武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

隠れた三悪人(作品紹介664)と お料理三昧の日

2022-03-22 16:11:52 | Weblog

見た瞬間は、工場地帯の風景かと思いました。

だけど、人らしきものがいて、

しかも表情を持っているというのが・・・。

その表情は、良からぬ悪戯を楽しむ三悪人という感じである。

頭を悩ませること30分。

絵を立てかけて、立って見ていると、

「その絵古い絵だねぇ。今見るとその絵も、いいところがあるけど・・・」

「今の作風と違う、やっぱり変わるものなんだね」と、

言いながら目の前を去って行きました。

懐かしんでいるような感じで。

画面を切り裂くような線が印象的で、線に躍動感があるのに目が入って

取り上げました。

この絵は、厚紙に油性のマジック、クレヨン、鉛筆、色鉛筆で彩色。

わたしには、中央の目がケロヨン(蛙のマスコット)に見えてしまい、

絵で、ふざけてるように思えるのです。

武内の絵で、一杯食わせられているというような気持ち。

色味もいつもと違い、ダークな感じだが、

この色味もいいなと思って見ています。

結局、何を描いているのかはわからなくて、

絵を見て「この感じもいい」と思っているだけ。

こういう感じ方もあり。

さあ、次に行こうか。

サクサク行きましょう!

 

コロナで自宅に篭ることが多かったこの2年。

ヒロク二さんは、用心に用心を重ねているうちに、靴すらあまり履いていない。

わたしに「これ、買ってきて」

「あれ、買って来い」状態。

微妙な言い方をされると、「どれ買っていいかわからない!」となり、

「あなたが自分で買ってきてもいいのよ」と、その注文を押し返す。

その時の、武内の顔。不満らしい。

わたしが「あなた」という時は、大抵説教めく。

そんな中、急に

「コロナの中、1つだけいいことがある。制作に集中できたのは良かった」と。

やっといいことを数えるという前向きな行為に出会えて嬉しかった。

ほんとうに頑張っていて、

また夕食が疲れて食べれないという事態も度々。

食事中、「何か静かだ・・・」と思うと、首が前のめりになって寝ていたりする。

わたしは自分がご飯を食べ終えると、

残している惣菜にラップをかけ、

「食べれるようになったら食べたらいいから、ちょっと寝たほうが良くないですか?」と言う。

いそいそと、押入れのベッドへ。

台所で1人になると、嬉しい孤独な時間が訪れます。

ヒロク二さんの小言が止むつかの間。

そんな時思ったのは、こういうコロナで人と交流がままならない中、

孤独に陥らないのは、2人でいるからなんだ・・・と。

もう、お互いが「遊び道具」となっている状態なんだと。

こんな発見をしてしまいました。

喧嘩をして感情を発露したり、そうだねと共感したり、

言い合いをして意見が違うと知ったり、相手があることで自分を知るというか。

まあ、いい相手だと良人のことは思う。

相手は“遊び道具”に近いと思うと、まあいいかと目くじら立てている自分も笑えます。

時に憎憎しく思うこともあるけど、それもよしと。

(わたしの口真似をする時があって、それをされるとけっこう逆上します。)

時間の隙間にそんなことを思いました。

↓お疲れの時に作った夕食は、こんな感じ。

コロッケなのですが、牛肉ミンチ、舞茸、椎茸を刻んで

玉ねぎと共にバターで炒めたものが入っています。

じゃがいものコロッケです。

トマトケチャップとウスターソース、マヨネーズで作ったソースで食べます。

あとは、ほうれん草を茹でたものをバターで炒め、しょうゆを少し垂らしたもの。

新たまねぎのスライス。

余った卵で作った錦糸卵。

みそ汁(まだ、入れていません)

2人なのに8個も作っているという。

手作りなので、翌日もけっこういけます。

しかし、こうやって料理を並べてから呼ぶのですが、

疲れて食べられないと言われます。

 

↑こちらは、ブラッドオレンジタルト。

国産のブラッドオレンジが売っていたので、考えもなしに買いました。

ケーキに使ってみました。

意外と美味しい。

甘酸っぱい風味がいい感じのタルト。

オレンジなんだけど、本当に赤みが強い。

オレンジを砂糖で煮るというのが手間なのですが、

わたしではなくヒロク二さんが気に入ってしまいもう一度食べたいそう。

わたしの性分として、たぶん作ってあげるのだと思う。

花もやっと食卓に飾れるように。

春が来たということです。

庭で、蔓ニチニチ草、花ニラ、水仙、ビオラを手折り、飾っています。

↑砂糖と水で煮たもの。

色が凄い。

皮をむいてあります。

向いた皮は、オレンジピールにして、ケーキの材料にします。

↑これが焼く前の状態。

冷蔵庫の中でいちごが傷みかけていて、そちらはジャムに。

いかなごのくぎ煮も作ったし、料理三昧な日々でした。

 

風に春の気配が。

花も咲き出し、新たな時間の始まりを感じます。

コロナも緩和されますように。

今週は、料理をよくしました。

何の為に?やはり喜んでもらうこと。

その他の面では、融通が利く性格ではないので、

料理はとりえかもしれない。

心意気だけですけど。

今日の絵は、いいと思ったことは確かなのですが、

わたしにとっては難しい作品でした。

一緒に「よくわからん」と思って下さるのもいいと思います。

読んで下さった方、ありがとうございます。

 

 

 

 



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2 コメント

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Unknown (ともりん)
2022-03-27 20:54:59
鉄っぽい! 工場地帯、まさにそんな感じです。川崎の工場地帯を思い浮かべました。みんな悪い顔をしていますねえ(笑) こういう悪い顔をした人が出てくる映画がありそうです。
作品のサイズがわかりませんが、大き目サイズだとしたら入口を入った正面にバーンと飾ってあったらインパクトありそうです。製鉄会社のエントランスが似合いそうです。

コロナですっかり外出が減りました。夫の会社も在宅勤務がほとんどとなり、出社は1か月に1~2回程度になった時期がありました。
歩かないと一気に足腰が衰えてしまうので、歩いて20分くらいの場所にある早朝から営業しているスーパーに、散歩と食材の買い物に毎朝行っていました。
私は早起きが苦手なので起きるのがつらかったですが、毎日歩いているとやはり体調は良かったです。
靴すら履いていない状況は、ちょっと心配になりました。なんとか歩いていただけると良いのですが……。

「あなた」私も言います。相手を論理的に責めるときに、意識をしているわけではないですが相手を「あなた」と言っているようです。
口真似をされるのは、腹が立ちます。幸い、夫はそれをしませんが、もしされたら、相手がすごく嫌だと感じる言い方で相手を責め続けそうです。

コロッケがとても美味しそうです。キノコが入っているのがとても魅力的です。こんなにしっかり作ったごはんを「疲れて食べられない」と言われたらショックです。

ブラッドオレンジタルト、え?お店で買ってきたものではないの?ととても驚きました。テーブルに置かれている様子は、どこかのレストランのようです。
ビオラとスイセン、きれいです。最初、蘭?と思ってしまったほど華やかです。

ヒロクニ先生に「おーい」と呼び掛けていただき、とても嬉しかったです。アトリエで制作しているヒロクニ先生の隣の部屋で、さほりんと2人でお茶を飲みながらお話ししているような感じがしました。
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やっぱり鉄を感じますよね。 (さほりん)
2022-03-28 10:53:59
コメントありがとうございます。
この色と線の具合から、やっぱり鉄ですよね。造船所とか、鉄工所をすぐ思い浮かべました。色合いがいつもの絵とは、違うので、すぐ手にとってしまいました。この絵の大きさはA3ぐらいの大きさです。工場ではないのですが、神戸にあるダンロップの本社に、新聞広告の時に描いた「2匹の小鳥がチュッって、キス」している絵が、会社のどこかに飾られているそうです。いつも、タイヤの写真や、実用的な広告だった中、ソフトなイメージを出した始めての広告の絵だったそうで。こんなことを思い出しました。

コロナで、本当に外出を控えすぎなヒロク二さんなのです。外出しても、「足が痛い。」とすぐ言うのではと危惧しています。ともりんのところは、夫婦で工夫している姿が微笑ましい。私が誘っても「今日は止めとく。」とか言われてしまいます。

「あなた」は、やっぱり言うのですね。ヒロク二さんも私に「きみ」とかいう時は、説教だ・・・と思って「来た。」と思ってかまえたり・・・。口真似をしているヒロク二さんって、かなり感じが悪くて、その言い方も憎々しいくて。小馬鹿にしている様子がなんとも。ともりんのご主人はしないとのこと、とてもいいですね。そこまで子供じみたことは、恥ずかしくて出来ないのだと思います。(大人)ヒロク二さんは、意外とプライドが低い人なんだと思う今日この頃です。

きのこ類を入れるとバターの風味がよく出て、言い感じなのです。オレンジタルトは、たまたま作ったら気に入ったようで、しかし手間なのが・・・。やっと花も咲き始めたばかりで、お気に入りのビオラも4苗になりました。

「おーい」の返信では、ヒロク二画伯をめぐる2人の女路線が垣間見えて、クスッと笑ってしまいました。春です。伸びやかに爽やかに「やってみよー。(ヒロク二さんの口真似)」
コメント、ありがとうね!
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