快気分析

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自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - いつもの場所 以外の空白

2016-03-14 19:45:35 | 地震 津波
最近記事にした内陸型地震の空白は今も続いています。
内陸以外についてはやや大き目の地震はそこそこ発生しているように思えますが、良く調べるとそうでもない事がわかります。
最近約2年間のM6.0以上の有感地震について抜き出してみるとこうです。(台湾付近等隣接区域を含む)

2016年2月22日 6時27分ごろ 硫黄島近海    M6.4 最大震度1
2016年2月15日 3時10分ごろ  鳥島近海    M6.2 最大震度2
2016年1月14日 12時25分ごろ 浦河沖        M6.7   最大震度5弱
2016年1月6日 7時01分ごろ 硫黄島近海    M6.0 最大震度1
2015年11月20日 14時32分ごろ   硫黄島近海    M6.0 最大震度2
2015年11月14日 5時51分ごろ 薩摩半島西方沖     M7.0 最大震度4
2015年7月7日 14時10分ごろ 北海道東方沖    M6.2 最大震度3
2015年6月23日 21時18分ごろ   小笠原諸島西方沖 M6.9 最大震度4
2015年6月3日 6時04分ごろ 父島近海    M6.0 最大震度1
2015年5月31日 3時49分ごろ 鳥島近海    M6.3 最大震度1
2015年5月30日 20時23分ごろ    小笠原諸島西方沖 M8.5 最大震度5強
2015年5月13日 6時12分ごろ 宮城県沖    M6.6 最大震度5強
2015年4月20日 20時59分ごろ    与那国島近海    M6.4 最大震度2
2015年4月20日 10時42分ごろ    与那国島近海   M6.8 最大震度4
2015年2月17日 8時06分ごろ    三陸沖     M6.9 最大震度4
2015年2月14日 5時06分ごろ 台湾付近    M6.1 最大震度1
2014年11月22日 22時08分ごろ   長野県北部    M6.8 最大震度6弱
2014年10月11日 11時35分ごろ 青森県東方沖  M6.1 最大震度4
2014年8月10日 12時43分ごろ 青森県東方沖  M6.1 最大震度5弱
2014年7月21日 3時32分ごろ 択捉島南東沖 M6.2 最大震度3
2014年7月12日 4時21分ごろ 福島県沖 M6.8 最大震度4
2014年7月1日 4時55分ごろ 小笠原諸島西方沖 M6.1 最大震度1
2014年6月29日 14時56分ごろ   硫黄島近海 M6.2 最大震度3
2014年5月5日 5時18分ごろ 伊豆大島近海 M6.2 最大震度5弱
2014年3月19日 21時19分ごろ   台湾付近 M6.0 最大震度2
2014年3月14日 2時06分ごろ    伊予灘 M6.1 最大震度5強

 これを見るとわかるのですが、離島でいつも頻繁に地震がある小笠原とか与那国島近海など、そしてやはりいつも大きめの地震が発生する北海道東北の太平洋側などが殆どです。
 つまり「お決まりの場所」であって特段注目するほどでは有りません。
 また薩摩半島西方沖は初回は意外な場所でしたが今はもう「お決まりの場所」の仲間入りです。
 リストした中では頻度からしてこれら程は「お決まりの場所」でもなく、少し注目するところはと言うと、
2014年5月5日 5時18分ごろ 伊豆大島近海 M6.2 最大震度5弱
2014年3月14日 2時06分ごろ    伊予灘 M6.1 最大震度5強
くらいしか有りません。
 そしてこれらのいずれにも入っていないエリアが国内ではあまりにも多いのです。
 日本海側、関東以西の上記以外です。
 こうしてみると「お決まりの場所」ばかりでM6.0以上の地震が頻発し、それ以外はここ約2年間は空白期になっています。
 このような「同じパターン」がいつまでも続くと言う事は考えられません。
 いつこのパターンが崩れるのか?と言うのはわかりませんが、そろそろもう遠くはないと考えています。