老いていつのまにか立場が逆転するときがくる、どん

な強者も弱者になる。

 

両親が還暦を迎え、私が赴任した近場の温泉でお祝いした翌日

父がぽつりと言った言葉を今でも思いだす「離れて暮らしていて

も長男としての自覚を忘れないでいて欲しい」大正生まれの父

の言葉は重かった、何かあったら面倒見て欲しいという意味だ

った。

 

それから父が80歳のとき実家での出来事だった、なぜか自筆

のノートを取り出し、私が大学生の時仕送り含め、これだけの

お金がかかったという明細を出してきた、今までそんなこと億

尾にもださなかっただけに、もしかしたらボケたのでは?父の

言動の意図がわからず戸惑ったものだ、それから数年後父は認

知症になった、幻覚がひどいレビー小体型認知症と診断された、

親子の関係は変化するもの、どんな強者も弱者になると思って

いる。