快気分析

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仕組みとアプローチ -  ヒアリ攻略の一手段と戦国時代の水攻め

2017-07-24 11:52:15 | 地震 津波
 横浜、本牧ふ頭で発見されたヒアリですが、

引用開始(一部抜粋)

http://www.asahi.com/articles/ASK7G6V6PK7GULBJ010.html

ヒアリ、横浜で700匹超を確認 発見、5都府県に

2017年7月14日22時36分

 環境省は14日、横浜港の本牧ふ頭(横浜市中区)で、強い毒を持つ外来アリの「ヒアリ」を700匹以上確認したと発表した。横浜港では初めて。ヒアリの発見はこれで5都府県の7カ所に広がった。また、神戸市の神戸港(ポートアイランド)のコンテナヤードに設置していたわなで12日に捕まえたアリを、ヒアリと14日に確認した。6月中旬に同港でヒアリ約100匹が見つかった現場の近く。

 横浜港で見つかったのはコンテナヤード内のアスファルトの割れ目(縦・横20~40センチ、深さ10センチほど)。500匹以上の働きアリと、羽のあるオスが5~10匹、さなぎと幼虫がそれぞれ100匹以上確認できた。女王アリはまだ見つかっていないが、巣を作って繁殖していた可能性が高いという。すべて殺虫剤で死滅させた。

 環境省は今後、現場を詳しく調べるとともに、ヒアリが見つかった場所から周囲2キロを調査する方針。また、捕獲わなを設置し、アリの生息状況を踏まえた上で毒えさを置くなどの対応をするという。

 ヒアリは5月下旬に兵庫県尼崎市で、中国からの貨物コンテナ内で国内で初めて見つかった。その後、名古屋港や大阪南港などでも確認された。

引用終了

 ここで注目したいのは「そのコンクリートの割れ目について、周囲のコンクリートがどのような勾配になっていたか?」です
 周囲のコンクリートがその割れ目に向かって下がり勾配であった場合、或いは下がり勾配の面積が小さくなかった場合、ある程度の降水量、或いはある散水量の条件下ではヒアリの巣が水没する事が予想され、それに対してヒアリはアリ塚を作って対応するので目立つか、或いは巣を作るのを断念するしかなくなるはずなのです。
 今回のヒアリの巣がアリ塚の無いタイプだったとしたら、それは「そこへ水が流れ下って来なかった、或いはその水量がごく僅かだったから」、と言う事になるかと思われます。
 横浜以外の他の発見箇所でも同様な事が言えるのではないでしょうか。
 それで実際にこの通りであったと仮定した場合、ヒアリ対策は次の様なものになるのかも知れません。
 まずヒアリが巣を作りそうな場所を勾配や排水路の構成で限定できるようにする。
 その一つのタイプは、ヒアリが巣を作れないようにする、と言うものです。
 ただこれだとヒアリは人間の目の届かない場所に巣を作る可能性が出てきます。
 そこでもう一つのタイプはヒアリが巣を作ってもアリ塚のように目立つものしかヒアリが巣を作れないようにする、と言うものになります。
 更にもう一つのタイプはヒアリが巣を作りやすい場所を限定できるようにして、そこに監視カメラを設置し、ヒアリが来たらそこで殲滅、と言うものです。
 秀吉の高松城水攻めは単に城を水攻めにしたものでしたが、ヒアリ対策は「ヒアリが水攻めをされにくいような場所をわかるように限定して作り、そこにヒアリが巣を作ったら、或いは作ろうとした所を襲撃する、作ってもアリ塚のように目立つので殲滅しやすい」、と言うものにするのが筆者の考えている攻略方法の一つです。
 港湾施設のコンテナ置場などの荷役施設は無論、それ以外でもこうしてヒアリを追い込んで行けば、対策をしないより繁殖は多少とも防げると見ています。


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