団塊の世代が75歳以上となる2025年には介護を必要とする人
が現在の600万人から800万人以上に激増、介護にかかる総費
用は20兆円になると見込まれてる。
それなのに現状では介護従事者が38万人も不足すると言われてる、
しかし介護報酬が引き下げになり(特に小規模デイサービスが大きく
引き下げ)職員全体のボーナスをカットしないと運営できないという
深刻な事態が出ている。
しかし全業種の平均月収が33万円なのに介護職の平均月収は22
万円、重労働なのに10万円も低いのが高い離職離職率につながり、
さらに募集しても人が集まらない、介護の人材不足のため特養老人
ホームでベッドが空いてるのに利用できないという深刻な事態にな
っている。
魅力ある職場を目指すといっても賃金を今より上げないと厳しいと
思う、又公的年金が年間280万円以上支給されてる人の介護費用
の自己負担が1割から2割に引き上げになったことで、今まで月6
万5千円の自己負担が月13万円になり一気に生活が苦しくなった
という高齢者の実態がある。
要は格差が広がり裕福であれば手厚い介護を受けられ、貧しくなる
と介護を受けることもままならない現実、介護の資格者が380万
人もいるのに介護従事者が30万人、やはり過酷な労働のわりに賃
金が安いという要因があると思う。
現実問題として賃金を上げなければ4年後まで38万人の不足を埋
めるのは難しい、そう簡単に結論はでないが団塊の世代としては深
刻に受け止めなければならない問題であることは確かである。