快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

巨大地震や大津波 その29

2015-04-27 12:51:04 | 地震 津波
 米グーグル幹部のダン・フレディンバーグ氏が、25日にネパールで発生した地震後に、エベレストのベースキャンプを襲った雪崩で亡くなった話がありました。
 ネパール大地震関連で犠牲になった方々にお悔やみ申し上げます。
 知床の大規模地滑りや、四川大震災の時期や要因に関するこのブログでご紹介したモデルが、実際にどの程度地震トリガーの要因の割合を占めるのか? また頻度が増すのか? は、まだわかりませんが、おそらくこうした原理を指摘する資料が未だなかったのではないか? と思えます。
 何故なら、グーグルと言う世界最高クラスの検索サイトの、しかもそのVIPである幹部が、この時期のエベレスト登山についてのリスクを「ググれなかった」からと考えられるからです。
 仮にエベレストにトレッキングするにしても、ググれていれば時期を別にしていたのではないか?と思えるのです。
 従ってこのブログでご紹介した原理のモデルは、実際にそれが起きる頻度がどれだけか、はまだわかりませんが、普通には「ググれない」所を見ると、「新説」なのかも知れません。
 

巨大地震や大津波 その28

2015-04-27 06:30:46 | 地震 津波
 前回の記事で、ネパールの大地震について考察しました。
 その後の分析でわかった事ですが、ネパールでは過去にも大地震は何度か起きているのでした。
 その時期は今回のように4月ではありませんでした。
 直近では

 1934年1月15日 カトマンズ周辺でマグニチュード8.3
 2005年10月   パキスタン北部でマグニチュード7.6
 2011年9月18日 インドとネパールの国境付近でマグニチュード6.9
(ネパールやその周辺は大地震多発地帯であり特に大きいものも周期的におきているようでした。)

 といずれも春では有りませんでした。
 しかし四川大地震が5月である例と、もう一つ、「ヒマラヤ 温暖化」とかで検索してみると、「ヒマラヤでは氷河が、特に2000年以降減っている」とかが出てきます。
 そうするとこう言う事になります。
 「2000年まで位は、雪がまだ夏まで覆うエリアが今より広く、或は雨季がもっと遅く、雪融けがもっと緩やかだった。しかも夏を過ぎると日照の強さが落ちてしまうので仮に晴れた日が多くても日射による雪の解け方はもっと緩やかだった。
 しかし雪が早めに無くなる傾向が出て来た2000年以降は、それまで夏まで雪に覆われていたエリアが、春には岩肌が表面に出てしまう比率が高くなる。
 そうすると春の日照が強くなるのと重なって急激に雪が融ける。
そして急激に地下に浸み込んだり、どこかに貯まったりする。」 → 「すると従来より地盤、特に地下のより深い所までの温度勾配(熱勾配)が大きくなり、その体積膨張の違いが同様に大きくなる。」→ 「それがこのブログで地震発生のトリガーとなる一要素のモデル、としている [ 仮想寒天のお皿化変形現象 ] 或は [ 地盤の温度勾配変化によるエビ反り現象 ] につながる」。
 また同時に地下水比率の増大で地盤の境界が滑りやすくなる。

 知床で起きた大規模な地滑りも、大雪であった事の他、日照の強さと時間の急激な増加と、雪融けが重なった結果と言えるのであれば、今後は同様な時期に同様な地震が世界で起きるのか?と言うのは今後の様子見です。
 あくまで仮説ですし、地震のトリガーになる要素は多数あるので、確率は無論100%ではありません。