「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

絶好調テキサスの海上大活躍

2014-06-20 06:53:17 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第159話 50.08.01 海のテキサス (テキサス)

ゲスト:沼田曜一
 樋浦勉
 槙健太郎 島津元 高橋英三郎 藤竹修 西条貴之

脚本:柏倉敏之 小川英
監督:小澤啓一

土砂降りの川原で、ゴリさんとテキサスは拳銃の発射光らしき火花を目撃し、びしょ濡れの船員手帳を拾う。どうしても殺人事件の臭いがすると主張するテキサスを発端として捜査が開始された。
手帳の持ち主・大垣は明日出航予定の正栄丸という漁船の乗組員で、船長の証言で出航前に飲みに行くのは「かもめ」というバーであることが判り、他にも正栄丸の4人の船員が行っていたこともわかる。大垣と4人は激しく口論をした挙句、夜9時にはそれぞれ帰ったらしい。
何があったのかを知るため、テキサスは強引にボスを説き伏せ、正栄丸の船員たちに慣れなれしく近づく。無論漁船員という触れ込みである。
上手く売り込んだ結果、テキサスは船員手帳なしに正栄丸に乗り込む。
その頃、横浜の海から拳銃弾6発を受けた大垣の死体が上がり、殺人事件であったことが明白になる。
テキサスは船長に身分を明かした上、捜査協力を申し入れるが、乗組員を信じ、船を上という特殊な環境を考えた船長は非協力的だった。テキサスは手錠と警察手帳を隠し、新入りとして漁船員の中に入っていく。
あの夜、大垣とバーに行った4人、疑おうと思えば全員怪しい・・・。
証拠が掴めないままに、テキサスがある夜甲板でまどろんでいると、突然空を切って斧が飛んできて、さらに太い竿も飛んできた。こらえきれず船べりから転落するテキサス。足もとは白く泡立ち逆巻く太平洋の波・・・。

漁師のせがれ・テキサスの本領発揮編。
この頃は1年目のジンクスに向かい、絶好調のテキサスが船上という特殊な環境で捜査に当たりますが、危なっかしい部分もあったり、展開的にはテキサスのひとり舞台的な面もあります。
海上アクション編としても、クライマックスの海の中での「乱闘」もあり、伝統のボスの黄色いパジャマもあり(^_^;)
ところでこの作品、殉職編や登場編を別にして、勝野さんが最も印象に残っていた作品だということを確か『テレビ探偵団』で紹介していたと思います。
確かに、芝居ではなく実際に漁、してましたし、それが半端ない量で・・・(^_^;)


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過去を捨てた女は過去に殺された・・・山さんの丹念な捜査

2014-06-20 06:48:26 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第641話 60.03.15 二度死んだ女 (山さん)

ゲスト:石田信之
 園田裕久 水沢有美
 富田晃代 宗方奈美
 今西正男 久遠利三
 紅理子 河合紘司 進藤幸 槇村香 篠田薫
 高杉哲平 小寺大介 依田英助 高橋美佳 岸本功 山本寛

脚本:小川英 尾西兼一
監督:山本迪夫

とあるドブ川のそばで、女の絞殺死体が発見された。
持っていたマッチから、半年ほど前までスナック・小鳥に勤めていた高田理絵という32歳の女と判明したが、住民届を出しておらず、素性は不明であった。
調査を進めた結果、理絵の本名は湯原俊絵といい、7年前に行方不明となり、ごく最近民法上の規定により死亡宣告が出されていた。つまり、法律上の「死者」が実際に殺されたことになる。
しかも俊絵は失踪前に自分自身に2億円の保険をかけていた。その保険金が今度、受取人の元夫・島崎に支払われるはずだった。一係では、島崎が俊絵を殺害した可能性を考えたが、山さんは島崎が犯人ではないと直感、実際、真面目な予備校事務員の島崎にはアリバイがあり、周囲に怪しい人物もいなかった。山さんは俊絵の生前の足取りを丹念に辿り、犯人への糸口を捜した。
俊絵は若くして手に入れた父の遺産をもとにして、ブティックなど色々と商売をしていたが、その頃を知る郷里・小田原の人々は口をそろえて彼女のことを罵った。それは、資金繰りに困って失踪し、東京でホステスになってからも似たようなもので、仲間のホステスから金を借りたきりだったり、アパートの家賃を踏み倒したりで評判が悪かった。しかし、ある時期からこの評判は一変し3年ほど前からの知人は、口をそろえて「明るく心優しい」人だったと語った。さらに金に悪評が付きまとっていた彼女が全く金を借りていなかった。
7年間の中で何が彼女を変えたのか・・・それは多分、男だと山さんは考え、その男が2億円の保険金のことを知ったら・・・・。

事業に失敗し失踪した女が、真人間に生まれ変わったのに過去の自分に殺されてしまったような恰好になった事件、その女の7年間を山さんらしい捜査で丹念に洗い出し、「今の男」と「昔の男」の結託を暴露、フェミニスト山さんの怒りは最後に静かに爆発します。

主要ゲストの面々は常連、ただし、後期になってからはお久しぶりな面々で、なかなか渋い陣組です。


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