TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ホリデーの正しい過ごし方

2010-12-21 13:53:38 | インポート
なる記事やニュースの特集が、わんさと目に付くこの頃。

クリスマスというのは、ガキどもにとっては親から欲しいものを買ってもらえる
(いまどきサンタを本当に信じてる子供は少ないし)オイシイ時期だが、
大人達にとってはギフトを買い漁ったりパーティー準備をしたり、親戚が来る
用意をしたりとなにかとストレスが溜まる時期。なんといっても、このところ
の不況と増税でどこも経済的に苦しいそうだから、そんな中でホリデーを
やり過ごすのは大変だ。

この時期、家の軒下や木にライトを飾り付けて夜に点灯するのが慣わしと
なっているようだが、電力会社の料金値上げとわけのわからないべらぼうな
手数料、さらに増税が毎月の電気代を高騰させている昨今である。うちの近所
も昨年はラスベガスみたいだったが、今年はひかえめにしているうちが多い。

とにかく、どこを向いても「この時期のストレスに打ち勝つ方法」とかいう
記事ばかり。本当に、みなさんご苦労さまである。

うちはそういう世間の喧騒とは遠いので、家族みんながホリデーのストレス
を溜め込むことがない。買い物客でごったがえしになるモールにはなるべく
近寄らないし、普段とほとんど変らない食料品の買い物をするだけ。祭日に
スーパーが休みになるのを見越して、保存食をちょっと多めに買うくらい。
十一月と十二月の家計が赤字になる家庭が多い中、うちはそういうことがない。

ホリデーなんて、気合を入れてがんばったところで二十四時間はみなに平等に
過ぎていくもの。カリカリせずに心穏やかに過ごしたほうが、身のためだ。


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Greenfingers

2010-12-19 13:55:23 | インポート
イギリス映画ならではの、粋なエンディング。

十年前に製作された映画だが、古さを感じないのはイギリス映画ならでは
(もともとなんでも古い国だから、どこ見ても古い)だろうか?
カーチェイスもお色気もないからうちの夫なんか途中で寝ちゃうと思ってた
が、意外にも気に入った様子で、涙目にまでなっていた。

極悪犯罪を犯して服役中の囚人達(それも強面がほとんど)が、ガーデニング
に目覚め、英国最大のフラワーショーに出るまでになるコメディ。実話を元
にしており、実際の囚人グループはチューダーローズ章まで受賞したそう
なので、たいしたものである。

主人公のColinが、テキトウに撒いたスミレが開花しているのを発見した時の
驚きと喜びは、園芸をするものなら絶対に共感できるだろう。命の不思議さ、
美しさ。殺人罪で服役中の彼にとって、これが転機となる。自分が命を育む
ことができるのだという気づきは、彼を天才的な園芸家として成功させる。

これがディズニーなら、最後に向けて万々歳のフィナーレで終わるところ。
しかしイギリス映画はそうはいかない。「やっぱりね」って溜飲を下げる。
でもイギリス人は、なんだかんだ言っても女王が好きで尊敬しているのだ。
彼女は一切この映画の中に出演しないが、間接的によく出てきて、とくに映画の
最後はなんとも粋な締めとなっている。確かに、Elizabethなら実際にこういう
はからいをするかもね、という気がする。(護衛はもっとつくと思うよ、
さすがに囚人だし)

ショーの行われるハンプトン・コートのシーンが圧巻。
イギリスに最後に行ったのはもう二十年前なので、記憶がハッキリしないが、
フラワーショーなるものに一度行ってみたい気がする。


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意外な発見

2010-12-16 07:03:09 | インポート
なんでも試してみるものだ。

記念日なので例年どおり外食しようと思ったが、カナダへ帰ってきてからと
いうもの、質量サービスともに満足できるレストランに出会ったためしがない。
おまけに、高いタックス。バカバカしくて、私達はアメリカ側に行く時に
思い切り外食することにしている。

だが今日は、疲れてキッチンに立つ気がしなかったので、先日GPへ行った際
に見つけたレストランをネットでチェック。まあ良さそうだったので、夫に
話を持ちかけ行ってみた。

土曜日のディナーということで割りと混んでいた。客層を見渡すと、このあたり
に住む中流階級の中年・老年カップルばかり。品良くグルーミングされた彼ら
は落ち着いたブランドで身を固めている。駐車場にはミニバンは一つもなく、
ビーマーやレクサスのセダン。つまり子育てに髪振り乱している世代でなく、
質の高い人生を楽しんでいる世代に違いない。このようなクライアントを持つ
店なら、期待ができるかもしれないと思った。

ウェイトレスは若く大学生バイトといったかんじで、マイナス5ポイント。
しかし前菜や焼きたてのディナーロール、スープの質量ともに期待を超える。
メインは皿がでかい割りに量が少ないと思ったが、味付けは本格的で決して
悪くはない。前菜を食いすぎ、デザートまでいただけなかったが、全体的に
印象は非常に良かった。

テーマは違うのだが、私達がアメリカでたまにブランチをとっていた店を
なぜか思い出すメニューであった。思いがけない発見。夫もとても気に入り、
また訪れてみたいという。

こんなカナダのツンドラにも、探せばこのように隠れた穴場があるのであった。


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カナダで生き残るには

2010-12-16 06:43:23 | インポート
頑健でないとダメ。

GPの予約があったので、お出かけ。
ちょっとカナダを留守にしている間に制度に変更があったらしく、今では
例えば専門医へ紹介するのにもかなりの制限があるらしい。彼女はまだ若く
研修が終わったばかりというかんじだし、勤めるクリニック自体がオープン
したばかりなので、あんまりコネがない。だから、紹介先が限られている。

専門医にかかるまでの待ち時間というのは、カナダでは昔から非常に長い。
地域にもよるが、このあたりでは例えば命にかかわる重症であればおそらく
二週間ほどの待ち時間で専門医に面会できるが、そうでないと半年から三年
と言われる。中絶手術の待ち時間が二ヶ月以上のため、妊娠に気づいてから
実際に中絶を受けるまでに胎児が育ちすぎてしまい、手術を受けるころには
新生児と同じくらいの大きな赤ん坊を取り出す結果になってしまうのだという。

マモグラムを受けるにも、「年齢が五十歳以上」という制限があるため、
若い人は自己診断でおかしいと気づいても検査を受けるのは難しい。
主治医がスクリーニングセンターに申請し、センターが「この患者は検査の
必要あり」と認めた場合のみ、例外的に五十歳未満でも検査が受けられる。
そうでなければ、ダメなのだ。経済的に余裕があれば国境を越えてアメリカに行き、
自腹を切って(新車一台分くらいの現金が最低必要となるが)検査を受けてくる。
知人で初期の段階でマモグラムが受けられず、あっという間に第四期まで
乳癌が進行してしまった人がいる。カナダで乳癌になるなら、五十歳以降
でないと困る。

さらに、処方箋薬も患者が入っている民間の保険会社が認める薬しか基本的
に出せないそうで、こういう制限があると患者は病状に合った適切な薬が
使えないか、あるいは自腹を切って高額な薬を買うしかない。

今日も私が欲しかった薬を処方してもらえなかったので、薬局でOTCを買って
帰る。そのほうが安いのだ。処方箋を通して買うと、同じ薬が三倍の価格に
跳ね上がる。次回は国境を越えてアメリカへ行った時に買ってこようと思う。
同じOTCでも、アメリカの薬局のほうがはるかに安価だからだ。

医療がタダといっても、こういう不都合があると果たして本当に患者が医療
の恩恵を受けているかどうかは疑問である。待ち時間の多いERでは、こんな
ことも起きているのだ。
http://www.ottawasun.com/news/ottawa/2010/12/09/16491901.html


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風に吹かれて

2010-12-09 13:00:46 | インポート
http://www.youtube.com/watch?v=SEBLt6Kd9EY&feature=player_embedded

ママ鳥まで!強風ですね?
でも最後は何事もなかったかのように去るところがエライ。


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