快気分析

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仕組みとアプローチ -  台風12号と満月や皆既月食から地震発生をどう見るべきか

2018-07-28 12:10:44 | 地震 津波
 台風12号の影響で関東地方でも雨が降り出した地域が出て着ました。
 今日の未明は皆既月食。
 太陽と地球と月がほぼ一直線に並ぶ位置関係となりますが、地球から見て太陽と月は反対方向です。
 この位置関係による引力がどう地球に影響するかですが、考え方は多々有ると思われます。
 少なくとも言える事は、今回の満月が年間最小満月である事から地震に関しては月の引力はあまり影響しない事が多いと考えています。(但し歪の状況次第で僅かなトリガーでも最後の一押しとなって目立つ地震になるエリアが存在する可能性はゼロでは有りません。)
 またハワイで目立つ噴火や地震が有る事から1790年の最大噴火の後に世界的な大地震の空白期が有った事を以前に記事にしました。
 この事から仮にこれと似た状況ならばの話になりますが、大地震は暫く来ない、と言う可能性はゼロでは有りません。
 一方ではこれまで記事にして来た通り、EMSCデータ上で世界的にM6.5以上の地震空白期が実質もう2ヶ月以上も続いている事、M7以上の地震が既に2年3ヶ月以上続いているエリアが有り、そこに日本が入っている事、M8以上の地震に見られる震源連続性傾向則が仮に今回も再現されるなら今度は北半球で発生する事、更には最近バヌアツでM6以上の地震が2度発生している事、そして台風一過の地震晴れが今回はどうなるかなど、悲観材料も多々有り、総じて地震に関しては悲観材料、楽観材料が交錯していて見えにくい状況です。
 個人的にはここ数日よりも来月11日の年間最大新月とその前後期間の方が、どちらかと言えばトリガーとしては気になります。
 しかしこれも歪の状況次第で僅かなトリガーでも最後の一押しとなって目立つ地震になるエリアが存在する可能性はゼロでは有りません。
 いずれにしても有感地震など日本全国いつどこで起きてもおかしくはない以上、大雨、豪雨、或いはその後に川やため池、ダムなどの水位が高い状況で地盤が緩んでいる状況に於いて有感地震が発生すれば、有感地震が無い場合に比べればそれは当然堤防やため池の決壊や土砂崩れなどが発生しやすい事が殆どです。
 今年はこれまで大雨時やその後に目立つ地震が起きていませんが、こう何度も大雨が来るようだと、いつかは「大雨やその後 AND 有感地震」と言う状況が来ると考えられます。
 ではどの程度の震度の地震を想定して予めその分だけ余裕をとって早めに避難するのか?と言うのは難しい問題かと思われます。
 無論、震度7を想定して堤防などの決壊、土砂崩れなどの発生が起きる事を想定して避難すればそれはベストなのですが、現実的にはそうもできない人が多いかも知れません。
 ただ豪雨、大雨の多発、目立つ地震の多発がこのまま続くようなら、避難基準やハザードマップが仮に「大雨、豪雨やその後には地震が無い」と言う前提で作られたものである場合には、そろそろ前提となる震度を変えて行く必要が有るのかも知れません。

2018.07.28  12:10 一部訂正

一部誤植が有りましたので訂正します。
「今回の満月が年間最小満月である事から」は「今回の満月が年間最小満月に準じる小さな満月である事から」に訂正です。
 今月の満月が年間最小満月に準じる小さな満月である事は以前の記事で書いた通りです。


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