「同じ山めざしても、この同じレールの上をおなじだけ進ん
でいても、それぞれの心は違い、いつまでも別々のまま、性
格もかみわないまま」
これは詩人の竹原康彦氏58歳が「おじさん詩人が窓辺でつ
くった作品集」のなかの一節である、人はそれぞれ違う、価
値観も似てるようで同じではない、そしてそんな思いが次の
詩に込められている。
「自分ひとりとほかの人、みんなまとめて私たち、私はひと
りだけなのに、みんなまとめて私たち、いいか悪いかわから
ないけど便利でもあり不便でもあり、ふしぎな言葉私たち」