「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

本当に自由になりたかった男の末路

2014-06-13 07:12:43 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第158話 50.07.25 顔 (ゴリさん)

ゲスト:小坂一也
 西尾三枝子
 斎藤美和 中田博久
 西田昭市 梶哲也 阪脩 八代駿 槐柳二 小幡利二

脚本:小川英 杉村のぼる
監督:山本迪夫

郊外の雑木林から、車に何度も執拗に轢き殺された死体が発見された。手口の残酷さから、犯人の冷静さを垣間見られた。被害者は探偵社の男で、生前依頼者の秘密を悪用して恐喝をしていたらしい。被害者の机を調べた山さんは場違、いな中年男の写真を発見する。男は宮口正男という平凡な独身男で真面目に働きたまにはホステス風の女と会ったするというどう見ても容疑者にはなりそうにない。
だが、殺人事件の目撃者が出て、宮口そっくりだが身なりも人品も格段に違う男が、死体らしいものを車に積み込んでいたという。
ゴリさんとテキサスは宮口のアパートの隣部屋に住み込んで様子を探ることになった。
宮口は引っ越しも気安く手伝い、一向に秘密めかした点は見当たらないが、一つだけ変わった点は部屋の一つをつぶして模型の汽車を一生懸命走らせて楽しんでいることだった。
不思議がるゴリさんに宮口は子供のころから蒸気機関車の運転手が夢だったこと、それが叶わなかった今、無責任に気ままに走らせる模型が何よりも楽しいのだを話す。
ゴリさんは次第に、宮口の自由人としての生き方に共鳴し始め、容疑者ではないという確信を高めるが、その頃宮口の郷里を調べに行った山さんが青年時代の彼の写真を持って帰った。その写真は今の宮口とは似ても似つかない顔だった・・・。

裕福な会社社長が不倫関係の「愛」を貫く為、別人になろうと決心、ただ、そのきっかけが自動車事故で、それを隠すためにまた殺人を・・・ある男の自由になりたいという欲求が無欲に見えても実は強欲だった・・・そんな複雑な男にゴリさんが触れます。
そういう男に意外とピッタリはまったのが演じる小坂さん、西尾三枝子さんの女性秘書も見逃せないですが、ゴリテキ兄弟も見逃せません(^_^;)


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春なのに別れ・・・。ボスはハワイへ

2014-06-13 07:03:36 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第639話 60.03.01 春なのに…… (マミー)


セミレギュラー:成田光子 服部賢悟 中原有弥子

ゲスト:兵頭まこ 斉藤崇
 江幡高志 林亜里沙
 吉沢健 片岡弘貴
 桜井ゆうこ 相原巨典 泉よしこ 岸野一彦 石原昭宏 秋元政志 清水進一

脚本:古内一成
監督:鈴木一平

道端の消火栓に頭を強打して死んでいる美容師の杉田里美の死体が発見された。現場のタイヤ跡と目撃者の証言から、里美は走る車から逃げ出すようにし飛び降りて死んだらしい。直後に車から降りてすぐに立ち去った二人の男はヤクザのようだったという。
マミーは、里美がある高校の学生服のボタンを握っていたことから、とにかくボタンの持ち主を突き止めるため捜査を開始する。というのも、高校生ぐらいの男女が、好きな相手とボタン交換する習慣があったからだ。
間もなく由美の親友の証言で、ボタンの持ち主は由美とは別の高校のサッカー部のキャプテンだった高野浩二で、ボタンは5年前、ずっと片思いをしていた里美が卒業を前にして、やっと貰えたものだということだった。
早速、マミーは高野に会ったが、高野は由美の現在の写真を見ても本当に知らない様子、ボタンを見せられても、みんな同じボタンをしていたのだからと答えるばかり・・・。
一係では、高野が小さな旅行会社のサラリーマンなのに家賃20万円のマンションに住み、高級な衣服を着て暮らしていることに不審を抱き尾行を開始、やがて高野が高級コールガールクラブを組織している梶田組のスカウト係であることが判った。おそらく、由美も高野によって梶田組に引き渡されかかったのだ。
それにしても、高野の全く動揺せずしたを切る態度はどういうことなのか・・・。
マミーは由美が高野にごく最近接近していることから、ひょっとしたら高野は由美をボタン交換の相手と本当に気付いていなかったのではないかと思いだしたが・・・。

柏原芳恵氏のヒット曲「春なのに」をモチーフにした脚本ですが、劇中でも使用されます。特命課では結構あることですが、太陽では非常に稀なケースで、ここまで直接的な感じなのはこの作品が唯一だと思います。(「わかれ」や「ひとり立ち」、「都会の潮騒」は太陽生産物みたいなものなので除外ですね(^_^;))
卒業式でのボタン交換という甘酸っぱい想い出が悲劇をもたらしてしまったという、我々世代ぐらいまでは成程と思うかもしれませんが、最近の学生服はブレザーが多いので若い方はピンとこないかもしれません・・・(^_^;)

ゲストの兵頭氏は声優での活躍が主のようですが、この時期はアイドルから女優としてシフトしてしばらく経った時期、斉藤崇氏は最近活躍されている同姓同名の方とは無論別人です。

本作からボスは研修の為ハワイに赴きますが、1985年正月より恒例のハワイ休暇が西部署終了により長くなったための処置だったと思います。いま度忘れしてしまいましたが、たしかこの研修の名目が「世界係長会議」だったような・・・確かに当時でも突っ込みどころ満載でしたが、ボス=裕次郎さんだからOKでした(^_^;)

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