武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

風邪ひいてまんねん(そんな時に作ったナポリタン)

2009-11-05 10:10:03 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年5月2日(火)掲載のえ

麺がびょょ~んとしてケチャップの味付けのスパゲティ。これ、子供の頃よく食べました。懐かしい味です。

フォークシンガーのなぎら健壱さんが、スパゲティナポリタンの懐かしの味を語ります。昭和30年代は、このナポリタンが家庭の食卓で、白いご飯と一緒に並び、これを箸で食べていた。ご飯のおかずとして。また、これぞ本物と思ったのは、小学校で食べた給食のナポリタン。すごーく楽しみにしていて、丸いパンを割って、間に挟んで食べた。いかに貧しかったかということかもしれないけれど、そのナポリタンはうまかったと懐かしい思い出の味と語ります。

しあわせ食堂
武内 ヒロクニ,毎日新聞夕刊編集部
光人社

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なぎら健壱さんの独特の話ぶりは、本をお読み下さいね。
本屋さんは大きな書店の方が置いてあります。町の小さな本屋では入荷していないことが多いようです。料理本に混じったり、食エッセイのところに在ったり、美術書にまぎれたりしているようです。

風邪をひいた。
頭がボーとして、節々が痛い。頭痛もする。
朝、食事中に「皿は洗わなくていいから、俺のマサージもしなくていいから、照明を買ってきて欲しい」と言われる。電気屋までの道のりを思い浮かべた。いつも、自転車でハアハアといいながら登る坂がある。服を着替える気力もない。「しんどいから嫌」と言うと、しーんと沈黙。実は初めて「嫌」と言った。照明ぐらい買いに行くことはたいそうな事はないと思い込んでいて無理にでも行くのが普通なのでした。わたしにとっては、ヒロク二さん相手に嫌というのは勇気がとてもいる。奴隷が領主に反抗する勇気みたいだ。カカア殿下の家が羨ましい。暫くは、ドキドキとした。気分が幾分か楽になったと思ったら「今日の晩は何にするの?」と来た。打ち直しをしたいよれよれの綿布団の中で、冷蔵庫の中を思い浮かべて「ナポリタンだったら出来る。それでいい?」と聞いた。寝ながら頭で作り方のシュミレーションをしていたせいか、凄く美味しいナポリタンが出来上がった。

レシピをご紹介(2人分)
①パスタを食べる分量だけをたっぷりのお湯に塩を入れたもので、茹でる。茹で上がったらザルにとりオリーブオイルかバターを絡めておいて置く。
②ウインナー4本を斜めにスライス。ピーマン1個を縦に割り、スライスする。玉ねぎ半個をスライス。あと、にんにくを刻む。まず、にんにくを炒めてから、残りの具をさっと炒めてお皿に取り出しておく。
③フライパンにオイルを大さじ1入れ、トマトケチャップとトマトピューレ(なければトマトジュースかホールトマトの刻んだのでもOK)とスパゲティの茹で汁100ccを入れ煮詰める。それをボールに入れる。
④きれいなフライパンを火にかけ、オリーブオイルを大さじ1入れ茹でた麺をほぐし、煮詰めたトマトソースを入れ、さっと混ぜ次に具を混ぜ、塩、コショウで味を整えて出来上がり。
粉チーズとタバスコを好みでかけて頂きます。

写真では美味しそうに見えませんが、とてもいけましたの。電気屋に行くのを拒んだので、気持ちにゆとりが少しあったのかもしれません。よく考えたら、電気屋はヒロク二さんが行ってもいいと思うのだけれど、わたしの仕事と思っているんだろうね。

※オイルサーデンとトマトソースの組み合わせのパスタもいけるような気がします。唐辛子とにんにくの香りを加えたら美味しそうですね。

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