「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ラガーの倒れ方

2011-07-27 00:21:28 | 探求 探究 研究
第636話  ラガー倒れる

太陽で唯一、セミリタイアが描かれる作品です。
徹さんが文学座公演に御出演の為、出番を少なくする苦肉の策でしたが、作品的には誘拐された男も犯罪を企てていたという結構入り組んだ設定でした。

さて、この前の中野まんだらけでの台本入手で本作の準備稿が手に入りましたが、相違点が結構重要な部分にありました。

それは、ラガーの骨肉腫が発症する経緯です。

完成作品では、冒頭からラガーの足は調子が悪く、それが段々悪化していく過程を描いていますし、身代金の受け渡しもチリ紙交換車に古新聞を渡し~ギャランΛで追跡~バイクで追跡~自らの走りで追跡(ラガー状態悪化)~犯人と格闘~捕らえられるという過程でしたが、

準備稿では、ピンピンしていたラガーが~金の受け渡しの為、ヘリコプターに乗り込み~ビルの屋上で金を受け渡し~ラガーがヘリから梯子を使ってビルに飛び降りる~その時に膝をおかしくする~バイクで追跡・・・となっていました。

要するに、ラガーはヘリから飛び降りた時に発症したことになっています。
(外傷性の骨肉腫の発症)


多分、予算の関係上か、それとも危険度の問題か、ヘリのくだりはチリ紙交換車のくだりになってしまいましたが、もし準備稿が実現していたら、この作品も結構派手な印象になっていたかもしれません。

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制服を脱いだら?

2011-07-21 06:51:39 | 探求 探究 研究
ぶり返しが今頃きています・・・メールのご返事は追々。
特に昨日の気温は20℃切ってましたから、身体が変です(^_^;)

そういえば今日は太陽の日。
太陽にほえろ!は「39歳」になりました。


ところで、東京滞在中から温めていたことを書きます・・・


台本の愉しみ方の一つとして、カットされた部分を探ると言うことがあります。

今回仕入れた台本の一つ

第662話(予定 664話) 60.09.06 制服よさらば (山さん)神山繁 田村奈己 本山可久子

「制服警官」に強盗にあった銀行員の松田が入院する病院に坂本(神山さん)が山さんの名を騙って訪れた後、山さんが松田をガードしていた警官に、そのことを訊ね、警官は坂本が来た時に居た警官は外勤の吉田巡査だというくだりが本編にあります。

実はその吉田巡査にデュークとブルースが事情を聴くシーンが台本に存在しまして・・・。

その吉田巡査というのがとんでもない男(^_^;)

非番になったため、サーフィンに出かけようとしていたところに2人と遭遇。

まず、2人の顔を知らない(^_^;)

そして、2人が名乗った後・・・。

吉田「ほんと。あんまし見たことないけど、同好会何やってるの?テニス?それとも(誠の体型を見て)空手かナンかかな」

誠「(憮然として)俺たちはそんなことやってるヒマねえの!」

公一「捜査が趣味でね」

吉田「ア、捜査一係!あそこは非番の日も休めなかったりするんだってね?みじめェ」

ブルースが何か言いかけて、デュークが止めるんですけど、

公一「同じ署の警部補の顔ぐらいおぼえとかないとサーフィンどころじゃなくなるよ」

吉田「へ?」


・・・・


いや、正義感が暴走した警官は何人も観ましたが、ここまで軽い警官も珍しい。。。

さらに、その後に七曲署食堂でのカットされたシーンもあり、怒りまくるブルにマイコンが若い警官は一係の刑事に会う機会など殆ど無いとフォローするわけですが(^_^;)
まあ、それを差し引いても軽過ぎ(^_^;)

ところでこの台本の終盤。

藤堂「ドック、ラガー、聞こえるか・・・」

っていきなりラガーって(^_^;)

準備稿はまだラガー存命時だったんだろうなぁ・・・(T_T)

本編はデュークに変更されています。


ところで、やっと・・・町田博子さん演じる山村家お手伝いのふさに関して、私的に物的証拠が得られることになりました。
それも含め、山さんの久々の淡い女性絡みを含め、坂本との友情を含め、興味深い作品であります。


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監督列伝?

2011-06-12 16:10:19 | 探求 探究 研究
以前NEKOさんにメールにてお問い合わせいただいた、「監督で太陽を観る?」ということへの回答みたいなものですが、どうも評論的になってしまいました・・・(^_^;)
どうしても文章で纏めるとこうなってしまいまして。。。
一応乗っけておきますので、ご参考まで・・・<(_ _)>

太陽の場合は「特」にプロデューサー(製作側)VS監督VS脚本家VS俳優VSファンという折衝的なものが多くあって、そこで中和されたものが完成作品として世に出る感じだったようなので、一見そんなに変わらない印象があるのですが、何回も観ていると色々気になってくるもので・・・(^_^;)

特に、竹林監督がかなり映像に凝っている(明暗など)とか、解りやすいところでは斎藤監督の独特な演出(時にはゆる~く)、木下監督の都会的なシャープな演出とか・・・。
一番わかりやすいのは、Aポジ(一係部屋でボスデスクを囲んで捜査会議)で長さんが画面の前をうろうろしていたら斎藤監督作品だとか(^_^;)・・・。


私の独自研究なので、間違いもあるかもしれませんが・・・まずは一口味見を<(_ _)>

(以下、敬称略)

竹林進 163作

東宝出身の監督、太陽のメイン監督。
第一話の撮影であまりにも早撮りな為、裕次郎さんを不安にさせたという噂もあるほど、的確でスムーズな撮影を実現したという。
シャープな画と顔や目のアップ、明暗をにも拘りを見せる。
太陽名物の走りや格闘や銃撃時のドラム缶などの配置を考案し、太陽の演出の基礎的部分を担う。
初期はスポ根モノなどに参加しており、担当回数はそれほど多くなかったが、テキサス以後はほぼ太陽専属の監督として活躍。
「七曲署1983」撮影時に病魔に倒れてしまう。

山本迪夫 141作

東宝出身の監督、太陽のサブメイン監督で、竹林監督が病魔に倒れた後は実質的メイン監督に。
テンポ的には竹林監督に譲るものの、じっくりとキャラクターを描くことを得意としている感じ。
その為比較的ベテラン勢の味を引き立てる演出が巧い。
但し、実験的演出を提示する場合もあったりもする。
アクションから喜劇まで幅広く対応できて、かつ積極的にロケ編や記念編にも参加。
山本監督は太陽専属を避け、他作品にも積極的に参加している。

鈴木一平 81作

国際放映出身の監督、初期から助監督として参加し、竹林監督がリタイアした後は竹林監督の演出方法を受け継いだアクション編を受け持ち、後期のメイン監督となる。
但し、実際師弟したのは児玉・斎藤監督であり、各監督の味も受け継いでいる感じ。
シャープなアクションとウェットな一係の関係をバランスよく演出。
正編の最終回、PART2の最終回を受け持つ。

木下亮 57作

東宝出身の監督、ジーパン編から参加し、作品数は少ないものの太陽シリーズのほぼ全体に参加。
硬質っぽい画でありながら、しっとりとした内容表現を実現している為、太陽シリーズ全体の中でのアクセント的な位置付け。
担当作品も単純明快ではない混沌とした脚本が多い。
一係部屋撮影では、天井からの描写など、実験的な画も見せる。

高瀬昌弘 53作

ジーパン登場より参加した東宝出身監督。
そもそも青春モノ参加がメインだったために、マカロニ亡き後の太陽参加は太陽を青春ドラマとしての色を濃くする為の手段に見えるが、高瀬監督の細かい人間描写は太陽作品の幅を広げた。
後期に多くの作品に参加したのには、竹林監督代理としての意味もあったよう。

児玉進 52作

東宝出身の監督で、映画から青春モノ、アクションから時代劇と幅広く参加。
太陽はジーパン編からの参加で、ウェットでハードな作品が多く、特に社会問題提起編や山さん編を得意とする。
太陽作品のなかではローテンションとローアクション的な作品を比較的多く担う。

櫻井一孝 39作

初期から助監督として参加、助監督組ではいち早く監督に昇任。
他の監督とは違った、洒落たダイナミックなアクション編を得意とした。

澤田幸弘 34作

日活出身、石原プロ作品に多く参加しており、アクション編を得意にするものの、ハードボイルド系からコミカル系まで幅広く演出。

小澤啓一 27作

日活出身で石原プロ作品に多く参加。幅広い作風を演出。
日活的なハードボイルド・メロドラマ的な要素が各作品に反映されていた。

斎藤光正 21作

日活出身。太陽参加時は東宝作品への参加が多かったが、様々な会社作品や映画に参加している意欲的な監督。
比較的、太陽カラーを保持することを第一にする他の監督とは違い、独自の演出方法(SE音、イメージカット、どアップ、敢えて演技風な演出)で敢えて演劇的に見せ、独特な世界観を醸し出す。
後年は実験的な演出は減ったものの、斎藤監督独自の演出表現は変わらなかった。

堀内泰治 14作

初期から助監督として参加、ジーパン編では俳優としても参加している。
太陽カラーを踏まえながらも、後期のアクション名作を多く手がける。

金谷稔 12作

日活→新東宝出身。スポ根モノを多く手掛ける。
太陽ではマカロニ編のみ参加、同編の特徴である、不条理な世界で余韻を残す感覚を代表するかのような演出が印象的。

手銭弘喜 10作

日活出身、早撮りの名人だったという。
太陽では初期と末期に参加、どちらかというとコミカルアクション調かシリアス調の両極端の作品演出が多い。

土屋統吾郎 6作

新東宝→東宝出身。スポ根モノを得意としたことから、後に大映作品を多く手掛ける。
太陽ではマカロニ編のみの参加、ミステリー調でウェットな演出で印象深い。

吉高勝之 3作

初期から助監督として参加、中期の抑えた斎藤監督の演出方法に似た感じの映像造り的印象。

石田勝心 3作

東宝出身、さまざまな作品に参加。
太陽ではジーパン編3作に参加、明暗繰り出す独特な演出。

野村孝 2作

日活出身のベテラン監督。
日活的なシャープな映像でいつもの太陽カラーとは一味違った感じに仕上がっている。


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ボス歩き~白パト

2011-05-18 00:25:19 | 探求 探究 研究
【後期オープニング(タイトルバック)でのボス歩きとパトカー】
あるブログさんで触れられていたので、ちょっと反応しちゃいたくなりました・・・(決して反論ではないです。)

ボス復帰後のOPでの歩きは、ジプシー登場からとブルース登場からが国際放映構内、#598~とデューク登場からは恐らく世田谷の高台で撮影されたのではないかと思いますが、これらのOPからパトカー行列如く、まるでパトカー群がボスの為に道を開けているような感じで、その道をボスがサングラスをかけて歩みます。
それまでは新宿副都心だったり空港だったり港だったりちょっと遠出してのロケでしたが、後期は世田谷区内で撮影を済ませていたようです。
パトカーを他から借りてきての大量導入は、完全にアラ隠しだと・・・。
国際放映の構内は殺風景極まりない(^_^;)・・・ブルース登場時のブル・フラッシュカットも同じ通路内でセットを立てて撮影されたようで。
体調的に管理が必要だった裕次郎さんなので止む負えない処置だったと思いますが、最初は少々違和感を感じたものです。

で、車両的な観点から行くと・・・
太陽の場合レギュラー覆面車以外はどこのメーカーの車両を使用しても怒られない体制(トヨタが正式なスポンサーという立場ではなかったため)だったため、日産車であろうがトヨタ車であろうがお構いなし状態でした(^_^;)


ジプシー登場~ 2台のクラウンは借り物で、230グロリアのみレギュラーパトカー。

ブルース登場~ 330セドリックの覆面車以外はレギュラー車両。この頃は白パトのレギュラーが多くなってきた頃です。(グロリアのパトランプは羊羹型から普通のものに変わり、50系80系クラウンに載せられたもよう。グロリアは「マミー激走」で大破。)

#598~ クラウンとマーク2のパトカー。マーク2は借り物だったはず(この頃は長らくセミレギュラー車だった黒い80系クラウンの「・560」「・243」が白パト転換、ケンメリの白パトがレギュラー。)
(訂正・2011.5.27 FRさん、ご指摘ありがとうございます。。。ってなぜに殿下コロナのナンバーを書いたかは不明(^_^;))

デューク登場~ 覆面車の他はジャパンと430グロリアの白パトがレギュラー。他は借り物だったはず。

でも、考えると太陽の白パトの歴史というのは230グロリアの白パトまで、『華麗なる刑事』あがりのギャランΣの白パト以外は、ほぼトヨタ車なんですよね。
(2011.5.21追記:おっと、1979年からのブルーバードU白パトを忘れてました・・・。)

マエダさんのところの趣向だったのか、たまたまだったのかは解りませんが・・・。

ただ、歴代クラウンの白パトはそれまで散々本編で普通のクラウンとして使用されていたものがパトカー転換されましたから、覆面車よりはるかに在籍期間が長いとも言えます。

50系後期のクラウンスタンダートは最初はボス専用車として#44で登場し、#102で白パト転換、『大追跡』で殉職するまで5年間活躍しますし、それと入れ替わりに登場した2代目マーク2の白パトも「戦士よ翔べ!」で殉職するまでやはり5年間活躍しますし、80系クラウン(・243)も白パト転換含めやはり5年間ほど活躍するので、知ってしまうとお馴染み感が湧いてきます。


って、話が色々飛びました(^_^;)

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便利になったものです。。。

2011-02-19 10:57:36 | 探求 探究 研究
突然思い立ち、1時間で約150話分のオープニングを視聴(^_^;)
HDDに溜め込んだものをざっと冒頭ダイジェストのみをピックアップしてダダダダダと。
うん、太陽って本当に良いものですね~(^_^;)

【オープニング(タイトルバック)ダイジェストの規則性】
太陽のオープニング(タイトルバック)※以下OP
個人的にはこの構成、後にも先にも無い合理的かつ的確な傑作構成だと思っています。
基本的人物紹介は大抵1年周期で更新されていましたが、これも全然飽きません(^_^;)
とOPにハマるとある意味太陽中毒の仲間入りなのですが。。。

ところで、OPも冒頭の作品ダイジェストは無論毎回変わります。
無規則なフラッシュ的映像が流れますが(とはいえマカロニ編は長尺のシーンの採用が多い)、それでも大まかな規則性が認められます。

1.冒頭は主役メンバーかゲスト。
2.トリ(最後)は主役かボス、稀にゲスト、主役とゲスト。(犬の場合も。。)
3.トリ前はボスかゲスト
4.トリ前が主役の場合はトリがボス。
5.トリ前が主役の危機シーンであればトリはボス。

という感じです。

トリ(トリ前)のボスや主役の顔が本当に厳選した決めの顔。ただこれは特にこのダイジェストのトリの為に撮影されたわけではないので、編集時に選んでいますが、後年はその選択が的確になってきて、思わずコンプリートしたくなる衝動に駆られます(^_^;)

特に1981年ボス復帰後に固定化して行き、それによって

2.は、トリ(最後)は主役かボスのアップ、稀に主役とゲスト。
3.が殆ど無くなり4.と統合された感じになり、殆どアップ。

と変貌してきます。アップなのでかなり決め顔度も上がりますが、作品の中で同じシーンを観ていると変な話鼻につかないのは不思議です。

で、コネタを。。。

*「ドック対ドッグ」
 トリはアープ(^_^;)ドックを差し置いて(^_^;)

*ボス不在時の鹿児島ロケ。
 前編はスニと相馬、後編はドックと相馬。

*チーム編のトリは大抵ボス。

*1986年ボス不在時のトリ前はゲスト。

*「ヒーローになれなかった刑事」
 公式にはマイコン主演編ですが、トリは山さん。
 間違いなく、マイコンと山さんの主演だと思うのですが・・・・。

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さて、あだ名

2010-12-24 22:10:39 | 探求 探究 研究
【あだ名、ニックネーム、通称】

太陽ではこれが看板になっている部分がありました。
ただ、昔からどのドラマでもあだ名をつけること自体は珍しいことじゃなかったのですが、太陽が表立って採用したことで、キャラクターの知名度を上げることにかなり貢献しました。
末期はデューク(ボス除く)や警部(トシさん・ブルース除く)、篁係長のように他のメンバーをあだ名で呼ばないキャラクターも登場して行きますが、末期になるとあだ名については古臭く見られる傾向があったと思います。
その辺りでの時代の変化を太陽にも取り入れたという部分はあったと思いますが、そもそも七曲署捜査一係でのあだ名の呼び合いは「藤堂一家」内という部分があったと思いますので、ボスが去れば自然と淘汰されていくというのはある意味自然の摂理的なものだったりして・・・寂しいですけどね。

ところで、私が当直室の常連さんをHNやあだ名で呼びたかるのは間違いなく太陽のせいです(^_^;)


変なぶっこみは置いておき、とりあえず・・・
七曲署捜査一係で、どういう経緯であだ名付けがされていったのか、ちょいと探ってみました。

まず、ここで注目しておきたいのが、

ボスとゴリさんです。

ボスは藤堂一家の家長、ゴリさんは長男です。

ボスは元々、元一係長の小谷警部には「俊」、元同僚の宗吉には「俊さん」と呼ばれています。
逆に、小谷警部にはあだ名は無く、宗吉は「おやじさん」「宗さん」(山さんも宗吉現役時代は「宗さん」と呼んでいた)です。
俊さんも宗さんも氏名からきているあだ名です。
ただ、城北署時代に限って言えば「藤堂」だったようです。

変わってゴリさんは、宗さんには「ゴリさん」と呼ばれ、元捜査一係の同僚であった佐山には「ゴリ」と呼ばれていますが、佐山にはあだ名はありません。
ただ佐山はボスの事を藤堂さんと呼んでいます。
ゴリ押しのゴリは本人の性格が強く反映されていますが、氏名とは全く関係がありません。

ボスは七曲署出戻り疑惑があるので、恐らくゴリさんらにも当初は俊さんと呼ばれていた可能性が高いと思いますが、佐山の例を考えると、あだ名の呼び合いは元々小谷警部・宗さん・ボス・ゴリさん、そして山さんが絡んでいて、その中から派生して行ったものと考えられます。

山さんは元々「山」と呼ばれていた形跡があるので氏名系のあだ名としてすんなりと受け入れられたと思いますが、「ゴリ」については、間違いなく先輩諸兄の皮肉が隠されています。
本人が率先して「ゴリと呼んでください」とハナから言うわけ無いですしね。
ゴリさん自体は後年気に行った感じをみせることがあったので、慣れと云うのは恐ろしい・・・(^_^;)

次の古株は長さん。
このあだ名は非常に一般的なもので、実際の刑事さんにもおられたと。
巡査部長の長さんですが、着任当初はまだ「おやじさん」という年齢でもなく、ほぼ同年に山さんもいたことからこのあだ名になったのでは?と。

ゴリさんに次いでの「先輩の皮肉」で命名されたのは「殿下」。
これも皮肉意外の何物でもないですし、それに見た目が絡んできます。
ただ、女性が得意という本人の性質も関係しているようです。

俊さんが係長として帰ってきました。
これは妄想絡めなのですが、どうもゴリさんの復讐っぽい臭いが・・・・。
ゴリさんが呼び始めて、山さんや長さんも面白がって、シンコまで呼ぶようになったような気が・・・。


さらに被害を受けたのは「マカロニ」
見た目の印象を述べた殿下の一言でゴリさんが皮肉っぽく呼んだのがきっかけで、全体的に広がります(^_^;)
重ねて今度はそんなにダイレクトに「マカロニウエスタン」には見えないし・・・。
ただ、登場時にはマカロニはどうも帽子を被る予定だったのでは?というスチールもあるので、それを被ればマカロニなんですけどね・・・帽子はNGになったようです。
「殿下」の系統で「坊や」じゃなくて良かったといえますが。

その後・・・・

ジーパン=見た目、皮肉系。

テキサス=殆ど本人には関係の無い長さんの見た目からの一言から。
(あだ名で呼び合うことを当初は拒否していた。)

ぼんぼん→ボン=ゴリさん以来の本人の性質系。

スコッチ=完全に印象、ゴリさんの思わぬ一言から。

ここまでは、
氏名系、皮肉系、性質系、見た目系の単独または組み合わせであだ名はいとも簡単に決定されていきましたが、
いよいよ、本人も納得のあだ名が出てきます。

ロッキー。

ロッキー山脈縦走を夢見るところから来ていますが、まだ本人からの希望ではありませんでした。
(裏話として、当時人気沸騰だった映画「ロッキー」がそもそもの発想源だったというウワサあり。)

ちょっと不憫なのはスニーカー。
完全のボンを引きずった形のあだ名です・・・さらに、スニ自体は結構後まで他のメンバーをあだ名で呼ばなかった。
(3ヶ月以上・・・(^_^;))

で、あだ名の歴史の革命児が現れます。
ドクターのドック。
とうとう自分で名乗ります。

既にロッキーから皮肉系は消えますが、ドックあたりからサブネームが与えられます。
「ヤブ」
特にオリジナルメンバーはしばらくこっちで呼んでましたね(^_^;)

ラガー=ラグビー経験者だから。本人は不服。

ジプシー=久しぶりの皮肉系、各所轄を渡り歩いていたから。

ボギー=本人の希望(ボガード)、他のメンバーはゴルフのボギーという踏まえ方。

トシさん=氏名系、元々そう呼ばれていた。

マミー=母だから。長さんの「役職系」に近い。

ブルース=本人が好きだからということで自己申告→採用。

マイコン=久々の皮肉系?本人は気にいっていない。

デューク=公一と公爵のをもじってボス命名。

DJ=本人イニシャル、自己申告→採用。

警部=長さんと同じく役職系。

オバサン=篁係長の影の通称、全くに皮肉系・・・本人は勘づいている。

オサムさん=氏名系。


実はゴリさん亡き後の「自己申告系」以外のあだ名はボスが付けている傾向があり・・・やっぱり好きだったんだなぁ・・・こういうこと。



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いい加減だけど大体は決まっている?

2010-10-15 12:58:26 | 探求 探究 研究
最近、あおいさんのサイトにキャラクター紹介を投稿させていただいているのですが、
刑事の階級についてのお問い合わせがあったようなので、
とりあえず覚え書き的にここにも書いておきます。

太陽の階級設定はあいまいですが、総合的な資料・映像解析で判断します。
日本テレビ公式本、日本テレビ貸出用メンバープロフィールでも食い違いが生じています。

ボス=けぶの結論→警部

本編=「殉職刑事たちよやすらかに」では警部、「五十億円のゲーム」新聞記事「勇気ある賭け」辞令では警部補。
ノベライズ=総じて警部(「五十億円のゲーム」のノベライズも警部)
終了10周年写真集=警部
1982年ごろ日本テレビが作成したプロフィールを基にした紹介文(スターツ出版「君は太陽にほえろ!を見たか?」やポリドールのライナー)=警部補。
岡田P氏のコメント=「係長だから警部補」
ボス以後の一係長=警部

山さん=けぶの結論→警部補

本編=「ボギー刑事登場!」「殉職刑事たちよやすらかに」警部補、「山村刑事左遷命令」では巡査部長(降格処分?)
ノベライズ=1979年ごろから警部補と明記
1982年ごろ日本テレビが作成したプロフィールを基にした紹介文=警部補

長さん=けぶの結論→巡査部長(部長刑事)

映像、資料共、巡査部長。

トシさん=けぶの結論→巡査部長(部長刑事)

ただし「ヘッドハンター」では巡査長と言われている。

橘警部・・・警部

ゴリさん=けぶの結論→巡査長(巡査)※功労級の巡査長をとります。

本編=「午前10時爆破予告」「パズル」では巡査部長試験、「生きがい」では警部補試験を受けているか受けようとしているが、合格・昇進した描写がない。「殉職刑事たちよやすらかに」でのスクラップ記事は巡査長
終了10周年写真集=巡査
スターツ出版「君は太陽にほえろ!を見たか?」では巡査部長。

スコッチ・・・けぶの結論→巡査
本編=登場編の欠勤届に警部補記述、降格の可能性も?「殉職刑事たちよやすらかに」でのスクラップ記事は巡査
終了10周年写真集=巡査

デューク・・・けぶの結論→巡査
登場時に日本テレビが作成したプロフィール=巡査長
終了10周年写真集=巡査

まあ、いろいろございますが・・・。
日テレ公式本、本編、「殉職刑事たちよやすらかに」を重点に置いております。

フィクションなんで、現実に充てはめるのも。。。という感じではありますが。


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髪型メモ(自己確認リハビリ用)

2010-09-05 20:02:18 | 探求 探究 研究
髪型メモ

忘れないように書いておきます。
って、これは皆さんにはあまり関係ないと思われますので、スルーしていただいて結構です<(_ _)>
なにせ、書かないとファミ劇日誌書けん・・・・という中毒症状が。。。
資料的価値ゼロなので、読まれる方は、そこんとこ含んでおいてください。

ボス
ヨコワケに近いアップ→ジーパン期のさらにアップ→テキボン期から’77正月まで長め。最後は耳が隠れるほどのアメリカンな感じに→元に戻る スコッチ助っ人前後モミアゲがテクノ調、300話ごろ、ハッキリと耳を出す→’81年復帰時、モミアゲ気持ち短い ’86年初頭、300話ごろのハッキリ耳だし→最終話、ハッキリ耳だし

山さん
短髪→ヨコワケ→ヨコワケが長くなり→モミアゲあたりや後頭部がかなり長くなり→頭頂のボリュームを残し、後、サイドを短めにカット→伸びる→ヨコワケに戻すがサイドはやや長め→ジーパン殉職前にサイドすっきり→ヨコワケのままパーマ→そのまま伸びる→かなり伸びる→カット、パーマ前髪下ろし→パーマ取れる→パーマ→パーマ取れる(繰り返し)・・・→映画「北の螢」出演の為ストレートパーマ→パーマ→’86年初頭かなりカットする(ヨコワケに近くなる)

ゴリさん
長いヨコワケ→整える→ヘルメット形に近くまでカット(ジーパン登場)→ヨコワケ安定→ペストあたりでヘルメット形に近くなるまでカット→ピアノソナタあたりからヘルメット形→モミアゲが整ってくる→長短くりかえし

長さん
イガイガ→伸びる→整髪剤をつけたヨコワケ→イガイガ→角刈り→角刈りの刈り上げ→角刈り→長短繰り返し

デンカ
ジーパン登場後まで短めの耳だし→耳かくし→テキサス殉職前耳半分出し→耳かくし→耳半分出し定着→パーマ

マカロニ
ヨコワケ→#45からセンター分けモミアゲ長

シンコ
基本的にアップ、ウエーブをかけたり、髪を下ろすこともある。

ジーパン
比較的短めきつめパーマ→伸びる→細かいカットとパーマ→ストレートに近くなる

テキサス
丸刈り→角刈り→スポーツ刈り→角刈り

ボン
前髪下ろしゆるパーマもみあげほどほと→ストレートモミアゲそれなり→センター分けアップモミアゲなかなか→モミアゲ立派→センター分けアップにパーマモミアゲ立派→パーマ取れる(繰り返し)

スコッチ
ボリューム多、耳隠れ気味→帰ってきて耳出し→また帰ってきて耳半分隠れ→復帰してボリューム抑、耳半分隠れ→長短繰り返し

ロッキー
センター分けオールバック、ありんこヒゲ→それをベースにパーマ→伸び鶏冠調(繰り返し)→’81年ボリュームかなり抑え、ありんこ少々整理→ジプシー登場直後、ボリュームそうとう抑え、ありんこ一斉整理、ヒゲ鋭角剃り


スニーカー
ギンギンパーマ→ゆるいパーマ→ストレートに近い(テクノ調モミアゲ)→伸びる→ゆるパーマ~伸びる(繰り返し)

ドック
センター分けUP半分耳だし~伸び耳隠れ(繰り返し)→七三UP(トシさん登場後)→センター分けUP→’83年10月ごろから七三UP短め→センター分け気味UP短め→七三分け~モミアゲテクノ調

ラガー
ギンギンパーマでUP~伸びる→ゆるめパーマ→伸びる→前髪おろし気味→ストレート前髪おろし→耳半分出し

ジプシー
長めパーマ→パーマとれる→そのまま短め耳半分出し~伸びる(繰り返し)

ボギー
耳半分出し~隠れ→前髪短め→伸び耳隠れ

トシさん
角刈り→サイド、後ろ短め→登場時の長さに戻る(維持)→PART2前から伸びる→ヨコワケ→基本に戻す
マミー
UPの肩下おろし基本→ボブ調→ショート→ボブ調→ソバージュ

ブルース
ゆるパーマ長め→短め→パーマ取れ→ストレート→キツめパーマ→限界まで伸びる→カット→伸びる→刈り上げに近いカット(ストレート)→伸びる(おちつく)→ドレッド→ハワイに行く→ドレッド直ぐとる→伸びる(おちつく)に戻す→無精ひげ→ひげそり

マイコン
基本ヨコワケゆるパーマUP→モミアゲ短め→それを基本にテクノカット→きつめパーマオールバックにテクノ

デューク
キツめパーマ→伸びる→カット整髪剤使用光沢→短め→伸びる

DJ、警部、篁、オサムは基本的に変化なし。

そうか、そうか。。。

(自己確認失礼しました、、、、)


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大勢に影響はござりませぬ

2010-09-02 12:43:39 | 探求 探究 研究
あづい、あづいとほざいていても、結局は毎日書き散らかしてるけぶでございます。
あくまで「日誌」ですから、毎日書かないとダメですよね。
しかしこの週末はファミ劇放送再開ですから、山のように書きそうで怖い。
逆に燃え尽きて真っ白になって書けないかもしれませぬ。
それは、土日の「お楽しみ」ということで。

【ボスは警部か】
旧当直室でも何度か触れ、ペッパー先輩もブログなどで触れられておられましたが、
結局のところ、優勢は「警部」なんですよね。

でも、私もこの前のジーパン編漬けの時に気付いたことがあるので、ひとくち載せておきます。

=ボスが警部の根拠=
1.逮捕状を請求できるようだ。(警部補じゃできませぬ)
2.山さんが警部補だ(山さん警部補表示は1979年ごろから、#41で降格後昇格した形跡がない)
3.ノベライズに「警部」と記載(晩年の数巻)
4.#665で「藤堂警部」と呼ばれている。
5. 係長代理として正式に派遣されたのが橘警部だった。
6.オフィシャル本「終了10周年、極彩の記憶」で警部と記載。
7.平成の七曲シリーズ、2001の山岡係長は警部。

=ボスが警部補だという根拠=
1.#77の新聞記事で「藤堂警部補」とある。(ノベライズでは藤堂警部)
2.1982年ごろ作成された日本テレビ公式登場人物紹介記事の中で「警部補」。これはレコードのライナーにも使用されている。
3.DVDブックレットで岡田P氏が「所轄係長は警部補」という改めての認識を語る。(本放送当時は簡単に言えば特に気になさっていなかったよう。)

そして4つめが・・・
#86のラス前、負傷した山さんにボスが「処分」の内容が書いた、辞令か何かを見せる場面。「警部補」でした。(気づいていた方居られると思います。)

まあ、こういう紙切れ関係では、スコッチの欠勤願いの「警部補」と自ら書いていたというのもありますから、半ばあてにはならないかもしれませんが。

フィクションの世界という面で、リアル警察機構好きの方々には申し訳ありませんが、うちでは「藤堂俊介警部」とさせていただきます。

ただね。。。なんでこういうことになったかというと、

太陽が影響を多く受けている、『七人の刑事』がどうも原因のようです。
赤木係長(堀雄二氏)は、放送開始当初「警部補」でしたが、後に「警部」になります。
「警部」の時代が長かったので、おそらく「係長=警部」という図式がどこかで出来上がってしまったんでしょうね。本庁と所轄関係なく。

物語自体に大した影響のないネタなんですが、

ある本で「ボスは所轄係長だから、警部補。だから大したことは無い。」みたいな身もふたもないことが書いてあって・・・かなり憤慨してから、こだわっちゃってるんですよね・・・。

われらがボスの名誉は守りたいし(^_^;)

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令子の同僚は暑い??

2010-08-31 01:28:56 | 探求 探究 研究
暑い・・・
部屋の温度が27度なんですけど、湿度が高い。
私、湿度にはからっきしダメなんで、参っています。
おまけに持病・慢性蕁麻疹も出てくるし。
眠れないは、痒いは、外は雷なってるは・・・で、どうにでもしてくれ感です。
扇風機は大活躍しています。
私の住む地域ではエアコンなんで家庭には何かしらの理由が無いと付いてませんから。
パソコンのお天気ガジェットも雷鳴ってるし(^_^;)
初めてみました。

ところで、最近クルマの中で「見聴き」している、
#676「地図にない道」。
未解決事件の発生が1980年9月20日ですので、#424「拳銃を追え!」の翌日発生、ということになります。
殿下死去&ドック着任2ケ月、令子がヒゲの事を忘れて想い出した月でもあります(^_^;)。
ドックはまだスイングトップだったので、スーツ姿に「?」と思った中毒人間です。あの赤ネクタイひと揃え、「獲物は狩人を誘う」でボロボロになるヤツと同じような・・・。

そういえば、セミレギュラーリストに加え忘れた一人・・・藤紗千子さん演じる令子の同僚交通課婦警、#407と#422に御出演ですね。
藤さんといえば元は城西署のさっちゃんこと、美田麻紗子さんですね。
婦警といえば木内マキさんも多いかも。
#425、#432、#447、#448、#456、#467、#468、#486、#576、#583に御出演なのですが、まだお顔とお名前が一致してません。婦警さんが出た記憶のあるのが、#425、#447、#467、#583なので、あの人かなぁ・・・。
課題です。

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