2011年3月、私が63歳の時に定年退職、ちょうど東日本大
震災があった年、それからもうすぐ9年経過するが満額の年金が
支給されるのは64歳のときからだったので定年後の1年は1月
~3月までの給与と年金を合わせて170万円ほどの収入しかな
かった。
それなのに市民税、国民健康保険料は前年度の収入に対して計算
されるため定年後1年目は働かないかぎり厳しいことは確かであ
る、私の場合、市県民税、固定資産税、国民保険料、自動車税含
めて70万円であった。
それに毎月の固定費(マンションの管理費、駐車場代、水道電気
ガス代、火災保険、自動車保険)を加えるとかなりの出費になり、
結果的に、大して贅沢もしないのに200万円ほどの持ち出しと
なった。
しかし老後に関する指南書のなかにはほとんど解説されてない、
それは書いてる人が実体験がない人が多いからである、老後の指
南書を書いてる人は作家等の文筆家の自由業で定年退職の経験が
ない、実際サラリーマンであっても、いざ遭遇して初めて理解す
るようなものだ、この初年度の出費を覚悟して定年後の年金生活
に入ることが望ましいと思う。