ケンのブログ

日々の雑感や日記

一月十一日

2018年01月11日 | 日記
今日はよく晴れたお天気だった。
その分日中は少し暖かい気がする。
青少年センターで勉強している子は心なしか少ないと
おもったけれど、だんだん時間ともに増えてきた。
ポータブルCDプレーヤーでユージンオーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団のベートーベン第9シンフォニーの
演奏を聴く。
第二楽章を聞いているとこの楽章の明るい側面
穏やかな側面に積極的に光があたっているような気がする。
きっとオーマンディーさんっていい人だったんだろうなという思いがこみあげてくる。
第三楽章もほのぼのとした牧歌的な演奏になっている。
第三楽章でこういう雰囲気を出すのってなかなかできないような気がする。
こういう第9のCDが世の中に一枚くらいあってもいいような気がする。
楽章終結部近くの金管のファンファーレも厳かさということは意識しないで
つとめて柔らかく開放的に奏でられているように思える。
第四楽章の歓喜の歌が金管で奏でれるところも
こんなに明るく開放的に奏でられる例はそんなにないような気がする。
バリトンの独唱もクラシックの歌というよりは1960年代の
アメリカのミュージカルのような歌い方になっている。
オーマンディーさんっていいなと思う。
テノールの独唱が出る前のオーケストラだけの演奏のブラスも
なんだか休日に芝生のある公園で演奏される祝典的なブラスバンドの
音楽のように聴こえる。
テノールも楽しそうに歌っている。
フーガのコーラスのところのブラスも本当にユーモラスなほどに
輝かしく響いている。
それがどのように崇高な音楽であってもなるべく楽しく聴こえるように
演奏しようという姿勢のCDが一枚くらいあってもいいな
とユージンオーマンディ指揮のCDをきいてしみじみと思う。