
今年竹空をたのしみはじめけり 大串章
芽を出したその瞬間から
空を楽しむことを知っている
この空の下
風と遊び雨と唄い雪とは力比べ
長い長いこれからの一生に胸が高鳴ってくる
こんなさわやかな風を感じる
(小林たけし)
【若竹】 わかたけ
◇「今年竹」 ◇「竹の若葉」
筍が成長してすべての皮を落とすと、健やかな若竹となる。幹の緑が若々しく、節の下部に蝋質の白い粉を吹くため緑の幹に白い輪が目立つのも若竹の特徴。
例句 作者
経蔵に万巻眠る今年竹 有馬籌子
高高と皮ひつさげて今年竹 大澤ひろし
今年竹見えざる雨の雫せり 野沢節子
ふるさとの風をあつめて今年竹 竹中伸子
今年竹わが倦怠を突き抜ける 金子功
今年竹晩齢の涯蒼茫と 中島斌雄
抜きん出しことを悔いてる今年竹 宮澤雅子
断念の前もうしろも今年竹 後藤昌治
熱中する青竹薮に働く聲 金子兜太
脱ぎきれぬ皮ぶらさげて今年竹 江中真弓
風渡る秀の弓なりに今年竹 川島芳江
経蔵に万巻眠る今年竹 有馬籌子
高高と皮ひつさげて今年竹 大澤ひろし
今年竹見えざる雨の雫せり 野沢節子
ふるさとの風をあつめて今年竹 竹中伸子
今年竹わが倦怠を突き抜ける 金子功
今年竹晩齢の涯蒼茫と 中島斌雄
抜きん出しことを悔いてる今年竹 宮澤雅子
断念の前もうしろも今年竹 後藤昌治
熱中する青竹薮に働く聲 金子兜太
脱ぎきれぬ皮ぶらさげて今年竹 江中真弓
風渡る秀の弓なりに今年竹 川島芳江