殿下、（その時点で）最大の危機

【ビバ！チバテレビ】

本日のチバテレ・ジーパン編は、太陽屈指の名作である、

第７９話　４９．０１．１８　鶴が飛んだ日　（殿下・山さん）北島マヤ　深江章喜　中井啓輔

麻薬組織の強制捜査に参加した一係だったが、３回も空振りで内通者が居るとしか思えなかった。
捜査現場でその持ち物から疑いをかけられ調べた結果注射痕があった伊藤捜査官は逃走、後日死体となって発見される。

その最中、多忙故疲弊気味の殿下は幼馴染みの紀子と再会、彼女のすすめで近所の医師に栄養剤注射を受ける。

しかし、症状は酷くなる一方で医師のもとに通う殿下だったが、病気とは違う異変を自ら感じ、自分は麻薬を打たれているのではないかと思いだし、休暇をとり独自に捜査を始めるが・・・・。

一般視聴者からの投稿原作を長野洋さんが脚色した衝撃作。
そして、当時人気が出てきた殿下、その人気を安定させる起爆剤となった作品でもあります。

クライマックスの殿下＝小野寺さんと山さん＝露口さんの身体を張った迫真の演技も見どころ。
このシーンを観ると、こっちもラストには虚脱感に襲われます・・・

冤罪！？に悩む長さん

【日テレプラスへのおさそい】

本日の日テレプラス・ジプシー登場編は、退場編を除くと長さん主演編の最終作となる、

第５１６話　５７．０７．２３　白いスーツの女　（長さん）あいはら友子　高岡健二　菅野忠彦

深夜、バーのママがアイスピックで刺殺され、バーテンの宮原が逮捕される。
動機がわからないことと、アイスピックに血痕があまり付着していない事が疑問に残る中、取り調べを担当した長さんは、遠い昔に同じような事件に遭遇したことを想い出し、宮原は誰かを庇っていると感じ、それどころかその過去の事件まで「冤罪」だったのではないかと思い出す。

宮原の事件を捜査しながら、過去の事件も調べ出す長さん。

宮原の事件は、以前バーに勤めていた女性が白いスーツ姿で現場近くに居たことがわかるが・・・。

現在の事件と北署勤務時代の事件がオーバーラップした長さんが「冤罪」に悩み、真犯人を逮捕するために思い切った手段を採るなど、長さんとしてはかなり追いつめられた状況になります。
それがあるからこそ、ほっとするラストが感動的ではありますが・・・・。

この作品を観ると、自動的に「終末モード」に入ってしまいますね・・・。