4年前に83歳で他界した永六輔さん、自身が68歳の時に亡
くなった奥様を忍んで書かれたエッセイ「あの世の妻へのラブ
レター」を読んで改めて愛妻家であることを実感した。
2002年68歳の時奥様に先立たれるが遺骨をずっと自宅に
置いてという、毎朝起きると昨日のことを奥様あてに報告する
ため、一日も欠かさずハガキに書き続け街角ののポストに投函
自宅に届けられるハガキは実に1500通を超えるほどになっ
た。
奥様が亡くなって8年後の2010年、呂律が回らなくなり
パーキンソン病と診断され闘病しながら不自由な体で最後まで
活動した永さん、奥様を亡くしての喪失感、そして自らの病気、
無類の愛妻家だっただけに寂しさは測り知れないものがあった
と思われる。