「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

シンコは刑事として女として、壁を乗り越えることができるのか?

2012-11-23 18:56:55 | ビバ!チバテレビ
【ビバ!チバテレビ】

本日のチバテレ・ジーパン編は、
元・鬼刑事の娘で、芯のしっかりしているもののか弱いところをがある少年係のシンコが、当時の署長の現場無視的なマスコミ向け発想で一係の刑事となって10ヶ月ほど経った話であります。

関根(高橋)さんの映画出演等が影響して、ジーパン編の2クールの出番があまりなかったシンコですが、このあたりでは主演作もこなしています。

第80話 49.01.25 女として刑事として (シンコ・ジーパン)小野進也 木村豊幸 松崎緑子

商事会社に強盗が入り急行する一係。
付近を捜索していたシンコが犯人3人組を発見し、1人の顔を確認するものの逃げられてしまう。
シンコは犯人を取り逃がしたことに責任を感じるが、ボスに一係に待機するよう命じられ、自分が一係の戦力になっていないと痛烈に感じてしまう。
シンコの目撃した男は商事会社の元社員の中村であることがわかり、中村の恋人であったゆかりを捜し当てるものの、1年前に別れたという。
一方、一係には中村の潜伏先のタレコミが入り、シンコは単身で向かうが、それを知ったジーパンが応援に向かう。

刑事として必死になっているシンコを見て、ジーパンは女性には女性らしい捜査方法があるのではないかと優しく諌める。

そして、ついに中村を発見したシンコであったが、拳銃を向けられ硬直状態になった時、ジーパンが中村の注意をそらす形でシンコを守ろうとして腕に重傷を負ってしまい、中村も逃がしてしまう・・・・。


良い雰囲気になっていたジーパンとシンコの関係性が決定的になったのではないか・・・という区切りのような話にもなっており、かつシンコの刑事としての姿勢が確立する話でもあります。

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赤い「OK」は殺しのマーク

2012-11-23 01:19:24 | 日テレプラス日誌
【日テレプラスへのおさそい】

どちらにしても・・・
この作品で、いわゆる「ジプシー登場編」の通常モードが終了、次回からはカナダへまっしぐらという感じになるのですが、これがまた久々の1982年初の山さん単独主演編という濃厚さ、出てくるキャラクターの濃厚さ、惨忍で卑劣なゲーム性を帯びた連続殺人という、この年のどちらかというと健全な作風からいくと異色作となると思います。

第517話 57.07.30 落書き (山さん)下塚誠 山谷初男

深夜、帰宅中のスーパーの部長がガソリンで焼き殺された。
残忍な殺し方から怨恨の線で捜査を開始した山さんたちは、スーパーの社員・浦山が部長を恨んでいたフシがあったことを突き止める。
浦山はアリバイを主張するが、最寄りの派出所の吉野巡査の話によると、浦山には以前落書きを注意したことがあったという。
その落書きを調査していると、その通りの殺人事件が発生していたが、浦山の筆跡とは違うものだった。
そして、新たな落書きが発見され、やはりその通りに浦山のアパートの管理人が殺されてしまう。
山さんは徹底的に浦山をマークするが・・・。

平凡で働き者に見える青年が、落書きで発散するストレス、それが殺人に波及してしまう・・・。
山さんはその連続殺人に、なにか怨恨よりも残忍なものを感じます。


ボコボコにされて以来の吉野の登場、殉職を控えたロッキーのサポートなども見逃せないですが、やはりあの「OK」赤文字が強烈に印象に残っているファンも多い、なかなか強烈な作品です。

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