読書中のヒロクニさん。
この冬は、この台所で過ごすことが多く、ガスストーブの近くにべったり。
以前より寒がりになり、我家もコタツが必要では?と考えるようになった。
コタツは、2人とも「コタツをすると動かなくなるし、ふとんが部屋に常にあるのは、見苦しい。」と、
意見がぴったり合い、そうしてきた。
ヒロクニさんは、今現在、薄めの毛布を玄関の前や、寒い空気を遮断するため、
我家では毛布がつるされている。
毛布をめくって、次の空間へ移動する毎日です。
仕切り板というものを持ってきて、カルトン・絵を描いたり挟む硬い素材でできたものなのですが、
それを自分の周りに立てかけています。
寒がりなのは知っているが、ここまでするようになったことに驚いています。
つるされた毛布に絵具がついているのを、猫のピピちゃんは虫が付いていると勘違いし、
毛布に飛びついて、激しく遊んでいる。
妻としては、苦しい状態である。
↑これは、フランスの芸術家ジャン・コクトーの「おかしな家族」という絵本の1ページですが、
私の気持ちとしては、こんな感じ。
この絵本のシーンは、子供の教育係りとして、太陽のお父様が、犬を雇い、犬が子供に授業をしているところです。
コクトーって、絵本といいながら子供だましの絵本じゃないところがいい。
写真の左側にセレクトされたCDが積んであり、ヒロクニさんはDJのように音楽をかけています。
さしずめ、ヒロクニさんがDJをしながら、妻は料理に嫌気がさし、猫ちゃんは毛布にじゃれて、
毛布を落とすシーンを想像して欲しい。
ヒロクニさんの読んでいる本は、
こちらの本。アマゾンで検索して言われて買いました。
ヒロクニさん曰く、「純文学だけど、ミステリーなんだ。」
上品でありながら、ゾクッとするそうです。
好きな訳者ではなかったみたいで、それだけが残念だとも言っていました。
凄く老眼がきついし、私の周りでも「本を読むのがしんどくなってしまって・・・・。」と、
言う友人も増えた中、読書したいという82歳のヒロクニさんです。
しかし、寒さが堪えるのは、歳のせいなのでしょうか?
私なんか暑くてセーターを脱ぎ捨てる瞬間があるのですよ!!!!!
「さほり、顔赤いよ。」とも言われ、
「あ・つ・い・の。」と膨れ面をしています。
そんなヒロクニさんを我家のピピちゃんが、見つめています。
↑毛布やタオルケットに注目。
↑仕切り板の後ろから顔を出すピピちゃん。
ピピちゃんはジーと見つめるときは、真剣な顔をします。
ヒロクニさんの読書と違いこれを読もうと思っている私。
こちらは、アメリカが解読したソ連の機密文書の訳。
やっと出たのね。
戦争に関しては、やはり資料を読まないと意味がないと思っています。
ソ連のスパイは世界中で暗躍し、日本とアメリカを戦わせ、漁夫の利を得ようとしたと、睨んでいます。
ハル・ノートという到底飲めない最後通牒を書いたのは、ハル国務次官ではなく、
ソ連のスパイ、コミンテルンのハリー・デクスター・ホワイトの案を採用したということが解かっています。
アメリカでは、勝った戦争なので、ルーズベルトのことを非難する風潮は受け入れないようで、
アメリカでも、あまり議論の対象にはならないのが現実のようです。
日本では、ゾルゲ事件が有名で、リヒャルト・ゾルゲを頂点とするスパイ組織が日本国内で諜報活動を行なっており、
1941年から1942年に構成員が逮捕されています。元朝日新聞の尾崎秀実がこの時死刑になっています。
近衞内閣では、「蒋介石を相手にせず。」といって、ソ連に対峙するのではなく、南進を推し進め、
日支事変(日中戦争)の原因を作りました。
尾崎秀実は、近衞内閣のブレーンとして非常に大きな力を持っていたのです。
(たぶん、ソ連に日本が向かってこないようにしたのでしょう。)
世界中にスパイを派遣し、どのようなことを行なっていたのか、知りたいと思ってます。
私にとっては、歴史はミステリーなんです。
パズルを組み合わせているような感じです。
しかし、この手の本は、値段が高めなのが難点です。
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