「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

武末勝さん ご逝去・・・・

2015-07-22 20:13:45 | おくやみ
脚本家の武末勝さんが7月20日肺がんのためにご逝去されました。79歳

1960年代後半から執筆活動開始、太陽脚本家が多く関わったNETの『遠山の金さん捕物帳』で、小川英さんと共同で多くの脚本を執筆、その金さん放送の後半から始まった太陽でも小川さんと共同で参加され、その後『大江戸捜査網』シリーズや特撮・アニメ、刑事モノであれば特命課の初期に参加されています。1980年代直前から必殺シリーズやハングマン(こちらも初期太陽を執筆された方が多い)も執筆、1990年まで活躍されました。

太陽に参加された時期は、金さんや大江戸-の方をメインに執筆されていたようなので、太陽には助っ人的な関わりのような印象があり、それも初期限定になります。
しかし、参加された4作については、
珠玉の名作になっています。

#2 時限爆弾街に消える
#13 殺したいあいつ
#47 俺の拳銃を返せ!
#77 五十億円のゲーム

先記通り小川さんと共作ですが、初期という事もありますが、異色作が多く、小川さんと他の方の共作とは一味違った迫力やアイデアがある作品になっていると感じます。

マカロニが振り回されてると思ったら、山さんや宗さんが途中でガッツリ絡んできたり、マカロニの拳銃強奪事件の裏にあまりにも不条理な事件が絡んでいたり、ATMのアイデアももしかすると武末さんのアイデアだったかもしれません。
作品は少ないですが、初期太陽の特徴である「不条理さ」を担った方ともいえると思います。

ご冥福をお祈りいたします。
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