災害時の要援護者の避難体制・・・地域の助け合い“ネットワークづくり”

2011年03月13日 | Weblog

◎災害時における“ろう者”の方の声をいただきました・・・

        『昨日まで、首相官邸で行われる記者会見に手話通訳が付かない、字幕が付かないことで、ろう者、難聴者、
        中途失聴者にリアルタイムに情報が行き渡っていませんでした。
        
        また・・・被災地では、ネットもテレビも見れず、情報がまったく得られず、置き去りにされているろう者、
        難聴者、中途失聴者がたくさんいます。現地に手話通訳の介入も難しい状況です。

        どうか、聴こえない人にも分かるように、ボード、筆談、身振りなどでできる限りの支援をしてもらい
        たいと思います!』

                        

        本日の記者会見では、手話通訳が始まっていますが・・・確かにご指摘のとおりです。

        丁寧な聞き取りや、必要な情報提供の援助、筆談やメモを使った対応も必要です。

        車いすや、白杖、点字器、盲導犬を伴っている方もおられます。

        
        災害時に、安全な場所に避難することや避難生活において支援を必要とする方々を災害時要援護者

        といいます。

        常日頃から・・・災害時要援護者の存在や援助の内容を近隣の人に知ってもらい、被災時の安否確認・

        通報・救助活動に協力してもらえる事前体制が大切になります。





        近隣での助け合いが重要な中で・・・地域住民の連携・・・“共に助け合う”体制づくりしていく事が不可欠と

        なります。

        災害時要援護者の支援の強化のために、行政関係機関、民生委員・児童委員、自治会、自主防災組織、

        隣近所の人などが連携して助け合う支援体制を進めていく必要があります。

        災害時に強いまちづくりには・・・一人ひとりの防災対策と共に、日ごろからお互いに協力し合える関係作りや

        住民相互の協力、助け合い・支え合いが重要です!