【ファミ劇へのおさそい】
第242話 52.03.11 すれ違った女 (スコッチ)篠ヒロコ(ひろ子)大下哲矢 井上れい子
赤いコートの派手ないでたちで長身のまるでファッションモデルのような「女」が信用金庫に拳銃強盗に入り、口を利かず予め用意していたペーパーで行員に指示し、金を奪って逃走した。
証言によると犯人から「男性用コロンの香りがした」という。
スコッチは付近で同じような香りを漂わせる長身の美人とすれ違った。
監視VTRで検証する一係であるものの、犯人が男であるか女であるかで意見が割れた。
そして拳銃は2年前の殺人事件で使用されたものと判明。
スコッチは例の美人のことが頭から離れない・・・そのうちこの事件と同じ手口を海外推理小説の「THE PINK MINK」を思い出す。
小説では女が女装した男に見せかけていた。
ボスは、男女両面で捜査を仕切り直す。
駅のロッカーから犯人の衣装・拳銃、そして奪った金が発見されたものの、被害金額から500万円不足していた。
拳銃に付いていた指紋から石岡という男を逮捕、彼は殺人事件は自白したものの拳銃強盗は否認、拳銃の隠し場所の公園には無論拳銃が無く、植樹されていた。
その植樹は「緑の会」というOLサークルが行ったもので、事務局のある会社に出向くスコッチだったが、例の美人に遭遇する。
彼女はその会社の広報室に勤め「緑の会」の委員であるものの、植樹はしていないと答えた。
恵子は資産家の娘で何不自由ない生活をしているものの、気になったスコッチは彼女を食事に誘いそれとなく事件の事を訊き出そうとするが、彼女は「金を盗んでいない」と笑顔で答えた。
物語全体が推理小説的な展開になり、スコッチが探偵で恵子が怪盗という感じの装い。
いつもの刑事と犯人の対決図とは一味違った、スコッチの魅力が発揮されます。
というか、かなり「刑事しかできない」イメージをそれまで植えつけていたスコッチが女性の扱いを心得ていたという事が判明する興味深い話でもあります。
篠さんも味わい深い「怪盗」を好演しています。
いよいよ転勤の迫ったスコッチですが、色々な側面が出てきて・・・。
結果的には、この時期の彼が後期スコッチにも反映されていきます。
第243話 52.03.18 その血を返せ (ボス・チーム)森下哲夫 和田哲 柳生博 岡本麗
海外から帰国した男性が路上で強盗に遭遇する。
彼は医者で奪われたのは貴重血液であるRh null(アールエイチナル:劇中ヌル)、血液は少年の手術用で明後日までに必要であった。
犯人は血液目的ではなく、海外帰国者を狙った強盗が頻繁化しており、金目的であったことが推測され、その場合血液は棄てられるのではないかという恐れがあった。血液を取り戻し少年の手術までの時間が1日しかないことで、ボスはこの事件を広くマスコミに報道、血液の「価値」を犯人側に知らせることを決断した。
果たして犯人から2千万の要求があり、金は署長を説得し用意した。
そして血液が戻るまで犯人を逮捕しないという方針になった。
金の受け渡しは街頭~高速道路へと舞台を移動、犯人は警察無線に割り込み高速道路の高架から金の入ったバックを投げることを指示、運搬人のボンは指示通りに投げ犯人は受け取るものの、近くでフォローしていたスコッチは犯人の姿をカメラでとらえた。
そのまま犯人を追跡するスコッチだったが、犯人は車を残し金と共に消えてしまう。
写真の犯人は最初に作成された似顔絵の「付け髭」をした男と酷似していた。
血液は戻らない・・・そして少年の容体が急変し、手術を早めることになった・・・。
スコッチ転勤「前夜」的な側面があり、ボスの生命第一の決断を軸に一係が一丸になって事件を捜査する名編です。
スコッチが加わった一係の円熟したチームワークが見ものであり、かつ前科の無い犯人だからこその狡猾さと危険さと抜けている部分とが相まって、45分飽きさせない構成になっています。
第242話 52.03.11 すれ違った女 (スコッチ)篠ヒロコ(ひろ子)大下哲矢 井上れい子
赤いコートの派手ないでたちで長身のまるでファッションモデルのような「女」が信用金庫に拳銃強盗に入り、口を利かず予め用意していたペーパーで行員に指示し、金を奪って逃走した。
証言によると犯人から「男性用コロンの香りがした」という。
スコッチは付近で同じような香りを漂わせる長身の美人とすれ違った。
監視VTRで検証する一係であるものの、犯人が男であるか女であるかで意見が割れた。
そして拳銃は2年前の殺人事件で使用されたものと判明。
スコッチは例の美人のことが頭から離れない・・・そのうちこの事件と同じ手口を海外推理小説の「THE PINK MINK」を思い出す。
小説では女が女装した男に見せかけていた。
ボスは、男女両面で捜査を仕切り直す。
駅のロッカーから犯人の衣装・拳銃、そして奪った金が発見されたものの、被害金額から500万円不足していた。
拳銃に付いていた指紋から石岡という男を逮捕、彼は殺人事件は自白したものの拳銃強盗は否認、拳銃の隠し場所の公園には無論拳銃が無く、植樹されていた。
その植樹は「緑の会」というOLサークルが行ったもので、事務局のある会社に出向くスコッチだったが、例の美人に遭遇する。
彼女はその会社の広報室に勤め「緑の会」の委員であるものの、植樹はしていないと答えた。
恵子は資産家の娘で何不自由ない生活をしているものの、気になったスコッチは彼女を食事に誘いそれとなく事件の事を訊き出そうとするが、彼女は「金を盗んでいない」と笑顔で答えた。
物語全体が推理小説的な展開になり、スコッチが探偵で恵子が怪盗という感じの装い。
いつもの刑事と犯人の対決図とは一味違った、スコッチの魅力が発揮されます。
というか、かなり「刑事しかできない」イメージをそれまで植えつけていたスコッチが女性の扱いを心得ていたという事が判明する興味深い話でもあります。
篠さんも味わい深い「怪盗」を好演しています。
いよいよ転勤の迫ったスコッチですが、色々な側面が出てきて・・・。
結果的には、この時期の彼が後期スコッチにも反映されていきます。
第243話 52.03.18 その血を返せ (ボス・チーム)森下哲夫 和田哲 柳生博 岡本麗
海外から帰国した男性が路上で強盗に遭遇する。
彼は医者で奪われたのは貴重血液であるRh null(アールエイチナル:劇中ヌル)、血液は少年の手術用で明後日までに必要であった。
犯人は血液目的ではなく、海外帰国者を狙った強盗が頻繁化しており、金目的であったことが推測され、その場合血液は棄てられるのではないかという恐れがあった。血液を取り戻し少年の手術までの時間が1日しかないことで、ボスはこの事件を広くマスコミに報道、血液の「価値」を犯人側に知らせることを決断した。
果たして犯人から2千万の要求があり、金は署長を説得し用意した。
そして血液が戻るまで犯人を逮捕しないという方針になった。
金の受け渡しは街頭~高速道路へと舞台を移動、犯人は警察無線に割り込み高速道路の高架から金の入ったバックを投げることを指示、運搬人のボンは指示通りに投げ犯人は受け取るものの、近くでフォローしていたスコッチは犯人の姿をカメラでとらえた。
そのまま犯人を追跡するスコッチだったが、犯人は車を残し金と共に消えてしまう。
写真の犯人は最初に作成された似顔絵の「付け髭」をした男と酷似していた。
血液は戻らない・・・そして少年の容体が急変し、手術を早めることになった・・・。
スコッチ転勤「前夜」的な側面があり、ボスの生命第一の決断を軸に一係が一丸になって事件を捜査する名編です。
スコッチが加わった一係の円熟したチームワークが見ものであり、かつ前科の無い犯人だからこその狡猾さと危険さと抜けている部分とが相まって、45分飽きさせない構成になっています。