やっと、氷の世界に突入して、うーさむ!状態のけぶでございます<(_ _)>
さて、体調不良も一因が眼精疲労だとわかって、こめかみにはり薬(「ジきタリス」入りではなく)を貼ったら肩こりまで治ってしまって(^_^;)
後は大腿部の神経痛が治ればかなり楽になるなぁ。。。
ところで、太陽関連で裏方の人物が亡くなった情報が入ってきたのですが、公式に表明されていないので、書くのを控えています。現役の社長さんなので、事実であれば表明されると思いますが・・・。
前置きが長くなりましたが、11月21日の太陽放送。
殿下慟哭編#87。
#79で麻薬中毒、そして今回はサブタイトル通りの展開となり、ストイックに殿下をドラマ的に盛り上げようとする時期なのですが、これは太陽の番組自体にも言えることで、この苦境連鎖が高視聴率を招く=国民的番組化となりました。それに演じる小野寺さんもおっしゃっていましたが、当初の「薄味キャラ」の殿下を強力な番組のキーマンとして引き上げた仕上げ的は話でもあります。ある意味、このあたりからの太陽の番組制作が視聴者のニーズに良くも悪くも敏感かと貪欲に反映していく傾向がでてくるのですが、「殿下に恋人はいらぬ」という視聴者ニーズに犠牲となった麻江がうんん・・・不憫ですね。
演じる有吉さんがボギーの姉として帰還されたのは、嬉しかった記憶があります。
ボスの自暴自棄殿下へ放たれる強力な「バカモノパンチ」もご堪能ください。
【地上波】サンテレビ・ジーパン編
11/21(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第31話)
サンテレビ1(地上波)
第87話 49.03.15 島刑事・その恋人の死(殿下)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
柴田純
松田優作
内田伸子
関根恵子(欠場)
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
永井久美 青木英美
セミレギュラー:有吉ひとみ
ゲスト:浜田寅彦
幾野道子 中村孝雄
水谷邦久 真山京子 雨宮和美 大坪日出代
脚本:柏倉敏之
監督:山本迪夫
40歳ぐらいの男が拳銃で撃たれて死んだ。身許は解らず、犯人の手がかりは被害者が息を引き取る前にうわごとのように繰り返した「タツ」という言葉だった。
恋人・麻江とデート中だった殿下は急遽現場に向かうが、その直後、麻江は車に轢かれて急死した。
しかもひき逃げだった。
ショックで自暴自棄となった殿下は「人の生命など明日が知れない」と、ボスが心配するのも耳を貸さず、夜も殆ど寝ずに捜査に没頭していく。
その結果、被害者の身許が割れた。板金加工場を経営している西池で、またその妻の証言から殺された当日は融資を受け500万を持っていた。「タツ」という線から工員・白井竜文が逮捕された。
一方、西池を殺した共犯の岩本を追う殿下だったが、銃口を向ける岩本に、一係の応援を待たずに一人立ち向かっていくが・・・・。
太陽の登場人物の特徴である、プライベートでは幸せにはなれないというパターンは、殿下が確立したと言ってもいいと思います。
その方向性を確実に決定した作品が#87、文字通り殿下の恋人・麻江が死んでしまいます。
でもこのセオリーは太陽のみならず他の刑事モノにも波及していきます。
冒頭で結婚を決意する殿下、そのすぐ後に麻江の轢き逃げという酷い展開は、観ているこちらも辛くなりますが、殿下自体もいつもの殿下とは決定的に違う「自暴自棄」「投げやり」の行動・言動が目立ちますが、その殿下を救うのがボスの強力なパンチであり、さらに麻江を轢いて逃げたタクシーの運転手であったり、人間は一寸先は闇とも言いますが、捉え様によっては自分をどん底に陥れた相手が逆に自分を救うという結果になるわけで、何とも考えさせられます。
それほど今回の殿下の不幸は妙に生々しく響いてきます。
ジーパン編自体、殿下の成長編という側面を持っている為に、逆にこういう不運な作品が連続するのですが、この頃は主演編ごとに不幸が訪れますが、この作品以後はそういう不幸を冷静に乗り越えていく殿下が描かれだします。
でも、殿下の場合は主演編ではなくても、重傷を負ってしまうことが多いですし・・・。