快気分析

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仕組みとアプローチ -   信長が失敗した戦闘配置マネージメント

2020-11-14 18:09:19 | 明智光秀
 信長が失敗した戦闘配置マネージメントとは何か。
 最近の記事を読んで頂いた方には大体わかる場合も多いと思います。
 結論から言いますと、それは当時において上杉攻めをしていた柴田勝家と前田利家ら軍勢数万を信長のいる京都、安土に配置し、明智勢(旧室町幕府奉公衆、キリシタン系武将)を上杉攻めに配置すべきだったのに、その逆をやってしまった事でした。
 信長本隊が毛利攻めを始める動きが有る以上、征夷大将軍である足利義昭を討ち取ろうとしていたと思われて当然だったわけで、それならば信長は自分の周囲に旧室町幕府奉公衆を配置してはいけません。
 また当時の信長はイエズス会に危険視されていたわけですから、やはり信長は自分の周囲にキリシタン系武将を置いてはいけないはずでした。
 他にも信長が取り逃がした伊賀衆の残党、雑賀衆の残党などがおそらく畿内にウヨウヨしていた可能性は十分に有り、隙あらば信長を討ち取ろうとしていたのは明らかです。
 この状況に拘わらず、何故か信長は昔から織田家に仕える武将らや信孝、信雄らの大部隊を何故か自分から距離を置いた場所に配置していたのでした。
 

仕組みとアプローチ -   信長が征夷大将軍になろうとしなかったのは征夷大将軍を武力で敗死させる為だったのか

2020-11-14 16:47:59 | 明智光秀
 前回記事で信長が当時の征夷大将軍である足利義昭を将軍職在位のまま処刑するつもりだったと言う表現で書きましたが、実際には処刑になる前に自刃、或いは最後まで抵抗して討取られると言うケースもあるわけで、これらのケースを含めると「足利義昭を敗死させる」と言う表現の方が良いのかも知れません。
 そして信長の場合は特に見せしめの為の残虐行為が顕著であり、征夷大将軍に在位している足利義昭が仮に自刃しなかった場合には、かなり残忍な手法で殺害、或いは処刑した上で、更に晒し首にするはずだったと考えられます。
 信長を苦しめた摂津石山本願寺、三河に攻め寄せて長篠の戦いで大敗した武田勝頼、雑賀衆、その他殆どが足利義昭が黒幕である面が多かったわけで、これだけ案件が揃うと信長が狙うのも無理はなかったのかも知れません。
 そして信長は征夷大将軍の足利義昭を「在位のまま」敗死させて朝廷に対してマウンティングを行い、既に信長の実質傀儡であった誠仁親王を擁立して正親町天皇の譲位を促すつもりだったのかも知れません。
 その目的とは朝廷の乗っ取りだったのでしょう。

仕組みとアプローチ -   信長が征夷大将軍になろうとしなかったのは何故か

2020-11-14 01:05:11 | 明智光秀
 信長の三職推任問題についてはその見解が様々なようなのではっきりした事はわかっていません。
 ただ確実に言える事は当時の朝廷の意向から考えると「信長が征夷大将軍になろうとする気があれば簡単になれた」と言う事ではないでしょうか。
 なのに何故その名誉職を受け入れなかったのか?
 その一つは征夷大将軍がと言う官位が朝廷のトップ、つまりに正親町天皇に従う名称であるわけで、信長がそれを好まなかった為とは言えると思えます。
 ただもう一つの信長の目的はもしかするとですが「当時の征夷大将軍である足利義昭が在位のまま、信長によって処刑される形を信長は演出したかった」と言う事ではなかったのかとも考えています。
 これは当時に於いては朝廷に対するマウンティングみたいなもので、信長が朝廷をも支配する存在で有る事を世間に知らしめようとしたものであった可能性は高いと考えています。
 と言う事位は足利義昭も薄々感付いていたはずで、だとすると死にたくはないからあらゆる手段を講じて信長襲撃を考えていた事になります。
 そして仮に征夷大将軍である足利義昭が信長によて討取られてしまった場合、旧室町幕府奉公衆の武将が多い明智勢は「信長を討つ正当な理由を失ってしまう」事になるわけで、「そうなる前に信長を襲撃して討取ってしっても、それは征夷大将軍である信長に追放された足利義昭を守る為であり、仮に逆臣に近い形になっても逆賊にはならない、何故なら信長そのものも足利義昭を追放した逆臣でかつ逆賊だから、と言うラストチャンスと考えた」のではないでしょうか。
 だとすると信長は征夷大将軍の任官を拒否した事がアダとなったわけで、信長自身が最後に残した言葉である「余は自ら死を招いたな」とはその意味も有ったと思えます。
 そして信長が征夷大将軍の任官を拒否して当時の朝廷を凌駕する存在であろうとした事で、結局それで落命したと言う点が仮に有るのならば、それは「信長は高転びに転ぶ」旨を予言した安国寺恵瓊の言葉通りになった、と言う事になるのかも知れません。