団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

長生きは幸せなのだろうか?

2021年05月21日 | 老後の生き方

今や平均寿命は男性で81歳、女性で87歳、そして100歳以

のひとは7万人、しかし80%の人が寝たきり状態だとい

実、それでも平均寿命が延びて医学界は喜んでることは確か

る。

 

 

現代の医学は老人の心理や寂しさや孤独よりも生理的肉体を重視

ている、イギリスでは末期がん患者を「痛みから解放すること」

専念してるので患者は痛みから解放され笑顔で最期を迎えると

いう、しかし日本では「一日でも長く生かす」ことに努力してる。

 

 

医者は患者を何とかしなきゃいけないという医者のプライドと使

感がある、「どんな形でも生きてほしい」というのは家族の都

合で本人の意向ではない、そして胃ろう、管チューブ、栄養など

の延命措置に走る。

 

 

実際胃ろうをつけてる人は現在40万人もいるという、果たし

生きは幸せなのだろうか?と思ったりする、ただ人間の生存欲

というのは強いもので90歳にもなればもう十分ではないか、と

いうのはあくまで第三者の見方なのかもしれない。

 


女性にとって理想の老後とは

2021年05月20日 | 生き方

理想の老後は男性と女性で違うかもしれないが共通してるのは自由

気ままで健康でお金の心配のない暮らしができることだと思う、そ

こで40代以上の女性を対象にした雑誌のアンケートから見える理

想の老後とは、そして思い描く老いの風景とは、中味は十人十色で

ある。

 

◇絶対ボケない、寝たきりにならない、寂しさなんか負けない

(48歳パート)

◇有料老人ホームに入りカラオケ、手芸、軽い運動ができたら最高

(57歳パート)

◇庭にピンクのバラをたくさん植え咲き誇る花と香りの中で暮らし

 たい

(65歳無職)

◇娘の家族と同居し孫の世話をしながら時々友人とランチを楽しみた

 い

(56歳無職)

◇お金がなくても心穏やかに過ごせたら幸せ、でもそうはいかないで

 しょう

(67歳主婦)

◇夫と思い合って平和に過ごしたい、贅沢かもしれないが、死ぬ寸前ま

 で健康でいたい

(59歳主婦)

 

こうみると一番大切なのはお金か、健康か、それとも心の自由か、人そ

れぞれ置かれた状況で違うかもしれないが自分らしい人生を前向きに考

えてることは確かである。

 

 


人の心を動かさない謝罪

2021年05月19日 | 生き方

ありがとうと感謝の言葉をいうよりも、ごめんさいと謝ることは

むつかしい、なぜなら自分の過ちを認めなくてはならない、人間

はなかなか自分に非があると思いたがらないものだ。

 

最近企業、政治家、行政などの不祥事などの謝罪会見を見ると謝

ることのむつかしさを感じる、特に企業のトップや政治家となる

と普段謝ることになれてないせいか、とりあえず謝る、深々と頭

を下げ、まずは謝ると言う感じである、原因追及、非に対しての

罪、再発防止についての言及があっていいはずなのに誠実さが

じられない。

 

誠実さのない謝罪は人の心を動かさない、相手の心に伝わらない、

それはテレビの画面越しであっても明白であるそれはわたした

ちの人間関係でも同じことがいえると思う。

 


犬が人間に愛される理由

2021年05月18日 | 動物

私の弟の家庭では長年犬を飼っていた、彼が仕事から帰ってきて

車庫に車を入れると同時に、玄関で迎えてくれるのが日課、その

愛犬が亡くなった時の悲しみと喪失感は計り知れないものだった、

まさに家族の一員、愛犬に癒された15年間だった。

 

昔は軒先につながって破れ鍋にぶっかけご飯が定番、いわゆる番

犬だったのが住宅事情も変わり室内で飼われるようになり次第に

家庭犬として地位を獲得した。

 

愛犬家として知られた哲学者池田晶子氏のエッセイにはこんなこ

とが書かれていた「別の生き物と寝食をともにすることが楽しい、

相手が言葉を話さないと言う新鮮さ、話さないのに常に何かをこ

ちらに伝えようとしている、こちらは言葉により確認し少しずつ

接近する、そしてよりよい硬い友情を築くことが可能になる、そ

してスキンシップで私の心は安らぐ」

 

又犬が人間に愛されるのは言葉を話さないから、人間のように言

葉によって他人の心をあざむいたりしないとも言及してる、そし

て犬の命は短い、たった15年、あとからきたのに先に逝くのも

愛される理由かもしれない。

 


本当の自分の居場所とは

2021年05月17日 | 生き方

子供時代は家庭、就学時代は学校、社会に出ると職場、結婚して

職場と家庭、これが過ごす時間の多い場所である、定年退職後は

仕事を失くした喪失感に加えて地域や家庭での居場所づくりとい

う課題に向き合うことになると言われてる。

 

私が思う本当の居場所とは過ごす時間の多い場所ではなく一人で

いても寂しくない場所、その居場所は人それぞれ違うし、時間

経過によって変わることがあると思う。

 

友人との語らい、家族とすごす時間、たまに会う孫との触れ合い、

庭の手入れをしてる時、ゴルフをしている時、ペットとすごす時

間、料理をしてる時、音楽を聴いたり本を読んだりしてる時、挙

げればいくらで もある。

 

ただ自分の居場所は人の真似をするものでもないし見栄を張るもの

でもない、得てして他人と比較して自分の居場所を見失うことがあ

る、そうならないためにも自分の気持ちに正直に生きることこそ大

切な気がする。


長い結婚生活で思う夫婦のありかた

2021年05月16日 | 夫婦

恋愛は情熱、結婚は安定とよく言われる、なぜかというと恋愛期間

はどうしても相手を美化する、そうして情熱を保つ、しかし結婚は

生活そのものである、だから人間の愛は矛盾にみちたもので安定は

情熱を殺し、不安は情熱を掻き立てる理由なのかもしれない。

 

結婚生活は決して綺麗ごとだけではすまない、生い立ち、育ち、環

境が違った二人の人間が一緒に暮らすわけだからいいことばかりが

あるわけではない、ただお互いの欠点やアラがわかってきた頃から

夫婦愛が始まるのかもしれない。

 

また夫婦とは奇妙なもので感情がまたたく間に伝染する、どちら

が機嫌が悪いと相手も理屈抜きで気分を害してしまう、同様に夫

だから、言わなくてもわかるというのは違う、言わなきゃわから

い。

 

そして結婚の基本は相手を尊重すること、相手の気持ち、立場など

を尊重して適度な距離感を保ち必要以上に立ち入らないことかもし

れない、老後は特にお互い思いやりを持って日々愉しみを見つけ過

ごすことが、結婚生活45年を迎えて痛感している。

 


わかりやすいブログをめざして

2021年05月15日 | ブログ

自分の書いたブログを読んでみると書いたその時はすごくわかり

やすい、でも読み直してみると、なぜか違う、自分の伝えたいこ

とと違いわかりにくいと思うことがある。

 

ブログは楽しいものであるが書くことで悩むことがある、それは

書いた言葉を吟味し、つぎの言葉につなげようとする思考の作業

だからかもしれない、果たして読む人はどう感じるだろうか?と

いう視点がなければわかりやすい文章はなかなか書けないような

気がする。

 

自分を客観的に自分以外の誰かになったつもりで自分のブログを

読めるかどうかが、大切な気がする、書くことは話すことよりも

人を冷静にすることは確かである、なかなか思いどうりにはいか

ないけれど、わかりやすいブログを目指して日々心掛けていきた

と思っている。

 


老後の「きょうだいリスク」介護問題

2021年05月14日 | きょうだい

現在息子の嫁が介護するケースは30年前と比較して43%から

9%に激減、その分夫や息子が介護を行う割合が増えてる、一人

で抱え込む介護、排せつや入浴の介助、その負担の大きさは当人

にしかわからない。

 

 

感情的にぶつかりあい介護する人がますます孤立化してしまう、

介護をしていると時には親につらくあたる、心身の疲れできつい

言葉をぶつける、それを快く思わない親がほかのきょうだいにこ

ぼす、その言葉を鵜呑みにしたきょうだいと口論になったりする。

 

 

しかしきょうだいでもっともこじれやすい問題のひとつが介護に

かかるお金だといわれてる、在宅介護であれば介護保険料、医療

費、紙おむつ代、食費、光熱費、雑費などである、親の年金や預

貯金でまかなえない分をどうするか、もし在宅介護ができない状

態で介護施設に入るとなると一気に苦しい状況になる。

 

 

当然話し合いで負担割合を解決するしかないが、それぞれの経済

状態や結婚していれば配偶者の理解も必要だろう、いずれにして

も深刻なトラブルに発展するケースがあるだけに日ごろからコミ

ュ二ケーションをとることが大切だと思う。

 


サラリーマンが悲哀を感じる時

2021年05月13日 | 会社

長年会社に勤めてると誰もが役職につき責任あるポストを任せら

れる、そしてあの人は会社の生き字引みたいな人などと評判がた

つと本人は悪い気はしないものである。

 

なかには今の会社があるのは自分がいるからだと勘違いし豪語す

もいる、その傾向は出世した人ほど強くなる、しかし定年退

を迎えると、その翌日からはもはや出勤はなくなる、仕事をし

てもいい。

 

周囲からは悠々自適ですねと言われるが本人にしてみれば解放感

あるものの喪失感も大きい、そして自分がいなくても会社は何

問題がないことに早い時期に気づくもので誰が抜けても代わり

いるのが会社である。

 

定年退職したら無職、いくら出世して偉くなった人でも無職、サ

ラリーマンなら多かれ少なかれ誰もが味わう定年退職当初の解放

感と喪失感、いわゆるサラリーマンが悲哀を感じる時である。

 


「ひとりで生きる」は重要なテーマ

2021年05月12日 | 生き方

「ひとりで生きる」はシングルに限らず既婚者にとっても重要な

テーマである、人間にはひとりでいても平気なタイプと人と交わ

ることに喜びを感じるタイプがいる、現実問題として日本は群れ

社会であるから、まわりに合わせていないと不安になる人が少な

くない、群れるは安堵の典型といわれる理由である。

 

 

まずは自分は人といるのがどの程度向いているのかを見極める必

要がある、どちらのタイプなのかは生まれながらの性格だったり、

今の生活でより重きを置いているものと比較することで決まって

くるような気がする。

 

 

私自身現役時代は当然群れ社会にどっぷりつかってたわけだが、

定年退職して疎遠になるのは仕方がないこと、しかし義理でつき

あう必要ないのが老後の特権、「みんな一緒主義」から脱皮して

もいいと思っている、正直人生の後半にさしかかると思うと好き

でないことにもう関わりたくないとつくづく思う、何より好きな

ことに関わっていたい。

 

 

2030年には30代以上の単身世帯数は約1600万人、中高

年男性の4人に一人は一人暮らしと予想される時代になるといわ

れてる、「ひとりで生きる」は重要なテーマになるだけに自分を

見極める必要があると思う。