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題・夕暮れ駅Ⅱ(色鉛筆)
2008年個展 島田ギャラリーにて発表の作品 赤い色の絵だけれど、海がある。遠くにある思いをはせているように感じます。
武内ヒロク二の絵には、よく船が出てくる。あまり大きい船ではない。
「船を良く描くけれど、どうしてだろう?」と聞いたことがある。
「海の近くに住んでいて、よく見てたからかな?」とあまり深く考えてない返事。
子供の頃の話を、聞いていてヒロク二さんは、「奄美大島でどうして、蓄音機や、洋風のものが家にあるのか、不思議に子供のころ思ってねぇ。」というときもあり、その度に「ふう~ん。」と相槌をうっていた。結構おしゃれな生活をしていたようなんです。ヒロク二さんには、子守もついていたらしいし。島、船、舶来品か・・・・と思いをめぐらせていた。ハッとした時にこんな考えが浮かんだ。「昔々のご先祖は、貿易に関係していた仕事をやっていたのではないか?そんな様子はなかった?」と聞いてみる。ヒロク二さんの先祖は、貿易に関係していたのではという仮説をたててみました。「そういえば、祖母が、船で出かけるといって言っていたような。でも、子供でよくわからんのだよう。」といっていました。
調べようと思い、図書館に行けばそういう本がいろいろありました。
「甦る海上の道・日本と琉球」谷川健一
「琉球大国・東アジアのコーナーストーン」赤嶺守
を、借りてきて読んでいるところです。
「ロマン」が発掘できれば面白いですね。
島の知識なんかまるでなかったがゆえの思いつきに、鉱脈を発見したようでワクワクしています。
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