精神科医の片田珠美氏は生きていくうえで「決める」ことは大切
で、何かを決めることは別の何かを捨てる、あるいは諦めること
と表裏一体であると著書のなかで述べている。
そのいい例が結婚で、誰かと結婚することは原則として他の異性
との交際を断念しなければならない、もし他の異性がいない場合
であっても結婚することで一人でいる自由は諦めるしかない。
人生は選択の連続を生きている、人は自分のなかで否応なく優先
順位を決めることになる、日常のなかで昼食は何にする、外食で
あれば和食、洋食、買い物はどこのスーパーに行くなど誰もが選
ぶことはしている。
そして大切なのは重大な局面で「決める」ことを選択しなければ
ならない時である、進学、就職、家を買う、結婚、離婚などであ
る、そんな時人からの助言も大事であるが自分自身の欲望を見極
める、決めることで何かを諦める勇気を持たなくてはならないの
は自分自身である、そして他人からどう見られるかというのは気
にしないほうがいい。
片田氏が言ってるのは他人があなたの人生の責任を取ってくれる
わけではない、確かにその通りである、自分自身がどうしたいか、
幸せになるためにどうすればいいかを一番に考えて決めることが
大切なのかもしれない。