ケンのブログ

日々の雑感や日記

一月十三日

2018年01月13日 | 日記
大学入試センター試験一日目、青少年センターはみんな試験を
受けに行ってガランとしているかとおもったけれど
意外と人がいる。ただ昨日とは来ているこのメンバーが
違うと思う。中にはセンター試験問題集を広げている子もいる。
今、高二の子にとってはセンター試験はちょうど一年後なんだなと思う。
入試制度が変わる前に合格しておいた方がいいよとも思う。
そういえばセンター試験の一年前に高二の生徒を相手に
まずセンター試験の過去問あるいは予想問題をといてもらい
その問題を講師が解説するという授業をする予備校があったと
記憶している。
そういえば先日、大阪大学で入試のミスがあったというニュースが出ていた。
ちょっと気をいれて新聞を読んでみると、小問4は阪大は正解が
ひとつと判断したのだけれど、予備校の先生から正解は複数あるとの
指摘があった。阪大はそうではなく正解はひとつと答えたという。
後日、予備校の先生からなぜ阪大が間違いをおかしているか
詳しく理由をつけたメールが来てやっと阪大も間違いに気づいたという。
それは予備校の先生は入試のプロ。
軽く見ていると大学の先生もいたい目に遭う。
それに特に理数系の予備校の先生は自らも阪大レベルの大学を
出ている場合が多いというか、そのレベルの大学を出ていることが
むしろ多数派というのが現状だと思う。
予備校の先生の指摘には真摯に耳を傾けないと、と思う。
結局小問4には複数の正解があり次の小問5は小問題4で得られた
値をもとに解くので小問4が誤りである以上小問5はそもそも
設問として不成立ということになるという。
理系特有の分かりやすい論理展開だと思う。
でも、小問4と5のたった2問だけで30人もの人が追加合格。
いったい入試のボーダーラインには何人の人がひしめいているのだろうと思う。
阪大の試験は国立なのでそんなに高い倍率にはならない。
これが早稲田のような10万人近い受験生がいる大学なら
どうなるだろうと思うと僕は途方にくれてしまう。
複数の担当者がチェックすることがミスを防ぐ手段というが
あまりチェックの人数を増やしすぎると今度は入試問題が
外部に事前に漏れる危険が高まるという。
そういえば以前阪大の先生が入試問題は刑務所の中で印刷される
というようなことをおっしゃっていたのを聞いた記憶がある。
本当に問題は複雑だなあと思う。
駅の待合室で昨日電車が止まり長時間閉じ込められた人がいて
その中には今日センター試験を受けるかたも含まれていたというはなしが出ていた。
それを聞いた女性が「そんな一生を左右する試験の前日にそんな目に遭うなんて
かわいそう」といっていた。
そういいたくなる気持ちは僕にもわかる。
しかし、こんなに不確定な要素のある入試で一生が左右されると
思っていたら今の時代身が持たないという思いも僕にはある。
村上春樹さんではないけれど、たかが入試じゃないですか。でもそのたかがで
みんなつらい思いをしている。ということになるのかもしれない。
結局は入試は全力で取り組んで結果はご縁と考え結果に応じて
その時その時で考えていくというのが常にベストであるはずだと思う。
話は変わって
新聞を読んでいたら読売ジャイアンツの原辰徳元監督が
「白鵬は張り差しが横綱らしくないと言われているがはたしてそうなのかな?
勝つ手段としてルール内であれば勝つという目的のために全力を
出すのが重要だ」と語ったと出ていた。
白鵬ファンの僕としては若大将よくぞ言ってくださったという思いはある。
結局原さんも王さんや長島さんの直後の時代ということで
あれこれ成績を比べられたりしたけれど、全力で役目をはたし勝負に挑んでてこられた
ということなのではないかと極めて個人的にはそう思う。
ただ、原元監督のコメントはジャイアンツの選手に激を飛ばすという文脈の
中ででたものであり、白鵬の相撲内容そのものに対するコメントではないことを
付記しておきます。