ハロウィーンの夜

この家で初めてむかえるハロウィーンの夜。

これまでは毎年、夫婦と犬とで夕方からどこかへ出かけていた。
ガキどもが来てうるさいからだ。でも今年は夫が仕事でいないので、私は犬と
残ることにした。

ある犬トレーナーに聞いた話では、ハロウィーンの夜は犬に仮装させてお菓子を
入れたバスケットをくわえさせ、玄関のチャイムが鳴ると犬が自分でドアを開け
応対するよう教えたんだそうだ。子供たちはバスケットからお菓子をつかみ、
持参の袋に入れて帰っていく。これは便利だ！人間がいちいち出なくていい。

仮装は省略したが、TABIにこれをやらせることにした。夕方からちょっと予行練習。
だがしかし！うちの内ドアはともかく、玄関のスチールドアのノブはちょいと
犬には開けるの無理かも。少なくとも一夜漬けの訓練じゃダメだ。
う?ん、しようがないドアは私が開けるか。

つーことで理想どおりにはいかなかったが、本犬はすんごい張り切って大喜び。
リビングの窓にひっついて外を見張り、誰か来ると尻尾ぶんぶんで玄関へ。
こいつは子供が大好きだから、天にも昇るようなうれしさを体中で表現しながら
応対していた。こーゆー仕事、むいてんじゃない？

来年からは自分で全部やってね。ママは奥にひっこんでるわ。