
たくさんの足音の消え沖縄忌 和田浩一
一読戦争の全ての無為と沖縄の無残を語る
少ない言辞と平易いな韻が見事である
消えた足音に読み手それぞれの思いを呑み込んでいる
思わず二読三毒して感動した
(小林たけし)
仲夏
慰霊の日
六月二十三日。太平洋戦争の終わりの頃、沖縄は日米の最後の決戦地になり、多くの民間人が犠牲になった。沖縄の日本軍が壊滅した昭和二十年六月二十三日のこの日を、沖縄県慰霊の日とした。
例句 作者
ノートの余白ただ見てをりぬ沖縄忌 前田典子
地下鉄に熱風が来る沖縄忌 安西篤
戦争がまだ墜ちてくる沖縄忌 松下けん
沖縄忌たった一度の死がずらり 宮里晄
沖縄忌どこへ逃げても海ばかり 國定義明
沖縄忌まだあとずさりする蟹も 宮里晄
沖縄忌参加のための足二本 鈴木築峰
ノートの余白ただ見てをりぬ沖縄忌 前田典子
地下鉄に熱風が来る沖縄忌 安西篤
戦争がまだ墜ちてくる沖縄忌 松下けん
沖縄忌たった一度の死がずらり 宮里晄
沖縄忌どこへ逃げても海ばかり 國定義明
沖縄忌まだあとずさりする蟹も 宮里晄
沖縄忌参加のための足二本 鈴木築峰