竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

水源は嬥歌の山よ桜まじ 小俣たか子

2019-04-22 | 今日の季語


水源は嬥歌(かがい)の山よ桜まじ 小俣たか子

嬥歌が分からないと鑑賞もできまいので調べると
次のような解説があった

うた‐がき【歌垣】
1 古代、求愛のために、男女が春秋2季、山や市(いち)などに集まって歌い合ったり、踊ったりした行事。東国では嬥歌(かがい)という。
2 奈良時代には、踏歌(とうか)のこと。→踏歌
[補説]人々が垣のように円陣を作って歌ったところから、または、「歌懸き」すなわち歌の掛け合いからきた語という。

なんと古代の日本には現代の「合コン」ににた行事が春と秋にあったのだという

春の山での歌や踊りに興じる
そろそろ桜ちらしの風も吹いてくる季節
作者は首尾よく思い人を得たようだ
美味しい水に喉をいるおしている様子がみえてくる(小林たけし)

【桜まじ】 さくらまじ
◇「油まじ」 ◇「油まぜ」 ◇「ようず」
地方によっては南または南寄りの風を「まじ」「まぜ」という。宮崎県の一地方では、桜咲くころに吹く南風・南東風を「桜まじ」と呼ぶ。「油まじ」「油まぜ」は東海道・近畿・中国地方・瀬戸内海地方の漁師の風の呼び名で、4月頃の油を流したような穏やかな南風をいう。また、「ようず」は3、4月頃の夕方の、時には春の雨を催す生ぬるい南風のことで、近畿・中国・四国・瀬戸内海で昔から知られている呼び名である。

例句         作者
桜南風犬に目薬さしゐたり 菅原鬨也
桜まじ猿蓑塚に雨こぼす 皆川盤水