団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

齢をとるのはいいこと?

2021年05月06日 | 生き方

作家のよしもとばななさんの中学生向けのエッセイ「齢をとるの

いいこと?」を読んでみると、大人が読んでも、なるほどと思

わせる内容の一冊である

 


「齢をとると自分のことが自分でよくわかるようになるからどん

ん楽になっていく、行きたくないレストランも飲みたくない飲

み物も、もっといえば会いたくない人もわかってくる、そうする

と自分で自分の人生を創造することができるようになる」

 



「逆に子供はちっとも自由でない、親と学校の枠のなかで考えな

ちゃいけないし経済的にも自由でない、暮らし方も選べばない

し、今ならあの時代に戻れといわれたら冗談じゃない」

 

よしもとばななさんはこのように言ってるけど、果たしてみんな

そうだろうか?大人になると組織のなかで窮屈さを感じながらも

生活のため生きて行かなければならない、仕事をしてれば会いた

くない人とも会わなければならない時もある、その代わり働くこ

との代償として報酬を受け取り自由に使えるお金もある。

 


そして齢を重ねるとお金、健康、仕事、人間関係等悩みは多岐に

わたる、社会に対応する処世術は身につくものの、人間が熟成さ

れたかというと自信がないものである。

 


子供のころは親に支配されながらも守られている、反面早く自立

したいという気持ちも芽生えるてくるものである、齢をとるのは

いいこと?というと、人によって違うかと思う、置かれた状況で

って当たり前かもしれない、しかし私たちは1分1秒たりとも

去に戻ることはできない、そう考えると今を精一杯生きるしか

い。